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猫がひざに乗ってきた瞬間おトイレに行きたくなる現象|2024年最後の文章デトックス
うあああおトイレいきたいッ!
タイトルの通り今まさに猫がお膝の上に乗ってて、さっきまで微塵もなかったはずの尿意が洪水警報を鳴り響かせている猫暮です。
猫あったかい!
猫ぬくい!
でも乗ってきた猫を10分も立たないうちに追いやっちゃうのはかわいそうなので、決死の覚悟で尿意とのチキンレースにのぞみます。
…新年を間近に控えた記念すべき投稿がこんな話題なのも正直どうかと思いますが、尿意っていうのは得てして人の思考を奪ってしまうものです。脳内メーカーで今わたしの脳内覗いたら多分「トイレ」で埋め尽くされています。人の脳がフル回転するときは「出先で急にもよおし、近くのトイレまでの安全マージンを計算している時」って相場で決まってますから。はい。すっごいトイレ行きたい。でも我慢する。なぜなら猫ちゃんがかわいそうだから…!
あ、うちの猫ちゃんは本当に賢い子でね、いまだに粗相をしたことがないんですよ。祖父母や姉が飼ってた猫ちゃんは布団の上とかに黄色いシミをよく作ってた印象あるんですけど、うちの子はちゃんと専用のデオトイレでするんですよね。きっと自頭がイイ子なのでしょう。ご主人として誇らしい限りです!
というか、そのご主人が反面教師の如く粗相しちゃいそうな状況はいかがなものでしょうか。猫より先に粗相した人間とか聞いたことありません。いっそのことプライドとかかなぐり捨ててこのまま歴史に名を刻んでしまいましょうか。ゴールデンラズベリー賞あたりの受賞狙ってやろうかしら。
…いや、やっぱりやめときましょう。
きっとその瞬間、ウチの猫から(うわぁ、なんだこいつ・・・)と思われる日々が始まってしまうに違いありません。ただでさえ下のヒエラルキーが前人未踏の領域になってしまいます。人間失格です。人間失格の烙印を飼い猫から押される屈辱に耐えられる気がいたしません。なので耐えます。頑張って飼い主のメンツを保つべく、今わたしは必死に記録更新していますあああでも猫ぬくい!!!なにこの湯たんぽ要らず。悪魔的なぬくさです。ポカポカしすぎです。こまりますお客様。家の中が冷えるのも困りますけれど温まりすぎても困るのですよ別ベクトルで。
ということできちゃない前置きが長くなりましたが、せっかく2024年も最後の日とあいなりましたので、抱負とか、振り返りとか、そういうちょっとした文章を残したいと思います。
うーん、どんな文章が良いのかな?
来年の抱負とか、今年の振り返りをババーッといっぱい書くのがベターなんでしょうけど、今の私には時間がありません。思うがままに筆を走らせるのもよいですが、私の尿意は有限なのです。筆がノると間延びした文章になってしまう癖が私にはあるので、ちょっとこのへん気を付けなければ…。
なので、簡単にちょこっとづつ、箇条書きかい!ってくらいのシンプルさでまとめてまいりたい……いや、でも結局猫暮のことですから、妙に伸びてしまうに決まっています。なので諦めて、要らん添加物でボリュームアップした文章を綴っていこうではありませんか。私らしく。
ああ、そないなこと書いてる間にも猫が姿勢を変えて超絶リラックスモードになっています。ちょうどPUMAのロゴみたいになってます。あらやだ、うちの子いつからブランドロゴデビューしたのかしら。かわいらしい。さっきまで香箱座りと比べて、はるかに拡大された接触面すべてから温さが伝わってきています。ダイレクトに下半身をあたためられます。ぐっ。こらえろ…。
さて、今年一年を振り返ってみれば、いわずもがな「書く生活」でした。
noteを始めた2024年始め。「文章を書く」にチャレンジしてからマルマル一年が経過したことになります。あっという間だった、という気もすれば、途方もなく長い一年だったような気もします。不思議です。
思った以上に「書く」ということが身に馴染みすぎてしまい、すっかり私の一部になっているんですよね。
本当に、様々なチャレンジをした一年です。
毎日note。
エッセイ。
Kindle自己出版。
長編小説。
インタビュー。
書評やレビュー。
映画の紹介。
ウェブライター。
編集ディレクター。
たった1年で「書く」にまつわる様々なことを体験できました。
結果としてそれまでの私とは比べ物にならないほど表現の幅が増えましたし、見えている世界もガラリと変わってしまいました。
