だいたい12月~正月あたりに読んだVtuber関連の気になったWeb記事と雑感あれこれ(2023年12月中旬~2024年1月初旬頃)
主にこのnoteのフォロワー様向けの、Vtuber関連Webメディア記事等をまとめて紹介するこの企画を、今回もどうにかこうにかお届け。
今回はだいたい12月の頭から正月ぐらい(12/5~1/10)の期間に見かけたWeb記事で、私が特に気になった話題を中心に、雑めにまとめてご紹介していこうと思います。
ただ今回は「ちょい期間長め & 時期的に年末年始を含む」ということもありまして、紹介記事数はいつもの企画の約2倍で、文字数だけでも1万字を軽く超えるという、ちょっとバカみたいなボリュームになっています。
忙しさにかまけて私がnoteをしばらく書かずに、年末年始の間ため込んだのが悪いのですが……、読みにくくて申し訳ないです。
なおいつも通り、宣伝要素の強い物販販促系記事、イベント告知のようなWeb記事等はおおざっぱにスルー。
レポート・インタビュー系記事は構成や話題の切り口が異なるので複数紹介していますが、ニュース記事などはだいたい内容が重複しているので極力省いて、その中で文章量の多かった1記事をPickUpしてご紹介しています。
ちなみに前回の記事はコチラ。
先に書いてしまいますが、11月から増えていたVtuberの進退に関する話題については、12月も引き続きかなり多かった印象でした。
また今年は、年末年始の企画宣伝と同程度ぐらいの量で、2024年3月ぐらいまでのイベント宣伝記事等も12月は非常に多く、そういった意味では各企業の新年への意気込みみたいなものも、今回の時期のWeb記事達からは感じられたように思いました。
また今回は「2023年全体を振り返る」類の記事も多く、まとめ方や読みごたえもWebメディアごとになかなか個性的だったので、今回それらの記事はこのnoteのラスト近辺にまとめてみました。
Web記事自体の内容も量多めなので、お時間がある時でもぜひ。
にじさんじ
まず12月にフェスも開催されたにじさんじ関連の話題を。
にじさんじフェス 2023 関連記事
まずは「にじさんじフェス 2023」の展示等の様子を画像・写真で紹介してくれている記事をまとめてお届け。
以前は各ブロックごとで記事を小分けにして紹介しているWebメディア記事などもあったのですが、今年は、会場全体の大まかな様子をまとめて伝えているタイプの記事が多かったです。
こちらは、ライブ「SYMPHONIA」や「にじさんじフェス2023前夜祭」等のライブレポート記事。
年末開催のライブやイベントということもあってか、現時点ではまだ、PANORAでは2Daysのライブ「SYMPHONIA」のうちDay1しかレポート記事が出ていないだとか、葛葉ソロイベント「Kaleidoscope」のレポート記事はどこのWebメディアにもまだ見当たらない、という状況だったりします。
フェスの記事などもそうですが、ここら辺のライブを紹介するWeb記事はまた後日に色々と各Webメディアから出てくるのかもしれません。
コラム・企画系記事
今回の期間で見つけたにじさんじ関連のコラム記事は、RealSound掲載のこの記事のみ。こちらは元2期生のライバー10人のそれぞれの関係性に焦点を当てた、面白い内容の記事になっています。
大型イベントの前後ということもあってか、最近は少し、にじさんじライバー個人に焦点を当てたコラムや、インタビューといった記事は減っているような気がします。
逆に最近は、にじさんじ関連ではこの手のランキング記事をよく見るような気がします。
上で紹介しているねとらぼの記事では、男女別の記事で「好きなにじさんじライバー」を集計しています。
2つの記事を比較すると、男女で違う部分や、逆に共通する部分を見ることができて、ちょっと面白いかもしれません。
個人的には、同期間のアンケート集計で女性票の数が男性票の3倍弱集まっている点に、現在のにじさんじを支える女性ファン層の勢いみたいなものを感じました。
配信関連の記事
