雨の毎日の中に見たVtuber関連の気になるWeb記事と雑感あれこれ(2023年6月後半~7月初旬頃)
2023年も折り返し地点を過ぎ、相変わらず雨続きの日々ですが、今回もまたVtuber関連のWebメディア記事をまとめてご紹介してみます。
例によって例のごとく、物販販促系、イベント告知、内容が少ないWeb記事はスルーし、ニュース系記事は内容が重複しているものを省いていますが、その結果今回の期間は「良くも悪くも大半がにじさんじの話題」になっています。
とりあえず集めた期間は約半月分(6/17~7/5)です。今回はにじさんじの6月ライブレポートがある程度集まるまで待ってみました。
ちなみに前回のWeb記事まとめはコチラ。時間に余裕がある方はどうぞ。
にじさんじ関連コラム
今回の期間のにじさんじライバーに関するコラムはこのあたり。
毎回紹介していますRealSound連載の、にじさんじライバーコラムは、6月末から7月頭にかけて2019年10月デビューの星川サラ、フミに関する2記事が掲載に。相変わらずこれまでのライバー活動が端的に紹介されている充実した内容になっています。
一方のanimateTimes掲載の記事は、花畑チャイカ、夢追翔と誕生日を迎えたライバーのオススメ動画コラムという新しい試みが。
今後この形式増えるんでしょうか?
こちらは6/8~6/11にZepp Yokohamaで4日連続開催されたにじさんじ関連のライブイベントのレポート。私が見つけただけで11記事あります。
そのうちRealSound、HOMINISは割とVtuber記事ではちょいちょい見かけるWebメディアですが、今回は日頃Vtuber関連を報じる事のないライブエンタメWebマガジンのDISK GARAGEでも珍しくレポート記事が出ていました。
それぞれ読み味の違う面白い記事でしたので、緑仙、VΔLZ、星川サラ、剣持刀也のライブの様子が知りたい方は是非読んでみてください。
こちらはZ世代女子向けのWebメディア&ファッションブランド「Lafaty」で集計された、2023年上半期トレンドについてまとめられた記事。
複数のWebメディアが記事化していましたがここではall aboutに掲載されたものを載せています。ユニットとしてのにじさんじの人気が伺える他、個人では剣持刀也、葛葉、ローレン・イロアスがベスト3にランクインと、どちらも男性Vtuberの人気の高さが見える結果になっています。
ただしこのアンケート結果、『「Lafaty」のInstagramのフォロワー9.9万人へアンケート調査を実施』と冒頭には書いてあるのですが、記事の末尾をよく読むと「調査期間は2日間、有効回答270人」となっているので、そんなに大多数の意見が反映されたアンケート結果ではない(回答率0.27%)という点には一考の余地があるようにも思います。
あと、にじさんじ記事はこの手の「タイトルでイベント結果がバレバレ」な奴が相変わらず多いですね。
まあ、箱内大会の開催数の多さと、すぐに追えないレベルの参加人数の多さゆえ、なのでしょうけど。とりあえず今回は、結果が分かってもそんなに視聴に支障が無さそうな麻雀大会の記事だけ貼ってみました。
この手の記事はnoteで紹介する時に、張り付けるのを毎回迷ってしまうのですが、話題性の高いイベントとして注目されることはともかく「こういう記事を配信より先に見ちゃった人って、記事見た後で配信を見ようって気持ちになるのかな?」と、私としてはちょっと疑問に思っていたりもします。
ホロライブ関連コラム
続いてホロライブ関連のWeb記事をいくつか。
今回の期間は物販記事と、ライブ・イベント告知記事が多かった分、読み物っぽい記事は少なめでした。
そんな中、6月後半に各メディアが一斉に出した話題が「ホロライブ運営のカバー社の27億円する新スタジオ」に関する記事だったのですが、そちらの記事に関しては先日別のnoteでまとめていますので、気になる方はご確認いただければと思います。
続いて、記録関係。
着実に積み重ねた戌神ころねのYouTubeチャンネル登録者数200万人突破、復帰後ショート動画等で一気に伸びたラプラス・ダークネスの100万人突破など、前回紹介した6月中旬の不知火フレア100万人突破以降、次々と数字的に景気のいい話題が飛び出している印象が今のホロライブにはあります。
ホロライブについては、これから夏に向けて大きいイベントの告知を次々と行っていますので、今後もこういうメモリアル的な話題は続くのかもしれません。
こちらは配信内容やイベント関連の記事。
今回の期間はタレント個人に焦点を当てたコラムは見つからなかったのですが、話題はいろんなものがあって面白かったです。
ちなみにRedbullの記事は、なぜか今年はまだ獅白ぼたんしか記事が出て来ません。昨年は湊あくあと2人でレッドブル・バーチャル・アンバサダーで、交互に記事等がUPされていたのですが、今年は違うのでしょうか?
