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なぞなぞです。大人にとっては社会問題、子どもにとっては宝探し。それ、な~んだ?

2038年には、3件に1件が空き家になる。』
そんな予測がされている国があります。

それは、ここ。
少子化、そして超高齢化社会が急ピッチで進む日本。
それはそれは、容赦なく。
「空き家問題」の解決に本気で取り組む企業が、静岡にあります。

空き家のお片付け前
空き家のお片付け後

こんにちは。
静岡県島田市にある民営学童Terakotyaラフでは、「キャリア探求プロジェクト」として、面白いヒト・モノ・コトと出会う体験を子ども達に提供しています。


1.空き家ゼロに

8月2日は『空き家ゼロにの日』記念日ということで、静岡県静岡市に本社を構える空き家買取専科さん(株式会社Sweets Investment)とコラボレーションし、学童保育を利用している子ども達と一緒に空き家のおそうじ体験をさせてもらいました。

08(空き家)02(ゼロに)の語呂合わせに「空き家に目を向け、再生や活用を通して空き家を減らし、より良い未来をつくっていきたい」との思いを込め、空き家買取専科を運営する(株)Sweets Investmentが記念日として申請。2018年に一般社団法人日本記念日協会により認定・登録されました。

静岡のタウン誌すろーかる8月号より
記念日認定されてるの、すごくないですか!?

空き家買取専科の三輪さんより、「2038年には、3件に1件が空き家になります。ということは、自分の家を真ん中にした場合、隣の家のどちらかが空き家になるということです。」の説明に、子どもたちは「え~~~!!そうなの!?」というリアクション。

空き家が放置されてしまうと引き起こされる課題として下記が挙げられます。

  • 建物が老朽化、倒壊や火事の危険性

  • 犯罪者に利用されるなど、治安悪化の原因に

  • ゴミがたまる、雑草や植木が伸び放題になるなど周辺住民への迷惑に

子ども達からも意見が出て、「空き家問題って僕たちにとって身近な問題なんだな!」と、この問題の深刻さを理解してもらったところで、実際の空き家にGO!しました。

空き家買取専科のスーパー広報、三輪さんの説明を聞く

2.建物探訪(空き家の現状観察と昔と今の家の違いを学ぶ)

島田市東町に実家を持つ兄妹2人が相続をした大切な実家。この家を使用する予定がなく空き家になってしまったため手放すことにされた、築50年のお家が今回の舞台。半世紀前に建てられた家は、今どきの家とどう違うのか。

子ども達は彼らの視点で色々な発見をしてくれました。

  • テレビが太い(ブラウン管テレビを初めて見た!)

  • ふしぎな窓がある(トトロに出てくるような窓!)

  • 電気がスイッチじゃなくて、手で引っ張ってつけるタイプ

  • 土で壁ができている(砂壁を初めて見た!)

  • タンスがいっぱい(今どきはクローゼット)

  • 家がぼろぼろ(←正直!)

レトロに感じますよね~!
トトロの世界。。。または、映画の貞子だったか呪怨だったかに出てくるそんな室内窓。

3.いよいよ片付け体験!

子ども用軍手を付け、準備は万端。
片付け専門業者さんに指示をしてもらいながら、お片付けスタート!

たんすやクローゼットから、全部出してみた不用品がトコロセマシと置かれています。カゴや段ボールに不用品を詰めて、屋外に出す作業をお手伝いしました。

不用品をかごに詰めて運び出しました
ぴょこ。順番にすれ違おうね。
1年生も取り組みました!
みんなでやれば早いね!

「宝探しみたい!」

そう言いながら、楽しく片付けをする子ども達。なんでももらって帰ってくれていいよ~と家主さんが言ってくださり、キーホルダーや鉱石など、気になった小物を少しだけいただきました。

大人にとってはガラクタや不要なものでも、子どもたちにとっては宝物に感じるんですね。

かっこいい入れ物!!あんまり見なくなったSDカードのケースかな?
それぞれ好きな鉱石をいただきました!素敵な石たち!!

4.空き家活用アイディア


空き家をどう活用したらいいと思う?の問いに対して、子ども達は笑顔いっぱいにいろんな意見をくれました。

  • 宝探しゲームにしたらいい(ほうほう。)

  • 謎解きもいいかもね!(迷宮入りせんでくれよ。。。)

  • お化け屋敷をつくったらいい(そうきたか!)

  • ラフがお化け屋敷をやったらいいんじゃない?(お、面白い!)

  • そしたら3件に1件がおばけ屋敷になっちゃうよ!(そうだね~)

  • 落とし穴や、滑り台があったら楽しいな(最高じゃん!)

  • じゃあ、そんな楽しい学童にしたらいいんじゃない?(いいね~!)

  • 空き家が楽しい場所になったら幸せじゃん!(うんうん。そうだよね。)

色々なアイディアを出す子ども達。

空き家がきれいになると子ども達も達成感を感じたようで、表情もスッキリ、そしてニッコリ。
大人にとっては社会問題でも、子どもにとっては宝探しと感じた、空き家問題。

そう遠くない、でも確実に来る未来に向けて、私たちができるアクションとは?「空き家ゼロにの日」をきっかけに考えてみてはいかがでしょうか。

静岡のタウン誌、すろーかる8月号に「空き家ゼロにの日」の特集があります。ぜひご覧ください。
https://www.slow-life.co.jp/backnumber/digital-book/2408_no198/index.html?pNo=30

テレビ取材してくださったSBSの島田市局の河田さん、ありがとうございました。Youtubeでもこの日の様子が見れます。


追伸:空き家の片付けの中で、久保田利伸(あのソウルフルな方、なんと静岡出身なんですよ~!)のレアなファングッズが出てきました。オークションでいくらになるのか、大人たちは大盛り上がり。そのうち出品してみたいと思います。経過はインスタグラムの方でお伝えしますね!

(文:Terakoyaラフ代表 田中)


今回の企画は、クラウドファンディングの支援リターンとして実現しました。空き家買取専科、スーパー広報の三輪さん、ご支援そして、子ども達へのお話や企画をありがとうございました!

空き家買取専科

インスタグラム

https://www.instagram.com/akiya_kaitori?ref=badge


【運営主体】
保護者と子どものキャリア支援拠点
まなびと学童保育|Terakoyaラフ

詳しい様子はインスタグラムのリール動画でお伝えしています。

インスタグラム
https://www.instagram.com/laugh_shizuoka/


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