声が出にくいなと思ったら〜練習と効果〜
前の投稿の続きで、今回は練習と効果について書いていきたいと思います
練習方法
①リップロールと巻き舌(出来る人は)
リップロールと巻き舌で下記の音程でやります。
♪ドレミファソラシドドシラソファミレド
♪ドードード(真ん中の音は1オクターブ上で)
♪音程でできない人は高い音でやるとgood
※出来る人はこれをすると声が出やすくなります。ウォーミングアップにも効果があります。出来ない方は無理しなくていいので、下記の呼吸からしてみてくださいね。
出来ない人のためにコツをお伝えします。
舌巻きの説明は難しいので今回はリップロールのみを説明しますね。
唇を軽く合わせて口角より少し離れたところを指先で押さえて、息を送り込みながら声を出す(ぷるぷるぷるぷる〜というイメージで)
押さえるところを変えたりするとやりやすい場所があるので探してみてください。
遊び半分でやってるとできるようになりますので、できない方は急がず焦らずやってみてください。
〜効果〜
○リップロールは声帯の伸展をスムーズに行きやすくします。(言葉がないので伸展させやすい)
高さに合った適切の息の量を掴み易くなるので歌う時に声が出しやすくなります。
(歌うと言葉があるので出にくい箇所もあるかもしれません)
○舌巻き(タングロール)
リップロールと同じ効果があります。
②息を吐く(ロングトーン)
♪ストローでシャボン玉を大きく膨らます時の要領で吐きます。(勢いよく吐かない)
カラダの力を抜いて、細く長く吐きます。
♪ストローでフーと声を出しながら長く吐きます。
♪フー、ウー、パー、アーなど出しやすいのを選んでロングトーンで吐きます。
(上記でやった息の体の使い方でやるとやりやすいです。)
※これはブレスを整える練習ですので、腹式呼吸など意識せず、ただ吐くことだけを意識してくださいね。目標は20秒から30秒です
〜効果〜
この練習をすると呼吸が整えられます。
歌の練習ばかりしていたり、話す練習ばかりしているといつの間にか呼吸が浅くなる方がいます。その時はこのトレーニングをしてもらいます。
そして、話し声にはとても良いです。
特に学校の先生や、保育士さん、こえを良く使う職業の方には声枯れが軽減される効果が高いと思います。(ただ個人差はあるので効果が出にくい方もいます)
歌唱の場合は
ストレートな声が出しやすくなるので、地声でかなり高いところまで出すことができます。
(地声の出し方に問題がある場合はこの方法で高い声は難しいかもしれません。デメリットとしては裏声も出にくくなります。)
あと、呼吸をすることで免疫効果が高まり、有酸素運動効果もあるので、身体も元気になります。
また別の機会に詳しく投稿しますね!!
♪リップロール、舌巻き、息を吐くを組み合わせて、一曲歌います。
一番は息を吐く
↓
2番はリップロール
↓ (できない人は、マやナで歌う。)
残りの部分を舌巻き
○息を吐く
色々やり方がありますが、息を吐けるところまで吐いて、吸ってまた行けるところまで吐くというパターン
○フレーズに合わせて
歌ってるアーティストさんがしてる息継ぎの場所まで吐く
○歌ってるところをリップロールと舌巻き
(できない人はマや、ナー、パーで歌う。この場合決して、がなったり、大きい声で歌ったりしないでくださいね)
※ポイントは息継ぎは息を吸うのではなくて、少しだけ体の力を緩めます。
例えばフーって吐く時に唇がとんがりますよね?
とんがった唇を緩めるぐらいです。その時に冷たい息が舌に感じるぐらいで十分です。(個人差がありますがもしかしたら軽くミゾウチが緩むのが感じる人がいるかもしれません)
息を吸おうとすると力みが生まれ、どんどん体に力が入ってきます。なので吐くことを意識してください。
頭が痛くなったりする人は力んで吐きすぎなのでその場合はやめてください。続けてせず少し時間を開けてから再開してください。
〜効果〜
これをした後に歌うと声が軽く出ると思います。
特に力みがちや喉に力が入ってる方には効果があります。
デメリットとして歌った時、
人によっては裏声に聞こえたり、浮ついた声に聞こえたり、感じたりします。
それでいいのですが、発声的に本当に上ずってしまったりする方もいるので
ここの声の聞き分けは録音して聴くか、ボイストレーニング教室の先生などに聞いてみて、確認してください。
選曲は高すぎない曲を選ぶのがいいでしょう。
★姿勢
姿勢に関しては少し細かくなるのでまた別の投稿で書きますね。
なかなか文章で伝えるのは難しいですね。
人それぞれ声が出にくくなる原因があるので上記で解決するとは限りませんが、今まで何をやっても声が出にくかった人は、試してみるのもいいかもしれません。
次回の投稿の内容は未定ですが、ボイトレに関するとこがかけたらと思います。