別世界です。異次元です。
自分の住んでいる世界や社会、そしてコミュニティから世界情勢まで、ここまで世の中が「面白い」で満たされているとは夢にも思いませんでした。ちょっとした鷹の目を身に着けた気分です。
それまでのyoutubeとオンラインゲームだけにハマってた自分と違って、世界に遍在するありとあらゆるものに興味を覚えるように。「たった一本の光回線で全世界に通じている」ことの壮大さが、自分の中で大きく意味を持つようになりました。今までスンゴクもったいない月額料金を払ってきたような気持ちです。何をやっとんたんじゃ私は。
趣味のレパートリーも、この一年で爆増しました。
特に濃度が濃かったのが、「書く」と同時に始めた「読書」。
最近、「本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む」なんて著作も流行っていますが、私も実は2024年1月頃に、はじめてまともに本を読んだ人間なんです。
すっかり私も「読書」に憑りつかれた側の人間なのです。
読むものもすっごい雑多な感じなのです。
自己啓発系から人文学系の新書、ノウハウ本、エッセイ、ライターに関する本、BL作品にGL作品、坂口安吾や三島由紀夫、谷崎潤一郎など昭和を代表する文豪、比較的近代の京極夏彦や森博嗣、阿部公房、本屋大賞や芥川賞直木賞などの受賞作家さんの作品、それからサイモン・シンやアンディ・ウィアーなどの海外作家、なろう系やアニメ漫画の二次創作なんかまで、もう本当に超絶雑食です。
ちゃんとした記録はつけていないのですが、この一年で200冊以上の書籍を読んでいると思います。今この瞬間も4冊くらい並行して読んでる書籍があったりします。その他Google検索で論文とか、ニッチなところでは総務省の公的文章とか、あるいはnoteを含めた色んなエッセイや体験談とか、とにかく時間の許す限り「読む」文化に浸りました。
人からオススメされたものを即読む。借りる。詰む。ベッドで読む(そして寝落ちする)。去年までうちの部屋には「本棚」って概念すらなかったんですが、今振り返ってみると棚がパンパンになっててちょっぴり嬉しい気持ちです。
今年の初めのほうとか読んだ本をテーブルの上に目いっぱい広げて喜んでいたくらいなのに、いつからかバカみたいな平積みタワーが出来上がってしまい、泣く泣く(?)ちっちゃい本棚を買ったりするように。しかもその場しのぎにすらぜんぜんならなくって、現在2個目の棚も着々を埋まっていってる感じなのです。気持ちがよいです!
といっても、私の所有してる内、紙の本:電子書籍が丁度半々くらいの割合なので、実際はもうちょい棚埋め頑張れるかもしれません。最近は、知り合いと気軽に本の貸し借りをしたりとか、なんなら一緒にいるときにお互いのオススメの書籍をその場で黙々と読みあったり、みたいな血の通った交流もうまれちゃってたり。なんか一気に文明人レベルが上がった気がしちゃいます。えやだ、私なんかオシャレやん??(今までは読まなさ過ぎただけ。これもご愛敬✨)
あくまで相対的な感覚ではあるんですが、猫暮、たった1年のキャリアにしては文章の練度がソコソコに高いような気がしています。過去の栄光になっちゃいますが、まさか初挑戦の長編小説の一部がnoteの注目マガジンに取り上げられた時はどっひゃーってなりました。恐れ多い。コワイ。
きっと、この「読む」「書く」って趣味がそもそもとんでもないアウトプット量とインプット量になっていて、思考する暇がないくらいに吐き出し続け自然と洗練されていった、って感じな気もします。完全に叩き上げ。物量で勝負。なので効率とかそういうのは一切ナシ。猫暮は要領の悪い人間なのです。てへっ。
とにかく、書いて書いて書いて書いて、読んで読んで読んで読んで。
蓼食う虫も好き好きの如く、文章の好き嫌いも問わず読み続けて、書き続けて。そうしてやっと文章が手足の一部になった感覚が芽生えた、って具合なのです。
もちろん、この過程においてもたくさんの先人たちの知恵を取り入れさせて頂きました。細かいテクニックから、文章への向き合い方、モノを書くというのはどういうことか、世のライターと呼ばれる職業は一体なんなのだろうか、とか。書く上での心構えも、たくさんたくさん、読ませてもらいました。まさに頂き物です。自分ひとりでウンウン唸っていては到底見つからないだろう宝石たちです。え、そんな宝物がBookoffなる店ではたった200円?