星川サラのYouTubeチャンネル登録者100万人突破、色々な大型案件に関連した配信といった、いかにも業界最大手事務所らしい明るい話題から、なりすましの注意喚起すら配信のネタにした話だったり、卒業間際に同期と南極旅行に行ったライバーが旅行映像を歌ってみた動画のMV素材にした話だったり、といった具合でちょっと他では類を見ないような話題がWeb記事になっているあたりが、本当ににじさんじっぽい気がします。
個人的には、リゼ・ヘルエスタと日清食品「ラ王」のコラボでやたら凝ったオリジナル曲が出てきたり、周央サンゴがフェス企画用にスーパーマーケット「サミット」の曲を歌って踊る動画なんかが、企画力を感じて楽しかったですね。
フランス語とかスペイン語などにある女性単数定冠詞「la」に「王」がついてるから「ラ王」は女王って事なんだよ!とか言う超解釈でリゼ皇女に歌を歌わせる発想は、誰が思いついたのかはともかく、ぶっ飛んでて好きです。
刀ピークリスマス2023
あとは年末のにじさんじと言えば、やはり「刀ピークリスマス」は欠かせない感じがありますね。
今年はついに「にじさんじマリオカート杯」が開催されなかったので、にじさんじの年末の風物詩はいよいよコレだけになってしまった印象を個人的には持っていますが、昨年、一昨年の「刀ピークリスマスのテーマ」のバズで上がりに上がったハードルを今年もしっかり超えて、クリスマスの配信に同時接続者数21万人を集めたあたりなんかは流石だなぁと思います。
発表された楽曲「刀ピークリスマスのテーマソング2023」も凄いクオリティでしたね。
ANYCOLOR社関連記事
こちらは個人的にちょっと気になった話題。
上は2024年4月期第2四半期決算説明資料とその発表内容の書き起こしで、下はグッズの値上げに関する記事なのですが。
第2四半期の説明内では「NIJISANJI EN」について等の話で、日本人の購買傾向の減少や海外ニーズに対する課題が多数見られた点なども、正直かなり気にはなる話ではあったのですが、それと同じぐらい、グッズ値上げについても不思議に思った部分が個人的にはありました。
「原材料価格の高騰に伴う価格の値上げ」というフレーズ自体は、最近いろんな場所で聞くワードではあるので、そこには特にあらためて珍しさは感じなかったのですが。
昨年9月に同社が発表した「2024年4月期第1四半期決算説明資料」で同社は直接変動費および原価・販管費率は43.3%で過去最低、営業利益率も45.2%で過去最高と、とんでもなく良い業績を出していましたし。
今回貼った12月の第2四半期でも、直接変動費および原価・販管費率に上昇こそありましたが、発表内ではその理由を、直接変動比率を「一部原価率の高い商品の販売があったこと」、原価・販管費率についても「絶対費としての人件費が増えており」という形で説明していて、その発表があった12/14時点では『原材料費』については全く触れられていません。
なので、それから2週間しか経っていない年末に、急にグッズ値上げ実施という同社の発表があったのは、私としてはけっこう意外な出来事でした。
まだ具合的なグッズの値上げがどの範囲・どの程度なのか?など、値上げについては詳細がまだわからないので、今は何とも言いようのない話ではあるのですが、この点は次回の四半期決算説明資料が出たら、ちょっと注目して見てみようと思っています。
ホロライブプロダクション
続いてホロライブプロダクション関連の話題。
2023年の年末のホロライブ関連の記事は、ソロライブ開催を中心にした兎田ぺこらの話題と、主に楽曲リリース関連が中心のインタビュー記事の数が、とにかく大量にあったのが印象的でした。
兎田ぺこら関連とランキング話
まず兎田ぺこら関連の話題をまとめて。
こちらで紹介しているのは、12/6開催の1st兎田ぺこらいぶ「うさぎ the MEGAMI!!」のライブレポート記事。
上がカバー社のオフィシャルレポートで、下がファミ通の取材記事です。
多くのWebメディアがカバー社の出した、しっかりした内容のオフィシャルレポートをサイトに転載する形でWeb記事を載せていた中、(私が見つけた中では)一社だけ独自の熱量のあるレポートを載せていたのは、流石のファミ通、って感じがしました。
