あの頃どんな子供だった?

11/10~11(加えて前日準備)、CINRA.NET主催の大人の文化祭NEWTOWNにボランティアスタッフとして参加してきた。
会場は地元。

廃校になった小学校を舞台に行われる闇鍋のような文化祭で、おじいちゃんののど自慢からDJ、演劇、ライブやマーケット、様々なワークショップ、VRまで、隣のクラスに行けばとにかく何かが起こっていた。

お祭りは土日二日間、朝から晩まですごい人で賑わっていた。

私はオリジナルレコードの販売員をやっていたのだけれど、老若男女、見た目も年齢も様々な人がレコードを買いにきた。
私は母が若い頃に集めたジャズやロックのレコードコレクションを中学生の頃から自分で聞いていたのだけれど、アナログレコードでコルトレーンの至上の愛を流してトランスしているような中学生は、周りにはいなかったので、レコードを買う人が次々に訪れるのを、少し不思議な気持ちで見ていた。

自分持ってきたレコードを聴いてもらったり、バンドの即興演奏でエッセイを朗読したり、演る側としてもとても楽しませてもらった。
もっといろんなこと、名前のないことでもやってみたくなって、祭りが終わって次の週末、Macを買った。

Macのある生活に合わせて、部屋の掃除を始めたら、10代の頃の作品や切れ端が出てきて、懐かしくなった。
あの頃と比べて、今はずっと作りたい人にとってチャレンジしやすい時代になったなぁと、感慨に耽る。

そうしてふと思った。
NEWTOWNを楽しんでいた人の中で、教室に楽しい思い出ばかりがある人がどれくらいいるだろう?と。

そう思ったらなんだか嬉しくなった。
私たち、大人になったよ。大人は、けっこう楽しいよ。
そう、ひとりでレコードを聴いていた自分に声をかけたくなった。

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