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性同一性障害 先生、それ治りますよね?(母へのカミングアウト~理解まで2)

こんばんは、縁(エン)と言います。

簡単な自己紹介👇
僕は性同一性障害(現在は性別違和)を抱えて生きてきました。
現在は既に戸籍変更を終え、生活や仕事は、完全に男として生きています。
僕は現在一人で社長業をしていますが、完全に埋没して生活をしています。
僕が運営しているサイト、是非遊びに来てください
現在は、FTM向けのCHANGEというサイトで主に手術情報を公開していますので、是非ご覧ください!


今日は、前回の続きから書いてみようと思います。
前回の記事は、こちらから見てください!

前回、「そして、高校卒業した後の19歳から、僕は大学病院へ行きました。」・・・の続きです。

僕はGID(性同一性障害)の診断を受けるために、18歳または19歳のころから、ガイドラインにそった治療(まずはカウンセリング)を開始しました。

もう10年以上前です。
今と違って情報も少なかったですが、
親の説得や、会社への説明もあり、しっかりと専門医がいる病院で治療を受けたいと考え、
僕はガイドラインにそって治療をしようと決めていました。

まず、日本のどこが、GIDの専門の精神科医がいるのか分からない中、
一番近くの大学病院へ電話したところ、そこがたまたま専門医がおり、
ガイドラインにそっての治療が出来るという事で、
電話で予約を取り、精神科へ通うこととなりました。

当時、18歳、19歳だった僕は、
未成年という事もあり、ホルモン療法を開始するには、必ず親の同意が必要である事を医師から伝えられました。

自分史を書き進めながら、今後の治療については親や職場へのカミングアウトが必要であり、
ホルモン療法を開始してから周りが驚かないこと、またそれを受け入れる周りの環境が
とても重要視されていました。

僕も、この頃は、親の意見を全て無視して進めるつもりはなかったため、
ガイドラインに沿っているため、性同一性障害であると診断を受けるまでに
僕の場合は約1年程通院をしました。月に1回の通院で、1年だったので、約12回程度です。

先生と、2、3回会話したののち、親を呼んで話をすることとなりました。
この頃母親にはカミングアウト後であるものの、
まだまだ理解や受け入れる体制はなく、話をする度に言い合いになっていました。
彼女と早く別れろや、彼女がいるからそうなる、
男友だちと遊びたいから、そうしている、
体変えたら、絶対に周りは理解できるわけもない、
宗教的な絡みからして、そんな生まれた形と正反対のことして生きるのはダメ、認めれれない、
治療始めるならば、絶対に家から出ていけ、
理解できんわ、気持ち悪いな、
おかまは受け入れられやすいTVでも出てるし、でもおなべは無理や、認められる世の中じゃない、
などなど、多数色々と言われていました。

僕はもう、自分から説明することにも疲れてしまっていたのもあり、
精神科の先生と話してもらうよう、病院に付き添ってもらいました。
約30分くらい、話したのですが、
先生からは、僕の体は染色異常や体の異常は見つからないため、現状、性同一性障害に間違いないと思います。
と説明があり、
親は「先生!この子の体を男にするのではなく、
精神治療にて心を女の子に出来ませんか?そうして治りませんか?」と続けて、すがっていました。

そして、
先生は「無理です。性自認は体に合わせて変わるものではないのです。性自認は心から来ます。
昔海外で、両性の体で生まれてしまった子を親の意思で、ちん〇を切断したことがあります。
親としては、娘として育てましたが、物心ついた頃より、当人は男の子としての振る舞いを開始したというのです。
この事から、性自認というのは、体や環境にて変化するものではないと立証されています
(↑これ記憶が結構曖昧ですが、このような話をされました)
なので、縁さんに関しても、性自認については、診断している限り今後、変動はないと思います。」

と、親は、この後号泣。帰り道でも、私の育て方が悪かった、私が高齢出産だったからだと呪文のように言い続け、
言い方が悪いけども
あんたの体の染色異常や、体の異常があったって言われたかった。そしたら、それを治療するだけなのにね。と。
頼むから、ホルモン療法は、5年は待ってほしい。少なくても1年は私のために待ってと。いわれました。

この後も、母親とは本当に色々と話しました。
先生とのカウンセリングも終盤、再度先生が母親も呼んで話してくれましたが、結局その場でもホルモン療法については、1年待ってほしいと先生にも伝え、僕も1年だけは母親のために待とうと決めました。
これが20歳のときの話。

この頃、実際の生活は、もうすでに実家を出て彼女と生活。
母親とは、会うのも疎遠気味になっていました。

治りますよね?の発言は、先生の話依頼、だいぶ減っていてだんだん、
しぶしぶ認めざるを得ないような感覚で母親も居たと思います。

でも本当に手術だけはやめてと泣かれたり、本当にずっと情緒不安定にさせてしまっていました。

とりあえず今日はここまでにします。
次回は、1年待った後のホルモン療法についてから書きます。

最後にお知らせです。
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また書きますね!!

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