見出し画像

0円レンタルスペース[ゆとりてらやいづ]で過ごす、最高の夏休み。

ゆとりてらやいづ

静岡県焼津市。
ここに一風変わったお寺があることをご存じだろうか。
Terakoyaだけにね、お寺とご縁があるみたいです。

この「ゆ」のれん、いい味出してます!!
プールで思い切り水あそびができる!

敷地400坪の古民家をリノベーションした物件で、大人数で料理ができるキッチンがあり、無垢材で作られたフリースペースは梁がむき出しで、天井が高く、広々としていて木のぬくもりが優しい。

お風呂が使えて宿泊も可能。遠方からミストサウナを利用しにくる方も。
ゆっくり歩くカメがいて、そしてすばしっこい猫がいる。
外には軽く10台は停められる駐車場ピザ窯があり、夏には大きなプールを出してくれる。

プール上がりのキャッチボールも楽しい!笑顔はじける!

ここは「ゆとりてらやいづ」。
気になるお値段は、まさかの0円。


ドネーション制、つまり「お気持ち制」で運営し、驚くなかれ、知名度が少しずつ広まってきてからは、ここ1年以上連続で『黒字』で運営できている。新しいコミュニティの形、「住み開き」を地で行く。

そんな場所をお借りして、夏休みらしい夏休みを過ごしてきました。

<住み開きって何?>
住み開きとは、本来プライベートなスペースである自宅の一部を開放し、カフェやギャラリーなどコミュニケーションの場として公共化することです。そもそも住み開きには明確な定義はなく、表現活動の一環として始まりました。自分の「好き」を活用して、住宅の一部に外部の人と交流できる空間を設けたのが住み開きです。

リストインターナショナルリアルティ株式会社WEBサイトより引用
気持ちいい縁側でくつろぐ、の図。逆光の影響でノスタルジックな写真が撮れた!

こんにちは。
静岡県島田市にある民営学童Terakotyaラフでは、「キャリア探求プロジェクト」として、面白いヒト・モノ・コトと出会う体験を大切にしています。


令和の夏休み事情

ラジオ体操は簡略化され、小学校のプール解放も徐々になくなりつつあります。夏休みに子ども達同志で、遊びの約束をする機会が減り、そして両親とも働く世帯が増え、さらには高温のため外に出て活動することが難しくなってきて、公園にはひとっこ一人いません。子ども達を取り巻く夏休み事情は大きく変化しています。「夏休みは友達ロスになってしまう。」そんなことをつぶやいた親御さんもいました。

預かり人数の多い放課後児童クラブや学童保育では、夏休みは”芋洗い状態”で施設内のみで過ごすところも多く存在します。狭くて体が動かせないので高ストレス状態、できることも限られます。子ども達の声が賑やかすぎて、対面で話していても相手の声が聞こえない。そんな環境で過ごす夏休みなんて、本当にもったいないと感じます。

スイカ割りをやった経験のある子どもって何割いるのかな。

夏休みらしい夏休み

弊施設では、預かり人数を”ひとりひとりに関われる人数”に制限しています。家庭に近い環境で子ども達を預かることで、自由度高く、ルールや制限を最小限にして、子ども達の自主性、主体性、個性を大切にすることができます。学校でもない、家庭でもない、第三の居場所として、「自分らしく」いることが許される。そこがTerakoyaラフの魅力のひとつ。

7月と8月に1回ずつの計2回このゆとり寺やいづにお世話になりました。

~初日のおしながき~
・プールで水あそび
・虫取り
・たこ焼き&そうめん
・スイカ割り

たこ焼きに挑戦!
おそうめん、おいしい!!
スイカ割もやってみたいよね。

~2日目のおしながき~
・プールで水あそび
・虫取り
・ピザトースト&餃子パーティ

自分の好きな具材をトッピングして、オリジナルを作るよ。
準備ができたらいただきます!!
こんなに大きいバッタがいる環境、豊かだなぁ。

この場所のすごいところは、子ども達10人を連れて行っても、のびのび、ゆったり遊べるところです。自然に囲まれた環境でありながらも、子ども達がどこかへ迷い込んでしまうこともなく、安全に遊ぶことができます。それは、入口が1か所だから。そこだけ注意していれば、どこかへ行ってしまうことがありません。

ゆとりてらやいづの外観

ゆとりてらの外見は、全然お寺ではありません。
初めて行くとビックリすると思います。

この名前の由来は、「ゆとり+リテラシー」
夏休み中に子ども達と訪問した「みんとしょ」のような、”私設公共”の取り組みで運営を回し、新しいコミュニティの形づくり、そして持続可能な社会づくりに一石を投じています。
いわば、市民が主人公で、関わりしろのある社会づくり。

ゆとりてらは、住職の戸塚さんが、「自然体の自分でいるだけで”人生の選択の質”が高まりやすい場」を創れないか、社会実験している場所です。
そんな場所に子ども達を連れていけて、目に見えないパワーをいただいちゃったかもしれません。
目指しているのは、”誰も負けさせない仕組みづくり”
深いですね~。
ぜひご本人から詳しい話を聞いてみてくださいね。

「今日は楽しかったね。お世話になったから、この場所にお礼の気持ちを置いて行くよ。ここで過ごした価値はいくらくらいだと思ったかな?」そう聞いて子ども達が答えてくれた金額に、大人の感覚をプラスアルファして、ドネーションさせていただきました。

「ゆとりてら、最高に楽しかった!また行きたいなぁ。」
帰り道で子ども達はそんな話をしながら、車に揺られてスヤリと眠りました。

ゆとり寺住職の戸塚さん、ボランティアでお手伝いしてくださった、石川さん、三浦さん、学生ボランティアのひまりさん、本当にありがとうございました!

帰ってきてからも、外で一緒に遊んでくれました!

(文:Terakoyaラフ代表 田中)


ゆとりてらやいづへのお問い合わせは、下記Facebookのメッセージから!


運営主体
保護者と子どものキャリア支援拠点
まなびと学童保育|Terakoyaラフ

詳しい様子はインスタグラムのリール動画でお伝えしています。
フォローいただけると嬉しいです。
https://www.instagram.com/laugh_shizuoka/


最後に、noteはログインしていなくても「いいね!」のハートマークが押せます。励みになりますので、もしよかったらいいねよろしくお願いします。

いいなと思ったら応援しよう!