なぜ、「ドイツ人のすごい働き方」で、人生100年時代を乗り切れるのか?
こんにちは、ドイツ在住17年、「人生を100倍楽しむ!」
ドイツ式ライフコーチの西村 栄基(しげき)です
ニックネームは、「しげちゃん」です
前回の投稿からは、「人生プラン全体が明確になる」ことのメリットについてお話ししています
ライフステージに合わせた柔軟性が得られる
長寿社会に向け、働き方の柔軟性がますます重要視されるようになりました。
リンダ・グラッドン教授の著書『ライフシフト』でも、現代の私たちがどのようにライフステージに応じた柔軟な人生を設計できるかが議論されています。
そこで紹介されている「マルチステージ」の人生モデルは、私たちが一生を通じて異なる役割やキャリアに挑戦することの可能性を示唆しています。
では、ドイツではどのようなワークスタイルが実現されているのでしょうか?
ドイツは、職場での柔軟な制度設計が整備されている国のひとつです。例えば長期の育児休暇や、柔軟な勤務時間制度「フレックスタイム」が広く普及しており、家庭やライフステージの変化に応じて働き方を変えることが可能です。
また、仕事以外の時間も大切にする風潮が根付いており、ライフワークバランスを重視した選択が尊重される環境があります。
ドイツでは、ライフステージに合わせた柔軟な働き方を実現するために、次のような支援が提供されています。
育児・家族介護支援
ドイツの労働者は、育児や家族介護のために長期休暇を取得し、さらに仕事に復帰した際も柔軟な勤務形態が選べるようになっています。これは、育児や家族の世話をする従業員がキャリアを中断することなく、ライフステージに合わせた役割を担うことを可能にしています。リモートワークの普及
リモートワークが当たり前となり、通勤時間が削減されることで、家族と過ごす時間や自己啓発の時間を持てるようになりました。たとえば「在宅勤務」(Homeoffice)は、働く親にとって大きな助けとなっており、仕事と育児の両立がしやすい環境を提供しています。生涯学習の支援
ドイツでは、転職やキャリアチェンジを積極的に支援する制度があり、社員のスキルアップや自己成長を促すための教育支援も多く用意されています。たとえば、自己研鑽のために仕事を一時的に離れ、学びに専念できる制度が整っている企業も珍しくありません。
このように、「ドイツ人のすごい働き方」は、仕事だけでなく家庭や自己成長の時間も重視する「バランスの取れたライフスタイル」を支援します。
ライフステージの変化に柔軟に対応できる働き方は、結果として従業員の満足度を高め、企業の生産性向上にもつながっています。
その他、人生を豊かに過ごすためのヒントは拙著、
「ドイツ人のすごい働き方
日本の3倍休んで成果は1.5倍の秘密」
西村 栄基(著) 【すばる舎】
をご覧ください
では、また!
しげちゃん