色々記事を読む身としては、記事の種類の豊富さは嬉しいところです。
続いてこちらは兎田ぺこらが月刊少女漫画誌『ちゃお』掲載の漫画になった話について。漫画自体は以下のリンクで読めます。
ちなみにこの企画、未公開インタビューという記事まで複数出てます。
全体的にけっこう力が入ってるなぁと感じました。
続いてこちらは配信プラットフォーム分析のWebサイトStreams Charts調べで、兎田ぺこらが2023年の「女性配信者の累計視聴時間」「VTuber平均視聴者数」でそれぞれ世界1位になった事を紹介する記事。
毎回漠然と大きな数字を見て「イマイチピンとこないけどなんかすごいね」的な感想になりがちなVtuberの数字の話題ではありますが、それでも流石に「世界一」という称号には別の凄さを感じてしまいます。
ちなみに同じStreams Chartsのデータを元に、別のメディアに掲載された、年間の「平均同時視聴者数ランキング」の記事では、兎田ぺこらは同じ事務所の同期、宝鐘マリンに次いで2位、ということになったようなのですが。
こうやって色々な見方をしていると、指標が色々ありすぎて逆になにがなんだかよく分からない状態になってきますね。
話をさらにずらすと、一昨年ぐらいまではWebメディアでVtuberの指標としてよく記事に取り上げられていたPlayboard集計のスーパーチャットランキングの2023年のデータでは、1位は同じ事務所の後輩博衣こよりで、兎田ぺこらは7位だったりします。
スーパーチャットについてはVtuberの収益構造がグッズに偏重してきている現状では、もはや明確な人気の指標とはなりえないものになってきているのかもしれませんが。
記事内で見ることができる2022年の結果のように、海外勢の人気が目立つデータ、という訳でもなくなった2023年のスーパーチャットランキングのデータからは、配信者の配信スタイルとスーパーチャットの関連性のような、別の何かが見えてくるような気もします。
あと、年末にYahooニュースに転載された話題だとこんなのもありました。
こうやって彼女の2023年を振り返ると、何だかんだで彼女が終始すごい勢いを維持したまま駆け抜け続けた、話題の絶えなかった一年という感じが本当にしますね。
レポート記事
前述のライブ「うさぎ the MEGAMI!!」以外のレポート記事としては、11/26に開催されたラジオ番組「Vのすこんなオタ活なんだワ! 」公開録音も複数記事になっていましたので、こちらでまとめてご紹介。
同イベントについては、ゲストがにじさんじの星川サラというキャスティングにも、事務所外との交流が増えてきた最近のホロライブらしさ、みたいなものを感じました。
インタビュー・コラム記事
こちらは全て、ホロライブの楽曲展開に関連したインタビュー記事。
いつにも増して凄い量で、星街すいせいに至っては自身で1つ、参加しているユニットMidnight Grand Orchestra関連で2つと、合計3つもインタビュー記事があります。
この中だと特に、大神ミオのインタビュー記事は、彼女のオリジナル曲を私がだいたい全部好き、という色眼鏡もあってか、彼女の人柄みたいなものが出ていたように感じられてとても興味深かったです。
続いてこちらはコラム記事。
Midnight Grand Orchestraの記事はコチラにもあります。
個人的には電ホビ掲載のホロスターズ1期生アルランディスの紹介するルービックキューブに関する趣味コラムがかなり濃くて興味をそそられました。
30万円するルービックキューブとか、あるんですねぇ……。
それと、こちらはちょっと変わった記事なのですが、Agenda noteという所に掲載されている、YAGOOことカバー社の谷郷元昭社長の連載コラムになります。
内容は当然ながらVtuberビジネスに関する説明が中心なのですが、その中に例えばhololive Englishの 1st Concert「-Connect the World –」のチケット販売枚数みたいな情報がサラッと話題として出てきたりもしているので、ホロライブファンも興味深く読める記事かもしれません。
