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「ドイツ式役割分担でチームが変わる!効率的に成果を上げる秘訣」

こんにちは、ドイツ在住17年、「人生を100倍楽しむ!」
ドイツ式ライフコーチの西村 栄基(しげき)です
ニックネームは、「しげちゃん」です

これまでのテーマは、「タイムマネジメント」です

前回からは、「ドイツ人のすごい働き方」の「時間管理術」を実践することによるメリットをピックアップしています

ドイツ式役割分担とチーム連携:一人ひとりが主役になる働き方

ドイツの職場では、マネージャーとプレーヤー(一般社員)の役割分担が明確で、その分担がチーム全体の生産性や働きやすさに大きく貢献しています。
この役割分担は、「自分の役割に全集中できる環境づくり」にもつながっており、個々のメンバーがそれぞれの役割に責任を持ちつつ、チーム全体で目標達成に向かう理想的な環境が整えられています。

ドイツの役割分担:マネージャーとプレーヤーの違い

ドイツでは、マネージャーとプレーヤーの役割が明確に分かれています。日本でも上下関係があるものの、ドイツでは「役割を超えない」意識が非常に強く、各人が自分の職務に専念できる体制が整っています。

これにより、「余計な手出しをしない」という暗黙のルールが浸透しており、メンバーが効率的に業務に集中できるのです。

具体的には、プレーヤーは「自分の役割」に完全にフォーカスし、マネージャーのサポートを受けつつ、目標達成に必要な作業を着実に遂行します。「私の役割はこれで、他の部分は他のメンバーがいるから任せる」という考え方が自然に浸透しているのです。

一方、マネージャーは、プロジェクトの進行状況を常にチェックし、必要があれば方向転換を指示します。
これはドイツでの「リーダーシップ」という考え方が、メンバーの細かな管理ではなく、むしろ目標へ向かう大局観に重きを置いていることから来ています。状況が変われば、マネージャーが判断して新しい方針を示すことで、チーム全体がすぐに対応できるようになるのです。

「今、自分に求められていること」に全集中できる環境

このような明確な役割分担があるからこそ、ドイツの職場では各社員が「自分に求められていること」に全力で集中することが可能です。

例えば、プロジェクトが複雑な工程を含む場合でも、プレーヤーはマネージャーからの指示に従い、自分の業務をこなすことだけに意識を向けられます。

この点で、日本の職場では多くの人が「周囲に迷惑をかけないように」や「上司の意向を常に気にしなければならない」というプレッシャーにさらされていますが、ドイツではそれが少なく、各メンバーが自信を持って自分の役割を全うします。

社員は自分の役割に責任を持つため、あいまいな指示や過度な確認の必要がなく、業務がスムーズに進むのです。

その他、人生を豊かに過ごすためのヒントは拙著、

「ドイツ人のすごい働き方
  日本の3倍休んで成果は1.5倍の秘密」
  西村 栄基(著) 【すばる舎】

をご覧ください

では、また! 
しげちゃん


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