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キャリアアップのカギは「ゆるいつながり」!ドイツ流人脈術とは?
こんにちは、ドイツ在住17年、「人生を100倍楽しむ!」
ドイツ式ライフコーチの西村 栄基(しげき)です
ニックネームは、「しげちゃん」です
前回の投稿では、
「社外の交友関係を広げる」
のメリットの一つとして、
「アイデア、発想が広がる」
ということについて、解説しました
今回は、別のメリットして、
「キャリアアップにつながる」
ということについて解説します
社外の人脈を持つことは、将来のキャリアアップに大いに役立ちます
特に注目すべきは、
「ゆるいつながり(Weak Ties)」
の重要性です
様々な実証実験や研究により、「ゆるいつながり」がキャリアアップにおいて大きな影響を与えることが科学的に証明されています。
「ゆるいつながり」とは、家族や親しい友人のような強力な絆ではなく、知人や同僚、旧友など、比較的浅い関係性を持つ人々とのつながりを指します
こうした人々とのつながりは一見、重要ではないように思えますが、実は新たなチャンスを生み出す源泉として強力です
なぜなら、「ゆるいつながり」は、私たちが通常関わることの少ない異なる社会的グループや専門分野に触れる機会を提供してくれるからです。
例えば、職場や業界内で築かれた強い人間関係は、情報や機会の共有には限界があります
似た環境で働く人々から得られる情報は、往々にして既に自分が知っていることや同じ視点に基づくものが多く、革新的な発見や視野の拡大に繋がりにくい傾向があります
しかし、「ゆるいつながり」を通じて異業種や異なるバックグラウンドの人々と関わると、自分が思いもしなかった新しいアイデアや可能性を知ることができるのです。
このような関係性がキャリアアップに貢献するのは、直接的な仕事の紹介や推薦だけではありません
「ゆるいつながり」を通じて、異なる業界や職種で自分が活躍できる可能性に気づくことも多く、これが自己成長やキャリアの幅を広げる重要な契機となります
たとえば、違った業界の知り合いから新たな仕事の機会を提案されたり、今までの経験を活かせる新しい分野でのチャレンジを示唆されたりすることもあります
さらに、これらの弱いつながりは、キャリアアップのステップだけでなく、自分の視点や考え方を広げる機会にもなります
社外の多様な人々との交流は、自分のスキルや価値観に新たな視点を与え、他の業界や分野でも通用する「ポータブルスキル」を磨く助けになります
これは、キャリアアップのための持続的な成長に直結し、自分の市場価値を高めるために欠かせない要素です
結果として、「ゆるいつながり」を通じて広がる人脈は、長期的に見てもキャリアを支える重要な資産となります
新しい機会や異なる視点を得るために、意識的に社外の交友関係を広げていくことが、キャリアアップの成功への鍵となるのです
「社外の交友関係を広げる」
ことによるメリットはまだまだあります
次回の投稿以降で解説していきます
その他、人生を豊かに過ごすためのヒントは拙著、
「ドイツ人のすごい働き方
日本の3倍休んで成果は1.5倍の秘密」
西村 栄基(著) 【すばる舎】
をご覧ください
では、また!
しげちゃん