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駄文:とにかくバズり過ぎた「粛聖!! ロリ神レクイエム☆ 」と、それにまつわる炎上騒動について個人的に思う事を

久しぶりに思い付きの話を書きます。

例のごとくテキトーに書いているので、誰かに怒られたりしたら唐突にこのnoteは消すかもしれません。ご了承ください。



さて、なんというか。

もはや初見の頃からは想像もつかないぐらいにバズってしまった感のあるVtuberオリジナル楽曲「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」。

その、これまでにないほどのクオリティでとんでもなく作りこまれたMVの映像と、やわらかな歌声とは裏腹なやたらとスパイスの効いた歌詞、そして中毒性のあるメロディは、YouTubeやTikTokなどを舞台に大いにバズり、なんとイラストレーター兼Vtuberしぐれういがこの楽曲のMVを9/10に発表してから、私がこのnoteを書いている今日までの1カ月弱の間に、MVのYouTube再生回数はおよそ2000万回再生を突破するまでになりました。

また、この勢いに乗ってしぐれうい本人のYouTubeチャンネル登録者数も、MVが公開された9/10には90万人弱だったところから現在(10/4)ではその数122万人と、なんと1カ月弱で30万人以上を増やすというとんでもない伸びを見せています。

これは、ここ数年様々な話題で盛り上がっているVtuberコミュニティの中でも特に驚異的かつ印象的な出来事です。


とはいえ私自身は、実はこの楽曲についてはこれほどバズるとはMV公開の当初は思っていませんでした。

それはなぜかというと、まず楽曲自体を、昨年5月の1stフルアルバムリリース時に既に私が聞いていたからというのもありましたし。

今回のMV動画の出来自体も、平成ニコニコっぽさのあるクオリティの高いキャッチーな歌詞と電波ソング風のメロディや、TikTok等で踊ってみた動画を製作できるほどにリズミカルにぬるぬると踊る映像などは、最近のオリジナルMVでのバズり要素をキッチリ兼ね備えていて、とても面白い上に、ものすごく緻密な作りのMV動画ではもちろんあったのですが。

楽曲の内容的には結局のところ、ロリコンっぽいコメントを嫌がっている本人が、悪乗りでロリコンムーブする配信コメント欄のファンに煽られた結果として生まれた「彼女が自虐的にネタで幼女をやって、ロリコンムーブするファンを罵倒している」その痛々しい様子を楽曲として楽しむという、まあざっくりと言ってしまえば内輪ネタの極致みたいなコンテンツだったのでそれほど万人ウケするとは思っていなかった、というのがその理由だったりします。

結果として見れば、後述の内輪ネタ的な部分が伝わっているかどうかはともかくも、しぐれういという個性から発信された前述の歌詞とメロディ、そしてハイクオリティな映像の力は、現在いろんな方面にぶっ刺さってとんでもなくメガヒットしている訳ですから、世の中って分からないものだなとつくづく思います。


ちなみに、先程某所で話題にされていた話では、YouTube Music Chartのミュージックビデオランキングの「2023年9月22日-28日」で、このMVは驚くことに世界36位、韓国ではなんと9位(前週は40位)にランクインしているそうで。

そういう所にも映像やメロディの力、みたいなものを感じます。

とはいえ歌詞の詳しい内容とかは、はたして海外の人にはいったいどの程度伝わっているのでしょうか?



