コロモチ

冒険したり写真を撮ったりうたをうたったりコーヒーを飲んだりする。水辺で暮らしている。

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マガジン

  • 生きやすい。

    あまりに「生きづらい」話の多い世の中なので、生きやすい話や生きづらさが軽減されるような話題を集めていきます。

  • 貿易家日記

    宝を探して何千里。冒険の記録。

  • 百人組手

    持てる総力を使った人生相談コーナー

  • 統合失調症が完解したのでドライブがしたい

    あまり見かけないので後進のためにマガジン作ります。 免許合宿の記録がメインです。

最近の記事

会社に行かなくなって1年経った

在宅勤務を開始して1年が経過した。 この1年、本当に1度も出社していない。 始めは外出自粛でも楽しくやろうと思いつきで行動していたけれど、最近は自分のやりたいことや目指すものの方へと日々積み上げるばかりだ。 もう「出社しない人生」の認識で先を見ているような気がしている。 コロナの収束がまだ見えない以上は長期的な判断はできないとして会社は期間限定での判断を繰り返しているけれど、これでまた週4で出社しろと言われても私には難しいような気がしている(実はこれまでも週1で在宅勤務

    • 2020年個人的振り返り

      あんまり公共の利益になるnoteを今年書いていないけど、まぁいっかぁと思いながらやはり公共の利益にはならない今年の個人的な振り返りをすることにする。 なぜかというとどこかネット上に残しておかないと思い出せなくなるからだ。 1月、クラウドファンディング で150万売り上げつつ、マスクやアルコール消毒液を備蓄する 2月、オフィスで飼っていたがじゅまるを抱えて帰宅、会社の判断に先駆けて在宅勤務を始める 3月、毎日のようにお菓子を作って花の写真を撮って暮らす、ZOOMに課金しオンラ

      • オープンマイクの癒し

        コロナ禍が始まって以来の在宅勤務の日々はまだ続いている。 5月からMIDNIGHT POETSというweb上のオールナイトオープンマイクに毎週のように参加しており、日曜の明け方弾き語りや朗読をする日々が続いている。 このMIDNIGHT POETS、大変な盛り上がりを見せており、夜中に始まって翌日の昼まで行われることもしばしばあるほどだ。 確実にポエトリーの歴史に残る現場に立ち会っているという感覚があり、ふと現実味のなさに驚く瞬間もある。 主催の胎動LABELが来月11/

        • 新世界

          2月を最後にnoteを更新していなかった。 新型コロナウイルスの流行により世界は一変してしまったけれど、私の人生は結果としてより良い方向に進んでいる。 2月末から一度も出社しておらず、在宅勤務の快適さに慣れきってしまった。 これまで通勤に使っていた時間は1日あたり3時間にのぼる。 ポータブル電源の卸販売の話は流れてしまったけれど、給付金や在宅勤務による稼働率の上昇で収入が増え、経済状況がかなり向上した。1〜2年前から少しずつ始めていた資産形成の具合も良く、コロナ禍で一時的

        会社に行かなくなって1年経った

        マガジン

        • 生きやすい。
          8本
        • 貿易家日記
          2本
        • 百人組手
          2本
        • 統合失調症が完解したのでドライブがしたい
          10本

        記事

          今年よかった心に優しいライフハックまとめ

          (この記事は今年お世話になった雑談slackのアドベントカレンダー用です。) こんにちは。一病息災で暮らしているまいです。 今年は会社の仕事が暇だったので、それ以外にいくつも活動をしていたのですが、その際心を支えるのに役に立った主にメンタルに効くライフハックについてお話したいと思います。 過去記事の振り返りまずは過去のnote記事を振り返ります。 ひとつめはサポートネットワークの外在化です。 ふたつめはコーピング手法の外在化です。 このふたつをやるだけでもかなり強くな

          今年よかった心に優しいライフハックまとめ

          約束をしよう(「急に具合が悪くなる」宮野真生子さんの魂を受けて)

          私に九鬼周造を教えてくれたのは、哲学者の宮野真生子さんだった。 名前に、「生きる」が入っている。 私の名前にも、「生きる」が入っているのです。 そんな偶然に一方的に縁を感じていた。 この本を読めばそんな話をここでした理由もわかってもらえるだろうと思う。 主に臨床の現場でフィールドワークを行う人類学者の磯野真穂さんと、ガンを患い余命いくばくかの宮野さんの、キャリアと魂をかけた渾身の往復書簡だ。 この本が刊行された今、宮野さんの肉体はもうない。 圧倒的な本で、こうしてこの本に

          約束をしよう(「急に具合が悪くなる」宮野真生子さんの魂を受けて)

          胸の真紅

          誰かを思い胸がつぶれそうな夜、曼殊沙華の写真をよく眺める。 自分の心の色を見ているようで落ち着く。 秋が来た。 曼殊沙華は不思議な花で、まっすぐな茎の先に咲く花が終わった後、遅れて葉を伸ばす。 転じて韓国では想思華と呼ばれ、すれ違う思いの象徴とされるらしい。 花は葉を思い、葉は花を思う。 長い夜にひとり呼びかける。そういう悲しみや苦しみのようなものも、かけがえなく大切なもので、心に住まうそれらに存在を支えられている。 「煙」といううたをあたためている。 ひとり呼び続け