配信関連の記事
続いて、配信関連の記事。
いつも通り、と言うと語弊があるかもしれませんが、相変わらずコメディテイストな記事が数多く並んでいます。
その中には、非常にお金がかかっている現実感に乏しい企画の話題もあれば、それとは逆に「CRホロライブ」の様に、かつてファンメイド作品であったものが公式採用された形の、ある種ファンにとって身近に感じられる話題などもあったりして、その話題の振れ幅の広さは面白いなと思います。
宝鐘マリンチャンネル登録者数300万人超え
そんな中ですが、つい先日ホロライブの大きな話題としては、宝鐘マリンのYouTubeチャンネル登録者数300万人突破がありました。
1/10に行われた300万人耐久の歌枠配信では、勢い余って配信中に301万人まで登録者数が伸びた結果、日本のVTuberのYouTubeチャンネル登録者数としてはキズナアイを抜いてついに宝鐘マリンがトップに立つことに。
懐古厨な私としてはなんというか、耐久歌枠配信が縦型での配信だったことなども含めて、色々な時代の移り変わりみたいな感傷的な思いもほんの少しだけ感じましたが、配信自体はコメント欄の多くのファンの盛り上がりがあって、見ていて楽しかったです。
その他
その他、ホロライブの配信以外ではこんな話題も。
今年は本当に正月から色々ショッキングな出来事が続き、現在も多くの人が不自由な状況下で生活を営んでいらっしゃることと思います。
今はただ一日も早く、またみんなでエンタメが楽しめるぐらいに心の余裕が持てる日が来ることを、お祈りしたいと思います。
以下は余談ですが、募金等をお考えの方は募金先をしっかり選びましょう。参考までにハフポスト掲載の寄付先リストを貼っておきます。
記事を見るにカバー社は日本赤十字社への寄付だったようです。
いろんなVtuberの話題
ここからはいろんなVtuberの関連記事を大雑把に載せます。
ゲーム関連の話題
とりあえず12月に最もWebメディアが取り上げたVtuberの関連するゲームの話題は、なんといっても多数のストリーマーが参加したゲームイベント「VCR GTA2」だったように思います。
開幕時は視聴者サイドのコメント欄での暴走などが話題に上がりがちだった「VCR GTA2」でしたが、その後は多くの盛り上がりと、膨大な量の切り抜き動画を生み、最終的には大盛況のまま幕を閉じた企画となりました。
そして企画終了後は、上記の記事のようなストリーマーとVtuber達の間に新しいコミュニティが広がったという点でも、前企画の「VCR ARK」同様に、面白い効果のあった企画だったようにも思います。
ちなみにGTA関連タイトルのWeb記事で言うと、個人的にはコチラのRealSoundの「ブレイクするVTuberは?」の記事は好きでした。
内容はほぼ個人勢VTuber赤見かるびと、ネオポルテ4期生柊ツルギに関するコラムだったりするので、GTAについてはあまり触れられていませんでしたが、読んでいて面白かったです。
あとは、ゲームでの話題で言えば、ホラーゲームの皮を被った間違い探しゲーム「8番出口」も、年末は盛り上がったように思います。
注意力や怖がり方、RTAなどのプレイスタイルなど、配信者によっていろんな見せ方があったゲームで、12月は結構頻繁に配信を見た記憶があります。
他にも12月は「桃太郎電鉄ワールド」や、11月あたりからちょこちょこプレイされていた「Refind Self: 性格診断ゲーム」などが、配信されたゲームとしては比較的目新しいものだったでしょうか。
私としては当初、桃鉄ワールドはもう少しVtuberの配信数が増えるゲームかな?と思って見ていたのですが、結果としては、ゲーム内容に世界情勢を風刺したイベントが含まれていたこともあったせいか、「触らぬ神にたたりなし」的な雰囲気で大手事務所のVtuberにはそれほど広がらなかった印象があります。