さて、そんな大バズり中の「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」ですが、最近この楽曲にまつわる炎上騒動、というのが立て続けに発生し、X(旧Twitter)あたりを騒がせています。

ひとつは「防犯ブザーの販売元である教材メーカーさんの企業アカウントが、楽曲MV内のイラストに登場する防犯ブザーと自社の商品の類似性に触れて喜んだり、楽曲に合わせて社員さんが踊った動画を投稿したことが批判されたケース」。


もうひとつは「元うたのおにいさんがTikTokのダンス投稿動画に同楽曲を使用して批判を浴びたケース」といったもので。


この炎上騒動に関連して、「だからこういうロリコンとか言う不謹慎な題材を取り扱うのは良くない!」「これは性的消費だ!」というタイプの楽曲批判なんかもつぶやく人が出てきたり、

その一方でファン層からも「批判に対する批判や反論」といったものが飛び出すような事態になっていたりもして、

X(旧Twitter)上で語られる「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」の話題については、若干カオスな展開を迎えつつあります。


この件に関しては、私はいわゆる狭いコミュニティで披露された内輪ネタが、そのコミュニティの悪ふざけに対して眉をひそめる層にまで拡散されてしまった結果起こってしまった、出会いがしらの事故みたいなもの、という印象が個人的にはあります。

通常であれば「好きじゃないもの、興味ないものとして無視できている話題が、話題性と認知度が高まってしまった結果、誰かにとって「無視できなくなってしまうほど目に入ってくるもの」となってしまう、というのは有名になったコンテンツには往々にしてあるもので、そこに一言物申したくなる気持ちというのも、まあわからなくもないかな、とは思いますし。

その一方で、ファンサイドの「ロリコンが実際に何かしてるわけでもなく、単にネタとして扱ってるだけなんだからほっとけ」という、気持ちもそれはそれでまあわからなくもないかな、とは思います。


とはいえ、『ネットの海の内輪ネタで済む範囲をこのMVがバズり過ぎた事で突破してしまい、「ロリコン」という単語自体を嫌悪する層にまで届いてしまった』という出来事は、今回の炎上騒動自体から見ればちょっとズレた話にも見えていて。

そもそも、「子供を対象にした教材メーカーのアカウントがロリコンを題材にした歌ではしゃぐ」「こども向け番組を担当していたタレントがロリコンを題材にした歌で踊る」という今回の炎上騒動の引き金になった行為には、下手な例えで申し訳ないのですが「お坊さんや聖職者が崇拝対象を雑に扱う」「政治家が選挙の時以外出馬地区に行かない」「お寿司屋さんがやたらと自分の髪を触る」みたいな、特定の職業の人が明確な罪こそないが自身の支持層への配慮が若干足りない行いをしていることに問題があるのであって、

ロリコンを題材にした同楽曲の是非はこの際炎上自体にはあまり関係がないばかりか、ロリコンという事象についてはX(旧Twitter)あたりでどうこう言ったところでそもそもどうなる話でもなく、さらに言えば、そのつぶやきの過半数が持つ、感情的あるいは断定的な物言いが単純に他者に不快感を撒いているだけのような、そんな気もしています。

何にしても、多くの人から注目を集めるという行為には、良くも悪くもいろいろな人が色々な事をいうものだ、ということがあらためてわかる出来事だなぁと思いながら、私は今回はこの炎上騒動と、X(旧Twitter)界隈を眺めていました。

まだまだバズりの勢いは続いている「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」ですが、今後はいったいどんな展開が待っているのでしょうか。


いまのところ私は「楽曲再生回数やチャンネル登録者数といったVtuberというコンテンツの記録的な部分をこのMVがどこまで伸ばしていくのか?」みたいな点への期待もあり、逆に「今回の炎上騒動起因で非難する人、騒ぐ人が今後どの程度出てくるのか」みたいな点に不安もありといった、ちょっと複雑な心境で今回の展開を見ているのですが。

なんにせよしぐれういという、私から見れば「以前から多くのファンや周囲のVtuberに非常に愛されていることがよく伝わってくる、とてもVtuberというコンテンツに対しての思い入れや配慮を感じることが出来るVtuber」に、楽曲のバズりで今、さらなる注目が集まっているという今回の事態は、Vtuberというコンテンツのいちファンとしては非常にありがたいことだと思うので。

出来る事ならこのバズりが一日でも長く穏やかに続くものであって欲しいと、今はそんなことを、なんとなく思っていたりします。


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