にじホロ、ファンメイド作品の話題
こちらはいずれも、にじホロファンメイド作品に関する記事。
最近はファンメイドゲームやら、何周年記念動画やら、ほんと多種多様なファンメイド作品が生まれてくるようになりましたね。
中でも「英語を学べる」コンテンツとして海外ライバーに注目する、という取り組みは最近いろんなところで見るような気がします。
ゲーム配信・大会関連
神域リーグ2023
続いて、前回大量に紹介したキンマWeb連載の神域リーグ2023の記事、6月下旬の分を。
相変わらず試合展開をドラマティックな表現が彩る熱い記事ですが、今節は特に神域リーグ初の役満を上がった空星きらめなど、ドラマ性にも富んだ展開が生まれていて、リーグ自体も特に面白かったなと個人的には思って見ました。
CRカップ・Street Fighter 6関連
また試合展開のドラマティックさで言えば、「Street Fighter 6」によるCRカップ開催も、つい先日大きな話題になりました。
葛葉・叶・イブラヒム・赤見かるび・戌神ころね・獅白ぼたん等のVtuberの参加者も多く、プロやストリーマー達の活躍により配信も大いに盛り上がった本大会。
意外にも結果をまとめたWebメディアの記事というのはそれほど無かったのですが、Vtuberの配信を機に様々な人が格闘ゲームに挑戦する、という新たな流れを作った「Street Fighter 6」というゲームには、今後も注目が集まるかもしれないな、と期待していたりします。
Only Up!
また、ゲームに注目が集まる、という1点だけで言うと6月後半は「Only Up!」という、ただ登るだけのシンプルなコンセプトの鬼畜ゲーの流行が著しかった期間でした。
6月前半の兎田ぺこらの4日連続での耐久配信以降、今なお毎日誰かが耐久配信をしている印象があるこのゲームですが、Vtuberのゲーム配信としては2018年頃の黎明期から今なお愛され続けている、通称「壺おじ」こと「Getting Over It」のように、この「Only Up!」もRTA勢やVtuber同士の勝負など様々な形で、今後長く見る事になりそうな気がちょっとします。
ちなみにこのゲームのRTAについては先日こんな記事も。
まあ色々と修正や変更がされているゲームのようなので、そのうちこういうバグっぽい裏技みたいなものは無くなるのかもしれませんね。
その他
あと、この「夜間警備」の実況配信は6月多かったですね。今年の夏に一番多く見ることになりそうなホラーゲーム、という印象があります。
盛り上がりポイントも多種多様で実況向きのいいゲームっぽいです。
また、夏といえばやはり「eBASEBALL パワフルプロ野球」による、にじさんじライバーの夏のお祭り「にじさんじ甲子園2023」の話題は外せないかなと思います。
今年も7/1のドラフト会議以降、にじさんじ甲子園に関してはまるでスポーツ速報のようなWeb記事やnoteが大量に目に入る状況になっていますが、私も非常に毎年楽しみにしている企画なので、ぜひ盛り上がっていって欲しいなと思っています。
ただ、今回ここで記事を紹介しているanimateTimesさんに至っては、今年はなんと「育成レポート」と銘打って、各ライバーの育成配信の練習試合の内容にまで触れた記事を次々Upし始めていらっしゃるんですが……。
今年10チームも育成あるんですけど、このペースでその全過程を記事にするとか、流石に出来るんでしょうか?
