ライバーすら反応に困るグッズ販売 ~にじさんじFesランダム缶バッジ、アクリルキーホルダー問題を考える~
今朝、twitterを眺めていたら、にじさんじ関連で話題になっているツイートとして出てきたのが、なんだか不穏な雰囲気のツイートばかりだったので、何の事だろうと思ってちょっと色々詳しく見てみたら、どうも、「にじさんじ Anniversary Festival 2021」のフェスグッズが問題だったようだ。
そのフェスグッズに関するツイートがこちら。
問題になっているのは次の2点。
「ランダム缶バッジ、500円」
「ランダムアクリルキーホルダー&ブロマイドセット1000円」
確かにこれは凄い。
いつもよりランダム枠内の人数が多くなって排出率がまるでソシャゲのガチャだし、欲しい人に商品が行かず、いらない人のところに行くという一面においてはガチャより酷い。
例えば「アクリルキーホルダーが欲しくて、推しがイブラヒムだ」と仮定すると、アクリルキーホルダーのK枠にはライバーが12人いるので、単純に考えても12,000円はかけないとイブラヒムのアクリルキーホルダーは手に入らない印象ではあるが……。
実際に確率的な計算をすればもっと悲惨で、多分「12,000円分買ってイブラヒムのアクリルキーホルダーが1個も手に入らない確率」は、
11/12×11/12×11/12×11/12×11/12×11/12×11/12×11/12×11/12×11/12
×11/12×11/12≒0.352
で多分35%ぐらいになるのではないかと思う。
(間違ってたらすいません)
そして、ソシャゲと違って天井があるわけでもなく、この場合は別に欲しくもない他のライバーのアクリルキーホルダーが最大12個手に入るので、大半のファンはここから仕方なく交換なり、転売なりをする羽目になるのだろう。
これは、かなりきつい。
計算っぽい話はかなりめんどくさいが、仮に「イブラヒムのアクリルキーホルダーを1個以上手に入れる確率をどうしても95%以上にしたい」とあなたが考えたとするならば、この計算で行くと35個、35,000円は買わないと入手確率は95%を超えない。
少なくともこの数字は、若年層をターゲットにした商売にしては厳しすぎないだろうか。
ちなみに、今回のグッズの件に関連していると思われるライバーのツイートは以下の通り。
個人的には、御伽原江良の2つのツイートが、私の心情にも最も近い。
<2/19 13:30追記>
一部ツイートを削除されたライバーの方がいらっしゃいましたので、該当ツイート2つを記事から削除しました。
またその該当ツイートの削除に合わせて、文脈が合うよう一部の文章を変更しています。
それと、もう一つ。
にじさんじの通販については以前まとめたが、こちらの問題も気にかかる。
この昨年12月に配送商品に傷があるという話題で揉めた商品も、そのクレームの多くは傷が入りやすいランダム商品「ランダムアクリルスタンド」だったが、そもそも「配送で傷が入るのを気にしなければならない」ほど「一個人が同じ商品を大量に購入し、のちの転売や交換のための再配送をも考慮なければならない現状」が問題であることに、もうそろそろいちから株式会社は何らかの対策を打つべきではなかろうか?
商売として売れる時に売れるだけモノを売る姿勢は理解できなくもないが、タレントの関連商品販売で、ファンに対してタレントが「自社の商品を無理して買わないでくれ」と言う現環境は、はたしてどうだろうか。
<追記>
うーん……。
〈2/21追記2〉
流石に各所の反応を重く見たのか、各グループ別の全種セットが受注販売されることになったようです。
とりあえずこれでアクリルキーホルダーの一番人数多い枠でも12人分、12,000円でお目当てが確実に入手出来るようになりました。
よい判断だと思います。