          空を歩く

          6月の末に「空を歩く」という曲を作った。 7月の末からだいたい毎日オンライン英会話をやっている。 仕事ではよく海外の企業とやり取りをしている。 海外に行く用事があれこれ入り始めた。  今の会社に入ってから急にグローバルな世界に住むようになったけれど、それが最近個人的にもにわかに加速している。 10月の半ばにまずは香港に行くことが決まっている。 来年以降あちこち行く可能性も少なくない。 目的は、宝探し。 海外で買ったものを日本で売る商売を小さく始めていたのだけれど、それを

          絆創膏の種類と数は多いほうがいい

          地獄のような暑さの季節が終わりつつある。 ストレスには気候のような環境からもたらされる身体的なものもあるというのは、言われてみれば考えるまでもないことだ。 この夏をどう過ごしただろうか。 私は8月の半分以上をリモートワークで家で過ごし、地味だけれど充実した夏を過ごした。 体質的にストレスに弱い私は、ある時期を境に徹底的にストレスの原因を避けるようになった。それはそれでひとつの知恵だけれど、人や社会と関わって生きる限りすべてのストレスが消えることはないし、贅沢な環境を一生維

          絆創膏の種類と数は多いほうがいい

          Vlookという分水嶺

          仕事をしていてふとあることに気づいた。 私はExcelの使い方をどうやって覚えたのだっけ? データを取り扱う上で、例えばVlook関数が使えるのを当たり前だと思い、自分の周囲もこれらを当たり前のように使用しているけれど、これって実は普通のことではないのでは? VBAで業務の自動化をするようになって、そのことにふと気づいたのだ。そういえばいつどうやって覚えたのだっけ?と。 以前、あまり思い出したくない記憶だけれど、趣味の集まりで「Officeを使う人間を馬鹿にし見下すデ

          Vlookという分水嶺

          「生きる」と電動歯ブラシ

          「仕事のために生きるのではなく、生きるために仕事をしましょう」 かつての上司がよく言っていたことだ。 異動後も時々ランチに行ったりするけれど、真面目な話はあまりしない。 「生きるため」の「生きる」とはなんだろう。昨日ふと不思議に思った。 命が長らえるという意味で「生きる」はまだ50年以上続くかもしれないし、そんなに続かないかもしれない。 今のところ好きなときに死ねるわけでもなさそうなので、死期についてはその程度のことしか言えない。 でも近頃なんとなく「健康に長生きしたいな

          「生きる」と電動歯ブラシ

          植物を育てるように

          緑の丘を整地して作ったレトロフューチャーな郊外の住宅街で生まれ育ち、しばらく離れたこともあったけれど今も暮らしている。 道々は緑や花々にあふれ、朝は鳥の声で目覚める。 幼いころから辛いことがあると公園の小高い丘に登り夜風に当たったもした。 母は昔から園芸が好きで、20年ほど前にメディカルハーブの資格を取ったのと、ボタニカルアートを習得したのと、広いバルコニーが4つある家を買ってから植物趣味が加速して、私はそれらに囲まれて育った。 バルコニーガーデンにNHKのカメラが入ったこ

          植物を育てるように

          応援団を作る

          市場原理と生きづらさ 現代人が感じている「生きづらさ」の多くの部分は、環境が生み出していることに以前のnoteで少し触れた。 終身雇用が崩壊するということは、つまり労働力の市場化が進むということだ。新自由主義によってあらゆるものが市場原理にさらされ、家庭内にもその風は吹きこんでくる。 家庭においてもまた、無条件の愛で包んでくれる母性のイデアは力を失いつつある。 個人は丸裸で市場の風に晒され、未熟な実力主義は、環境によってひとの発揮できる力が多様に変わることを無視し、自己責任

          応援団を作る

          ひとは自分で自分を助けようとする

          抗ったり、諦めたり、耽ったり、逃げたり、ひとはストレスがかかったり困難や苦しみに晒されると、いろいろな応じ方をする。 それが時に手首を切ることだったり、冷蔵庫の中身をあらかた胃に収めてトイレで戻すことだったり、お酒をたくさん飲むことだったり、夜中に誰かに電話をかけることだったり、物思いに耽ることだったり、Googleの検索窓に悩みを打ち込むことだったり、SNSで遠くの有名人を殴ったり、性器にパワーストーンを入れると救われると信じたり、学習性無力に陥ったり、部屋に引きこもった

          ひとは自分で自分を助けようとする

          生きづらさと偶然性について

          「生きづらさ」と無数の半径5メートル 生きやすい。 そう言うひとはあまりいないけれど、自分については昔と比べて相当に生きやすくなったと振り返って思う。 「生きづらさ」について、毎日誰かが何かを言っている。 この言葉が使われるようになったのは確かここ20年くらいのことだったと思うけれど、このところ世の中を指した「生きづらい」という話題には枚挙に暇がなく、実際に生きる難易度が上がっていく世の中であることに加え、今まで抑圧されてきた声がようやく日の目を見たというケースも多分に含

          生きづらさと偶然性について

          改元の夜

          3月の10日に家にギターが届いて、ひと月ほどで一曲完成した。 深い河、という曲だ。 演奏技術が追いつかないから、しばらくギターだけで練習していたけれど、先週から少しずつ歌い始めている。 作りかけの曲は他にもたくさんある。三十数年を生きて来たこと、この先を生きて行くこと、そういう歌が形を変えて生まれていく。 人は自分に必要な言葉を自分で生み出すことができる。 若松英輔さんが教えてくれたことだ。 やってみたら、できた。メロディがついていた。だから歌にした。 それらは決して私