初めに タンゴス・デ・マラガを新たに振り付けするにあたり曲を聴いていた時、以前どこかでみたピジャージョの写真をふと思い出し、そこから彼を探す新しい旅が始まった。 今回はその「エル・ピジャージョ」こと「 ラファエル・フローレス・ニエト」についての話。 亡くなる数年前の1936年ピジャージョ本人が語っているインタビュー記事も見つかっている。 それら含め、彼の歩いた道のりや人となりを至らないながら、解釈に間違いがある可能性をも認めた上でこれからはこういう記事も修正しつつ気楽に書
他のジャンル同様、フラメンコにも現在に至るまでに著名なアーティストが沢山存在し、曲種も分かれる。 それら一人一人について、一つ一つについて詳しく追っていくには時間も労力も追いつかない! それでも私が追う理由。 シンプルに言って仕舞えば 『知りたいから』。 けれども、それは対象が誰になるのかどの曲種や演目になるのかは自分でもわからない。 その時アンテナに引っかかってしまったものに素直に従うというところ。 もともと振り付けを作るときにその曲について色々探る。 クラスでは資料と音
踊ることは日々の生活の中でからだ自身が知っている動きから気づけることがいっぱいあるとわたしは思っています。 もちろん 学ばなければ得ることのできない「技術」と呼ばれることは別として。 普段 歩くとき自然にしている重心移動。 足裏を使って地面を蹴ることで、反対の足を送り出し歩を進めており、 この蹴るという機能はブエルタをする時の足裏の使いかたに応用できます。 また、 遠くにあるものや高い場所にあるものを取ろうと思ったとき、実はみんな身体をしっかり背中から使って腕を伸ばしたり
おそらく我が国でフラメンコを始める際に最初に学ぶことが多いセビジャーナス。 けれども、初めてフラメンコに触れる入門者の方にとってはそんな簡単な内容ではないので、そこで挫折してしまう方も多いのではないでしょうか。 わたしも苦労した記憶があります。 それでもセビジャーナスって凄いなぁ!と私は感じるのです。 セビジャーナスはスペインでは主にアンダルシア地方で、お祭りの時などに皆で賑やかに唄ったり踊ったりされる庶民的なものなのですが、フラメンコの技術を習得する上での大変素晴らしい