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「第3回Vtuber楽曲大賞2021」の投票が今年も始まった件
はたしてどの程度のVtuberファンの方がピンとくるのかわかりませんが、第3回となる「Vtuber楽曲大賞」が今年も開催されます。
このイベントは2019年から毎年開催されているVtuberのオリジナル楽曲のベストを『ファンの投票』によって決めるという企画で。
投票したい人は入力フォームから「良かったと思う楽曲を5つ」「良かったと思うMVを3つ」選んで(すべて入力する必要あり)投票することが出来ます。
今回の選考対象作品は「2020年11月28日~2021年11月27日」までに初投稿、またはリリースされたVtuberオリジナル楽曲となっています。
投票時の「googleアカウントのログイン」と「選考対象作品の期間を調べる」のと「8曲分の入力必須」という部分にちょっとした手間を必要とする印象こそありますが、その投票に昨年は3,500人超の票が集まったところから見ても、個人的にはVtuber界隈ではもはや知る人ぞ知るの域を脱した感のある年末の名物企画です。
私は今年も、今からどういう結果が出るのかをとても楽しみにしています。
第3回Vtuber楽曲大賞2021
— Fra [BOOGEY VOXX] (@Fra_BGV) November 3, 2021
お前が一番好きな曲に入れろ。 https://t.co/hK7AgphwoW
(noteの仕様上、入力フォームリンクを記事に直接貼ると馬鹿デカ入力フォームが記事内に登場して記事が読みにくいので、ここでは自曲の宣伝色の無かったVtuber、BOOGY VOXXのFra氏のツイートを代わりに貼ってます。)
ちなみに過去の大賞受賞作品は、というと。
2019年は楽曲部門・MV部門共に、TVアニメ「バーチャルさんはみている」のED曲だったHIMEHINAの『 ヒトガタ 』が大賞。
2020年は、楽曲部門では先日のソロライブが記憶に新しい、ホロライブ所属星街すいせいの『NEXT COLOR PLANET』が1位を獲得。
そしてMV部門では同じく近日ソロライブ開催予定の、にじさんじ所属月ノ美兎の『それゆけ!学級委員長』が1位という結果となっています。
その他の順位を詳しくお知りになりたい方は、音楽ナタリーの各記事とあとはオマケで私の昨年書いた記事のリンクを貼っておくので、気になる方は見ていただければと思います。
なお結果は12/3開催のイベント「VIRTUAFREAK」で発表のようです。
ちなみにちょっとわからないのが今年の企画主催で、Twitterを見た感じだと昨年までのツラニミズ氏ではないようですが、どなたなんでしょうか?
「VIRTUAFREAK」イベントの企画から見て、昨年も審査員だった飯寄雄麻氏が主催の可能性が高そうには見えますが、どうなんでしょうね。
【UPDATE】12/3(金)新木場ageHaで開催される最後の「VIRTUAFREAK」に、バーチャルシーンを牽引してきたイベント『VirtuaREAL』『SUPERCHAT』『Vtuber楽曲大賞』が参戦💥
— VIRTUAFREAK (@VIRTUAFREAK_jp) November 2, 2021
前売りチケットは<11月14日(日)正午>より販売開始🎫
近日出演者発表👍🏻 #バーチャフリークhttps://t.co/8fwJf7AqLX pic.twitter.com/MSf9aXuvJY
さて、では今年の第3回Vtuber楽曲大賞2021はどうなるか、という所について軽く予想なのですが。
これまでの大賞受賞傾向と、先ほども申し上げた「投票のちょっとした手間」の様子から見て、おそらく今年も各部門の上位入賞楽曲は、日本のVtuberが発表したものが中心になりそうだなぁ……、とは思います。
それは、例えば海外のVtuberオリジナル楽曲の再生数で言えば2020年のトップだったhololiveEN所属Calliope Moriの『失礼しますが、RIP♡』が、昨年の結果では、楽曲部門で4位、MV部門は13位という結果に終わっていることなどが、証明しているように思います。
もっともこの点に関しては、さらにVtuber界隈の海外人気が加速した今年に当てはまるかどうか、必ずしも自信はありません。
また、昨年時点ではTikTokから話題になり、YouTubeでのMV再生数がなんと2200万再生突破という爆発的な数字を誇ったKAMITSUBAKI STUDIO所属のVsinger理芽の『食虫植物』が、楽曲部門10位、MV部門では50位外となった事から、YouTubeの再生数が必ずしも順位とイコールにはならない、というのも本企画の面白いところだと、個人的には思うところです。
あとは、昨年の記事でも少し触れましたが、前述の理芽やKAMITSUBAKI STUDIOの面々のように「対象期間内にたくさんのオリジナル曲を発表している面々の順位が多少低め」な印象が昨年のランキングでは見て取れたので、そのあたりが今年はどう影響するのかも気になるところです。
特に、昨年の各部門1位の星街すいせい&月ノ美兎は、今年開催のソロライブとアルバムリリースでオリジナル楽曲を今年は大量に発表しているので、ある程度票が割れて順位が落ちることもあり得るのではないかな?と予想しています。
また同じ理由で、グループ楽曲を年初めのライブ『Bloom,』で対象期間内に大量に発表したり、各自でソロ曲を大量に作ったりしたホロライブの各楽曲が、はたしてランキングにどれだけ入ってくるのか?という部分にも、今回は注目したいなと思います。
そういう部分を踏まえて今年の予想をすると、それでもやはりにじホロの二強が今年も強さを見せる展開になるのかな?といった印象なのですが。
にじさんじでは、昨年の女性ライバー楽曲が人気だった中で上位30位内に楽曲を2曲ランクインさせたChroNoiRの勢いを今年の男性ライバー人気でさらに加速させた葛葉の『コントレイル』や、オリジナル楽曲の発表数と比較してMVの発表数は少なめな月ノ美兎の『ウラノミト』あたり。
ホロライブでは昨年『Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆』で楽曲部門5位を獲得している宝鐘マリンの強烈な楽曲『Unison』、今年の瞬間最大風速を記録した桐生ココ引退関連の「Weather Hackers」や「キセキ結び」。
海外票が大量に入れば再生数も考慮して、hololiveEN所属Gawr Guraの『 REFLECT』、星街すいせいの『GHOST』、Calliope Moriの『Red』あたりが上位に来るのも十分あるかな?と思っていますが……、さてどうなるでしょうか?
特にホロライブ周辺はソロ曲をリリースしたメンバーが大量に居るので、そのうちの誰かが物凄い勢いで上位に食い込んできても何らおかしくない状況かなとは思いますが……。
なんにしても、面白い結果になってくれるといいな、と思います。
ちなみに、私はこれだけ日頃から記事書いておいてなんですが、今年は「にじホロ以外にももっと光が当たって欲しい」という思いを込めて、個人勢や小規模事務所所属Vtuberのオリジナル楽曲を中心に投票する予定です。
現在Twitterで「#Vtuber楽曲大賞」「#Vtuber楽曲大賞2021」などのハッシュタグで検索すると、自分のオリジナルソングをここぞとばかりに宣伝してるVtuberさんが結構いるので、余裕がある方はそちらを見てみるのも面白いかもしれません。
皆さんも、ぜひお時間があれば投票してみてください。