出来たら凄いですし、ファン的にはとてもありがたいですけど、仮にそれが出来たらその時はもはや、animateTimesがスポーツ新聞みたいになりませんか?
他Vtuber関連記事
続いて、にじホロ以外のVtuber事務所のコラムインタビュー系の記事から、いくつかをご紹介。
ななしいんく関連では、6月に開催した1stソロライブに関する龍ヶ崎リンのインタビュー記事と、7/17開催のライブ「太陽と月とエトワール ~ Secret Night」に関する出演者インタビュー記事があったのでご紹介。
私は個性的なインタビュー記事だなと思って読みました。ななしいんくのメンバーは、何となく毎回インタビューに赤裸々に答えてる感じがしていて、そこに独特の空気感、箱感、みたいなものを個人的にはよく感じます。
続いて、いいプラットフォームだとは思うけれど私のnoteではほとんど触れていないIRIAMに関する話題。
一応何故触れないかというと、他の事務所と同程度に情報を拾うとデビューと卒業話が毎回大量になっちゃうから、なのですが。今回の記事のように「配信者数が15万人突破」とか具体的な数字を書かれると流石に「どういう状況!?」って気持ちになりますね。
流石に全てを追うことなんて到底無理な話ではあるのですけれど、実際その15万人の中で、定期稼動している方はどの程度いらっしゃるんでしょうか。ちょっと気になります。
こちらは17LIVEの音楽ライブ「MIRAI STAGE」についてのPANORA掲載のレポート記事。
リアルライバーとVライバーという切り分けで、ヒトと2Dの存在が交互に出演したり共演するライブというのは17LIVEならでは、ですね。
こちらはMoguLive掲載の記事で、VShojo運営代表のJustin氏へのインタビュー。英語翻訳込みの凄い量の内容です。
率直な感想を言えば、Vshojoがどういうスタンスでやって行こうとしてるのか?はよくわかる反面、VShojoが具体的に何をやろうとしているのか?はよくわからない、みたいな印象のインタビューでした。
こちらは最近3D発表等で勢いに乗っているぶいすぽっ!関連の記事。
5月開催のイベント「DreamHack Japan 2023」内で行われた企画「ぶいすぽっ!VALORANT 紅白戦」について細かくレポートされています。
続いて、個人Vtuber関連の話題、コラム等をいくつか。
富士葵が表参道のアフタヌーンティーをレポート、とか個人的にはVlogみたいで面白いなと思いました。
Vtuberタレントによる旅番組とか、料理レポート番組とか、色々TV番組的な構成のコンテンツってVtuber界隈にも増えつつありますが、どの程度需要があって、どの層に向けて発信しているのか、等の動きがちょっと気になるなぁと思いながら見ています。
あと、需要とどの層に向けての発信なのか、という点においては、バーチャルヒューマン「美姫仁奈にきび」の存在も個人的には割と気になっていまして、Vtuberからリアル方向に寄った個性が好きな層、ってどういう人たちになるんだろう?って思いながら時々覗いています。
アニメ的なアバターよりも視聴者への圧や生々しさが増すことは、配信というコンテンツにおいて、プラスなのかマイナスなのか。
彼女を見続けていれば、その答えが出るのかもしれません。
デビュー・卒業他、動向関連
続いて直近のデビュー記事と、卒業関連記事を中心にいろいろと。
にじさんじの話がまたちょっと多いです。
ストリーマー「濃いめのあかりん」が「夢野あかり」としてぶいすぽっ!に加入した件は、結構大きく話題になりました。
また、にじさんじ・VTA・旧 NIJISANJI ID関連のデビューと卒業話は、やはり6月の大きいトピックでした。それも単に、入る人も多ければ出る人も多い、という話では収まらない話題の広がり方をしていたように思います。
その中でも特に、にじさんじ郡道美玲の急な卒業と、その中の人かも(?)と思われる人の転生を報じたWeb記事は、日頃Vtuberの話題を取り扱わないメディア各所でも散見されたように思います。
