Vtuber楽曲大賞2020の結果は、「ホロ」「にじ」から「個人勢」まで色々と興味深い
先日、私も記事でご紹介させていただきました12/3開催のファンイベント、第2回「Vtuber楽曲大賞」の結果がtwitter等で話題になっていますので、結果を取りまとめてご報告したいと思います。
なお、詳細な順位は企画運営のツラニミズさん(@tsrnmz)の後日公開を待つとして、今回はエレコム営業のマキオさん(@makio_elecom)がtwitterにUPされてらっしゃったランキング画像を元にした紹介になります。
今回はあくまでランキング紹介の速報的な記事になりますので後日加筆修正するか、別記事上げるかもしれません。他、詳細を知りたい方はハッシュタグ「 #Vtuber楽曲大賞2020 」でご確認ください。
(タグの方は語尾に「2020」表記、イベントタイトルは「第2回」と表記ブレがあるので注意してください。)
楽曲部門
1位 NEXT COLOR PLANET / 星街すいせい
2位 それゆけ!学級委員長/月ノ美兎
3位 Say!ファンファーレ/白上フブキ
4位 失礼しますが、RIP♡/Calliope Mori(森カリオペ)
5位 Ahoy!!我ら宝鐘海賊団/宝鐘マリン
6位 D.I.Y. / BOOGEY VOXX (Prod by D.watt)
7位 アンチグラビティガール/月ノ美兎
8位 私論理/花譜
9位 イツライ/緑仙
10位 食虫植物/理芽
ホロライブ4曲、にじさんじ3曲、KAMITSUBAKI STUDIO2曲と再生回数が多い、いわゆるVtuberの大手企業勢が大半を占める結果となりました。
なかでも1位「NEXT COLOR PLANET」は後述のMV部門でも3位、2位の「それゆけ!学級委員長」はMV部門1位、3位の「Say!ファンファーレ」はMV部門5位、7位の「アンチグラビティガール」はMV部門10位というそれぞれの両部門ランクインの結果は、ホロライブ及びにじさんじの今年のVtuber界隈における話題性の高さを十分に反映した形となったように思います。
特にホロライブは、前回の記事にも書きましたが、昨年の「第1回Vtuber楽曲大賞」では楽曲部門の最高順位は星街すいせいの「天球、彗星は夜を跨いで」で11位、MV部門は全体曲「Shiny Smily Story」の12位だったことを考えると、大躍進といってもよい結果だと思われます。
そんな中、6位に入った個人勢BOOGEY VOXX。以前4位の楽曲、「失礼しますが、RIP♡/Calliope Mori(森カリオペ)」のカバーで話題を呼んだことも記憶に新しいですが、オリジナル楽曲でもその実力を見せる結果になりました。
ちなみに日付が変わって今日、12/4には、にじさんじ所属の北小路ヒスイとのコラボ歌ってみた動画も公開予定されています。BOOGEY VOXXの今後の活躍には注目が集まりそうです。
MV部門
1位 それゆけ!学級委員長/月ノ美兎
2位 Mr.VIRTUALIZER/HIMEHINA
3位 NEXT COLOR PLANET / 星街すいせい
4位 Beep☆CARAMEL / MonsterZ MATE
5位 Say!ファンファーレ/白上フブキ
6位 星凪の地/羽子田チカ × Niwa
7位 ゴールデンスパイス/GEMS COMPANY
8位 ラブしい/Kizuna AI × 花譜 (Prod. 川谷絵音)
9位 8月31日/エルセとさめのぽき
10位 アンチグラビティガール/月ノ美兎
1位の「それゆけ!学級委員長」はササキトモコ楽曲にMVで若干古めかしいアニメ動画をつけたことがリリース時から各種メディアでも話題になった、ある意味映像と音楽をセットで楽しむことが前提のような楽曲でしたので、話題性も考慮すれば納得の順位かなと思います。
昨年の王者HIMEHINAの楽曲、MV部門2位の「Mr.VIRTUALIZER」と、4位ランクインのMonsterZ MATE「Beep☆CARAMEL」は、どちらもMV内にVtuber3Dが多数出演したことが話題になった楽曲でした。
ちなみに「Mr.VIRTUALIZER」は楽曲部門11位、「Beep☆CARAMEL」は楽曲部門27位となっています。