世界情勢にYouTuberが触れてもそんなに荒れないのに、Vtuberがそこに触れると何故か荒れる、という現状はちょっと変な感じもするのですが……。
かつての某社と某国関連の騒動などを考えると、国際的な話題は慎重にならざるを得ないという判断は、わからなくもないなぁとは思います。
レポート記事
続いてイベントレポート系の記事を2つほど。
上の記事は、しぐれういがライブドローイングを行った「Anime Festival Asia 2023」での11/24のステージイベントについてのレポート記事。
下の記事は、1/7開催の朝ノ瑠璃ワンマンライブ「謳歌爛漫」についてのレポート記事になります。
どちらも会場の雰囲気が伝わる記事なので、ファンの方は是非。
インタビュー・コラムと関連記事
続いてこちらでは、インタビューやコラムを中心に、そこに関連性のありそうな記事なんかもいくつかまとめて紹介したいと思います。
変なまとめ方をしているのは単純にnoteの文字数削減目的です。
(ここまでで、だいぶ文字数が多い記事になっているので)
上記2記事はKAMITSUBAKI STUDIOの音楽リリースに関連した、理芽・花譜のインタビュー記事。どちらも楽曲の世界観を大切にした受け答えがキッチリなされている記事だなと個人的には感じました。
特に理芽&笹川真生氏のインタビュー記事の方は読みごたえがあります。
その他、いろんなインタビュー記事をまとめて。
この中だと、所属先の岩本町芸能社の2024年3月の廃業を受け、その後は独立して合同会社を立ち上げる「えのぐ」3名への、ライブ直前インタビュー記事は大容量で、特に興味深く読みました。
また、乾物ひもの、伊東ライフといったクリエイター兼Vtuberへのインタビュー記事も、ちょっと変わっていて面白かったです。
で、こちらはそんな伊東ライフ・しぐれういといった、クリエイター(イラストレーター)兼Vtuber達にスポットを当てた、RealSound掲載のコラム。
記事中の「 “VTuber”という言葉の射程圏はどこまで?」というフレーズには色々と考えさせられるものがありました。
続いてこちらは、個人的に「この人たちも言ってしまえばクリエイター兼Vtuber」だよなぁと日頃から感じている、ピーナッツくんと甲賀流忍者!ぽんぽこ関連の話題をいくつか。
個人勢でチャンネル登録者数50万人超えも凄ければ、突然の破産により開催中止となった12月のライブイベント「X-CON」のオマージュ配信を急遽行ってみたり、以前からの企画がなんと漫画化したかと思えば、冒頭のにじさんじに関する話題で紹介した「刀ピークリスマス」の楽曲制作で今年も凄い爪痕を年末に残してみたりと、彼ら2人については、実に活動内容の幅広さを感じさせられた、そんな2023年の年末でした。
こちらはBrave groupの代表取締役 野口圭登氏へのインタビュー記事。
同社の海外展開等について語られています。
Brave groupについては、複数の企業との経営統合などの企業としての動向が報じられることが最近は多い会社ではあるのですが、今月も以下のような動きがありました。
ぶいすぽっ!、HIMEHINA、RIOT MUSIC、 Palette Projectなど、多数のVtuberタレントを擁し、にじさんじのANYCOLOR社、ホロライブプロダクションのカバー社に続く、Vtuber界隈の第三勢力としての印象が国内ではますます強くなってきたBrave groupですが、ここ最近報じられる海外展開の速度や範囲には、上記二社をしのぐ勢いすら感じられます。
2024年のBrave groupがどんなことをやるのか?は、各所属タレントの動きなども含めて結構興味深いです。
あとは変わったインタビューとしては、こんな記事も。
こちらの記事は、ひとつは音楽ナタリーの「なとり」氏へのインタビュー記事、もうひとつはコミックナタリーの「TVアニメ『シャングリラ・フロンティア』」の記事で、題材的には正直なところVtuberにあまり関係はないんですが、それぞれの記事になぜか多数のVtuberがそれぞれコメントを寄せている、という一風変わった構成になっていましたので、その珍しさを紹介しておきます。