にじさんじという事務所、そしてANYCOLORという企業が今、上場以来ずっと大きい注目を集め続けているがゆえのことだとは思いますが、Vtuberのこういうネガティブ寄りな話が大きく話題として取り上げられることについては、いちファンとしてなかなか複雑な思いがします。
またANYCOLOR社に関しては、海外のデビュー・卒業関連でちょっとネガティブな話題が続いているのも気になるところです。
そのうちの話題の大半が一部の海外ゴシップ系配信者の話題として取り扱われている事については、今のところは大した根拠のない話、もしくは水掛け論的な部分も多く、正直まだどうでもよかったりするのですが、そんな中に、情報流出といった運営のコンプライアンス等にも関わりかねないような大きな問題が頻発していることについては、私も今後の動向を注目したいと思っています。
一方、国内ではグウェル・オス・ガールの近況報告とスポンサーシップ開設に伴う支援のお願い、といった新しい動きに対して、色々な意見が出ていたりもするようで、こちらについても今後の動向が気になっています。
率直な感想を言えば、この件については「支援をしたい人はすればいいし、したくない人は黙っていればいい」話だと思うのですが。
ただ、この支援のお願いをした動画が現在非公開になっていることについては、運営サイドとタレントとの事前の意思疎通が出来ていないのではないか?という疑念がちょっとだけあったりもします。
とはいえ、そんな色々な事が起こっているANYCOLOR社ですが、上記の記事のように企業戦略と業績という面で評価をしているWeb記事なんかもあったりして。
にじさんじとANYCOLOR社が、2023年の下半期もVtuber業界を代表する団体として、良くも悪くも界隈内外から注目を集め続けることは、ほぼ間違いなさそうです。
最後に、誹謗中傷対策でANYCOLOR社やカバー社ら複数の企業が連携して「誹謗中傷対策検討会」の設置を行う、と発表した件。
この検討会が具体的に何をするのか?がまだわからないということもあって、今のところはこの発表企業にnoteが入っていることが、いちnote書きとしては一番気になっている所だったりもするのですが。
こういった取り組みをきっかけに、note内でどう活用されているのかよくわからない通報機能がもっと活用されるようになったり、note内にもちらほらある誹謗中傷を含む記事が減ったりするといいな、ぐらいの感じで今は見ています。
ちょっと長い話になりますが、ぶっちゃけ今のnoteって、というか別にnoteに限った話でもないのですけれど、特定のVtuberに関しては少し触れただけで変な中傷コメントを書く捨てアカが湧いたりする環境がSNS界隈全体でありますし。
また「誹謗中傷と批評」を混同している人も結構多かったりして、例えば、どう見てもアウトな文を書く人がいる一方で、良い点と改善点をキチンとあげている記事に「誹謗中傷だ!」と過剰反応してコメントするだけならまだしも、そこから逆に荒らしにかかる人なんかもいて、本当にVtuberの話題を語る環境というのは、以前より混沌としてきたなと思っています。
なんならVtuber側が「誹謗中傷だ!」と言い出してる話題のいくつかについても「それは流石に過剰反応なんじゃじゃないの?」と思うこともあったりしますが……、まあそれは流石に話がズレるので横に置いておくとして。
そもそもの「誹謗中傷」自体が、「書かれた人が嫌な気持ちになったらもうそれはアウト」みたいな、ものすごくざっくりとした線引きだったりする以上、混沌とするのもしょうがない部分はあるのかもしれませんが、「Vtuberの話題」を語ってくれる人がいっぱい増えてほしいな、と日頃から願う私にとっては、なかなか厳しい環境になってきたな、と感じる今日この頃だったりします。
筆を折るVtuber関連のnote書きさんと、荒らしコメントで消えた面白かったVtuber関連の批評note記事って本当に多いので、そういった環境がちょっとでも良くなることを、今は願ってやまないところです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?