ドイツ流の評価制度に学ぶ!自己成長を加速させる働き方とは?
こんにちは、ドイツ在住17年、「人生を100倍楽しむ!」
ドイツ式ライフコーチの西村 栄基(しげき)です
ニックネームは、「しげちゃん」です
個人の成果を評価する文化が自己成長を加速させる理由
自己成長を促進するためには、適切なフィードバックや評価制度が不可欠です
特に日本の集団主義的な職場文化では、チームや組織の成果が優先され、個々人の貢献が目立ちにくい傾向があります
しかし、個人の成長を実感するためには、自分の努力や貢献が正当に評価される仕組みが必要です
今回は、個人の成果を評価する文化の導入が自己成長に与える影響とそのメリットについて考えていきます。
1. 集団主義から個人の成果を評価する文化へ
日本の多くの職場では、集団主義が根強く、チーム全体の成果が重視される傾向にあります
チームとして結果を出すことは非常に重要ですが、個々の貢献が埋もれてしまいがちです
このため、個人がどれだけ頑張っても、その努力が十分に認識されないことが多く、自己成長を実感する機会が減少します。
一方で、ドイツのような個人主義的な働き方では、成果主義が導入され、個人の貢献や成果が明確に評価されます
個々人の業績が認められることで、達成感が得られ、それが次のチャレンジへのモチベーションを生むのです
このように、個人の成果を評価する文化が導入されることで、従業員は自分の成長を感じやすくなり、成長の速度も加速します。
2. 適切なフィードバックが成長を促進する
個人の成果を評価する文化を導入するメリットの一つは、適切なフィードバックを通じて、従業員が自分の強みや改善点を明確に把握できることです
フィードバックがない場合、自分が正しく成長しているのか、何を改善すべきかが分からないため、自己成長の方向性が不明確になります
評価制度がしっかりと整備されている企業では、定期的なフィードバックが行われ、従業員一人ひとりの成果が振り返られます
この過程で、良い点は称賛され、改善点については具体的なアドバイスが与えられるため、個人が自分の成長を客観的に感じることができるのです
成長を実感できる環境は、次のステップへの挑戦意欲を引き出し、結果として自己成長が加速します
今は、日本の職場でも進んでいますが、ドイツでは、以前から、「One on One」による上司と従業員の対話の時間が確保されてきました
3. 達成感が自己成長を加速させる
個人の成果が認められることは、従業員にとって非常に大きなモチベーションとなります
個人が自分の貢献や成果を認識し、それが評価されると、達成感を感じることができます
達成感は、さらなる自己成長への意欲を生み出し、新たな目標に向かう原動力となります。
「ドイツ人のすごいの働き方」
では、個人が果たす役割が明確であり、個々の業績に対してフィードバックが行われます
このプロセスを通じて、個人は自分の成長を実感しやすくなり、次の挑戦に対する意欲が高まります
達成感を得られた社員は、次のステップに進むために積極的に新しいスキルを習得したり、業務の改善に取り組むようになるため、成長のスピードが加速していきます
4. 成果主義と集団主義のバランスを取る
もちろん、集団主義の中でも、個人の成果を評価する文化を取り入れることは可能です
日本の職場では、チーム全体の成功が重視される一方で、個々の貢献が認識されにくいという課題があります
ここで、個人の努力や成果を適切に評価する制度を導入することで、集団主義と成果主義のバランスを取ることができます。
たとえば、プロジェクトごとにチームとしての成功を評価する一方で、個々の貢献度や業績も同時に評価する仕組みを導入することで、両方の側面をカバーすることが可能です
個人の成果を評価する文化が根付くことで、社員は自分の成長を実感し、チーム全体の目標達成に貢献する意識も高まります。
まとめ
個人の成果を評価する文化の導入は、自己成長を促進するために非常に有効な手段です
個々の成果が正当に評価されることで、従業員は自分の成長を実感し、達成感を得ることができます
これにより、成長へのモチベーションが高まり、次のチャレンジに向けた積極的な姿勢が生まれるのです
その他、人生を豊かに過ごすためのヒントは拙著、
「ドイツ人のすごい働き方
日本の3倍休んで成果は1.5倍の秘密」
西村 栄基(著) 【すばる舎】
をご覧ください
では、また!
しげちゃん