4Gamer.net「週刊VTuberファイル」
続いては、ちょっと気になるWeb記事企画があったので紹介を。
以前から4Gamer.netでは「週刊プロゲーマーファイル」という企画がもう何年も連載されていて、そこではこれまでにおよそ200人以上のプロゲーマーが今も紹介され続けているのですが、今回はそのVtuber版、みたいな企画が始まったようです。
とりあえず記事内容としては「Vtuberに10の質問をする」等が中心になったシンプルな企画なのですが、なんか人選が毎回不思議で面白いなと思いつつ、私は最近ちょこちょこ見ています。
果たして「プロゲーマーファイル」のような長期企画になるでしょうか。
その他、Vtuberの活動に関する記事
こちらではVtuberに関連した、主に配信以外の記事を色々と。
この中で言うと私は「Live2D Creative Awards 2023」の話題は、以前noteで紹介した乾物ひもの氏がその後色々あったうえで審査を辞退したこともあって、結果には興味がありました。
あとは「代々木アニメーション学院VTuber科新設」の件については、VTAを運営しているANYCOLOR社が科目の監修に参加するという点にも、ちょっと気になるものを感じたりもしていました。
あとは「縦型配信」についての記事もなかなか興味がありましたが……。
私、実はこの「縦型配信」って、あんまり好きではなくて。
というのも縦型のライブ配信って、YouTubeプレミアム加入者のスマホユーザーの人ならわかると思うんですが、プレミアムで使用可能になるピクチャーインピクチャー機能(モバイルデバイス上で別のアプリを使用してる間、小さい画面でYouTubeの動画を再生し続けられる機能)が使えないんです。
なので、スマホで配信を再生しながらWeb記事やXやnote等を読んだりしている私とは、とことん相性が悪いんですよね。
おかげで最近は、それほど興味がない縦型配信はリアルタイムで見なくなる癖がすっかりついていたりします。
記事中にもありますが『登録者や視聴回数が増えた』と報告するVtuberも多い機能であるだけに「縦型配信」の流行自体は今後も加速していきそうな感じなのですが……。
私としては今のところ、あんまり推しにはやって欲しい配信スタイルではないかなぁ、みたいな印象です。
Vtuber動向(卒業・休止・移籍)
続いて、Vtuberの動向に関するWeb記事から気になったものを。
今月は大手でデビュー話がほぼ見当たらなかったので暗い話が多いです。
活動を休止していた天使うとの事務所加入と復帰みたいな例外もあるにはありましたが。
2018年、2019年デビューのいわゆる古参Vtuber達に卒業や休止の話が新たに出てきたり、11月頃に発表のあったVtuber達が12月末に数多く卒業していったりと、多くの人にショックを与えるVtuber動向の話が、直近はとにかく多かったように思います。
その中には、10月~11月に発表された卒業話の後味が悪くなるような、事務所側からの後日談発表の話などもあり、それに対してファンがX等で大きな反応を見せたことなども、私としては印象的な出来事でした。
唯一関連話でちょっとほっこりしたのは、コチラの記事ぐらいでしょうか。
毎年確かに年末は、Vtuberとファンの別れの季節になりがちではあるのですが、なんというか2023年の年末は、特に寂しい冬だったような気がします。
誹謗中傷・トラブル等
続いて誹謗中傷やトラブルに関しての話題を。
この中で言うと、殺害・爆破予告によるVtuber関連イベントの相次ぐ中止が結構衝撃的でした。
Vtuber以外のイベントにも同様の騒動が数件起こっていましたし、現在も何ら解決を見せていない話ではあるので、今後も同様の騒ぎが起こらないで欲しいと今は祈るしかない、というのが何とも歯がゆい話題だなと思います。
あと毒ヶ衣ちなみの話題については……、だいぶ懐かしいものを見たようなそんな不思議な気分になりました。
好き嫌いはさておき、こういうたくましさって配信者には大切ですよね。