ちなみにMonsterZ MATEは、楽曲部門で「255」が12位なのを筆頭に30位内に3曲がランクインです。「255」のリリース時期が割と直近だったので、集計タイミング次第ではもっと上位もありえたのかもしれません。相変わらずの実力だと思います。
また、複数ランクインといえばMV部門で9位「8月31日」、19位「まぼろし」と夏の楽曲がWランクインしたエルセとさめのぽき 。
「8月31日」はCGの粋ともいえる精緻なMV、「まぼろし」は逆に実写映像とCGを見事に融合したMVになっており、その映像技術力の高さには非常に驚かされるものがありました。今後の楽曲にも注目したいところです。
登壇者Best5
「2票獲得」
〇 グミ超うめぇ/ピーナッツくん
「1票獲得」
haze/メリッサ・キンレンカ、spaceship/高峰伊織、
星凪の地/羽子田チカ × Niwa、PAIN/DUSTCELL、
Beep☆CARAMEL / MonsterZ MATE、D.I.Y. / BOOGEY VOXX (Prod by D.watt)
DANCE is the answer / 紡音れい、Throwback/LADY'S ONLY feat. Marpril
不完全存在/AMOKA、 エミュレーション (mode: totonee) /stargaze shelter
ピロウトーク/理芽、Prologue/アザミと鹿あるく
アンサー/花譜、夜食/THE BINARY
青い夢/AZKi、ESCOBAR DANCE / BOOGEY VOXX
ゴールデンスパイス/GEMS COMPANY、
RISE/川端ひまわり from Microphone soul spinners
Surikizu/YACA IN DA HOUSE、それゆけ!学級委員長/月ノ美兎
食虫植物/理芽、255/MonsterZ MATE、backword /somunia
こちらの登壇者Best5は知らない方が結構いて驚きました。最近表現としてよく使うんですが、Vtuberが13,000人以上いるという現状だと、さすがに未知の実力者っていうのは相当数眠っているもんだな、と改めて感じるところです。
こちらは全曲聞いた中、私の個人的な好みでのご紹介なのですが、AMOKA(あもか)のMV映像や、アザミと鹿あるくの独特の世界観、高峰伊織のカッコよくてちょっと切ない歌唱、なんかがとても興味を惹かれました。
以上、冒頭に速報的とか言いながら記事書いてましたが、色々聞きながら作業してたら取りまとめるだけで3時間ぐらいかかって、結果的には各部門の10位内を簡易再生できる分量の動画を貼付けた重めの記事になってしまいました。
これだけ時間かかると、もう多分他にまとめ作ってる人いそうですね……、まあ、それはこの際置いといて。
やはり「Vtuber楽曲大賞」という企画は良い企画だったなと改めて今回思いました。リアルタイムのVtuber界隈の世相とムーブメントの潮流を見るかのような結果がちゃんと出て面白いです。
複数楽曲投票できることによって、多数楽曲を発表している人でも、ある程度までは票が割れないようになっている仕組みなどもいいと思います。
もっともKAMITSUBAKI STUDIOやにじさんじなどの大手箱はそうも言ってられない数の楽曲が出てますので、流石に箱推しの方の票は割れたのではないかな?とは思いますが、さてどうでしょうか。
特に楽曲部門の30位内に楽曲が複数ランクインしている大手箱所属の、花譜、RainDrops、ChroNoiR、加賀美ハヤトあたりは、集計期間や楽曲提供数次第ではもっと上位にランクインしていたのかもしれないなと、個人的には感じたところです。
またホロライブに関しては、今回の集計内対象なのかどうかが視聴者側にわかりにくい楽曲&単独でMV提供されていないライブ使用楽曲が多く、視聴者が一部のオリジナル楽曲に対して投票しづらい環境だったことが、逆に上位にランクインした、有名かつ集計内に入ることがわかりやすい楽曲への投票の集中、という結果を招いているような気も個人的にはしています。あくまで推測ではあるのですが。
なんにしても、こういうお祭り企画は楽しいですね。来年もぜひ開催を期待したいと思います。
<12/12追記>
音楽ナタリーさんが、特集記事を書かれてました。
イベント内での審査員の評価等も一部抜粋されていて、イベントの空気感の伝わるさすがの記事でしたので、興味のある方はご一読をお勧めします。