そうして様々な人の「人生」に散りばめられた思案やヒントを、あまさず取り入れ、自分なりに「書くこと」へ還元してきました。なんだか長い道程だったような気もしますし、ウサイン・ボルトの如く短距離を一気に駆け抜けた感じもあります。
ですが、疲労感とか、やりきった感とか、そういうのは一切ないのです。だって「書くこと」はこれからも無限に続いていきますし、世界にはまだまだ私は知らないことだらけなのです。すべてを追い求めるのは無理でも、自分の好奇心の赴くままに、集めて、読んで、書いて、体感して。寿命いっぱい使ったって間に合いません。「本」だけでさえ、途方もないんです。
ある意味、ようやく猫暮は両手両足が動かせるになったのです。ここから、実際にモノをつかんだり、大地を両足で踏みしめたり、そうしてやっと最初の一歩を踏み出せるようになったところなのです。まだただの赤ちゃんです。井の中の蛙大海を知らず的なイントロからやっと序章の幕が開いた感じです。うっそ、この「文章」って人生ゲーム、プレイ時間365日経ってようやくチュートリアル終了なの???奥深すぎでは??って感じの衝撃にまみれてます今。
さらに、さらに言ってしまえば、「読書」以外に爆増した趣味も、ぜーーーーんぶ序章がはじまった!!みたいな気分なのです。強烈なインプットとアウトプットのおかげか、見えてこなかったものが、急に姿を現してきやがったのです。
何の変哲もないと思っていたゲームや映画が、実は情報量の塊だったり。無味乾燥だと思っていた世界がリアルタイムに彩られていく感覚。酸いも甘いも味わい尽くし、具体と抽象も反復横跳び。わーーとても私一人の人生じゃ追いきれません!!!!うーーーーん楽しい!!!!!!!!!
来年も、ふっと湧き出る好奇心に逆らわず、気になったことに全力傾倒していこうかな~と思っております!わーい!
…さてさて、だいぶ私の膀胱も限界が差し迫ってまいりましたので、そろそろ締めて参らねばなりません。さあさあ、どうしようかな~。
あ、ちょっとした体験談を一つ。
最近猫暮お笑いにハマってまして、何かと大げさなツッコミを友達にカマしたりする機会が増えたんです。
でも、どうツッコんでも「え、それ粗品やん(笑)」って言われちゃうのに、すっごいモヤモヤしてます。
い”や”ぁ”!!!!!違います!!!
さっきのは「東京ホテイソン」の「たける」さん風のツッコミですーーー!!!
ちなみにその一個前のツッコミは「すゑひろがりず」の「南条」さん風ですーーー!!!
あなおかし!
渾身のツッコミ全部「粗品」の手柄にするのホンマにやめてくださーーーい!!!
…ふと思ったんだけどさ。
お笑いファンじゃない人って、ツッコミ芸人この世に「粗品」しかおらんと思ってない????なんなん????
っていうハイパーどうでもいい体験談で終わりたいと思います✨
ああああああトイレえええええ!!!!!!ごめん猫ッ!
(しばらくして・・・)
ふぅ・・・・ということで、みなさま!
ここまで文章を読んでくださって感謝感激雨あられ!
ぜひぜひ2025年も、健やかなる年をお迎えくださいな!
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