「2023年全体を振り返る」系の記事
ではここからは、2023年を振り返っているタイプの記事を、Webメディア別などで分けて、ご紹介してみようと思います。
MoguLive
MoguLiveでは年末に「MoguLive VTuber Award 2023」というタイトルで1年間を振り返った記事を大量に掲載していたので、以下にまとめて載せてみました。
Vtuber113人からコメントを集めた記事や、おすすめ動画振り返り記事などボリュームのある記事が多いのは、流石のMoguLiveさんといった感じ。
アンケート結果をまとめた「ベスト5」記事は、ちょっと変わった結果や、なかなか懐かしい結果が出ていてこちらも面白かったです。
Kai-you
続いてKai-youの記事からは以下の2つを。
VTuber名曲10選は納得のチョイスでnoteの企画の上位互換を見ているみたいな気持ちになりました。
難読VTuberクイズの方は正直、難度低めな気がします。
Kai-youさんは面白い記事が多いんですけど、その大半がプレミアムの記事(有料)なので紹介するかどうかを実は毎回悩んでいます。
最近もタイのVtuber文化の話や、Vtuberの世界的動向など、いろんなボリュームのある面白い有料記事が載っていたので、気になる方は一度読んでみてはいかがでしょうか。
PANORA
続いてはPANORAの記事から2つ。
印象に残ったVTuberを選出したほうの記事はちょっと面白いチョイスで好きでしたし、もう一方の、ユーザーローカル社による集計データで再生数が伸びた動画を再生回数順にまとめた「年間VTuberランキング」の記事は、昨年と同様に、主に歌動画の再生回数を見る目的で興味深く読みました。
ちなみにランキングの内容については、Short動画と海外発の動画の数が昨年よりだいぶ増えた印象がありました。
RealSound
RealSoundからは4つの記事を。
有識者がバーチャルシーンを振り返る記事2つは、2023年のVtuberやメタバースといった様々な動きについて有識者が「これまでとはこんなところが変わってきた」みたいな形で分かりやすく解説していて、いい企画でした。
メタバース方面への掘り下げが他のWebメディアより深めなのがいかにもRealSoundさんの記事っぽいなと思います。
残り2つの記事も2023年のVtuber動向、ゲーム配信の傾向などがサラッとまとめられていて面白い振り返り記事でした。
ねとらぼ「DAM年間カラオケランキング」
こちらはねとらぼに掲載された、Vtuberオリジナル楽曲の「DAM年間カラオケランキング」をまとめた記事。
結果は「言われてみればまあ納得」みたいな楽曲ランキングでした。
東洋経済オンライン
こちらは東洋経済オンラインに掲載された、投資家向けにVtuberのビジネスモデルを説明した記事。
これを2023年の振り返り記事と見るかどうかはちょっと怪しい部分も無いではないのですが、Vtuberが誕生した当初とは、明らかにビジネスモデルが違う形に育った今のVtuber界隈を、2022年、2023年にそれぞれ株式上場したANYCOLOR社とカバー社の2社以外の事例を含めて丁寧に説明している記事なので、今回はここに貼ってみました。
unet media
最後はunet mediaというちょっと見慣れないところの記事を。
この記事では、2023年のVtuberの業界トピックスが各月ごとにまとめる形で紹介されています。
知らなかった話題や懐かしい話題もちらほらあって興味深かったです。
こうやっていろんな記事で振り返ってみると、2023年は大手事務所の株式上場やVtuber自体の活動範囲の拡大、個人Vtuberのバズり、いくつかの事務所の経営統合や廃業といった動き、古参Vtuberの休止や復帰、引退などなど、本当に色々な出来事があった節目の年だったなと、改めて思います。
はたして2024年のVtuber界隈はどんな年になるでしょうか。
とりあえずはなるべく去る人の少ない、いい年になると良いのですが。
では、今回はこの辺で。