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ホロライブのオリソンラッシュ「キセキ結び」「Bluerose」がいい感じ(追記有)

(6/29、7/1追記しました)

相変わらず、歌関連の話題なのでそんなに中身は無い話ですが。
このところホロライブオリジナルソング連発にはただただ圧倒されます。

今週の頭にホロライブENがうる・ぐらが、間もなく350万再生を超える話題性たっぷりのとんでもないオリソン「REFLECT」を公開し、私もその話題についてつい先日note記事を書いたばかりなのですが、昨日(6/25)もホロライブから新しく2曲のMVが公開となりました。

こちらも話題性という面では色々とありそうなので、今日はその2曲についてちょっとnoteを書こうかなと思います。


「キセキ結び」

まず1曲目のオリソンは、ホロライブ4期生天音かなたのチャンネルにてMVが公開された、4期生5人によるオリジナルソング「キセキ結び」。

作詞・作曲を共に天音かなたが手掛けたというこの曲ですが、7/1の桐生ココの卒業に合わせ卒業ソングっぽさと時季外れの「春」の季節感を全面に押し出した、爽やかで聞き心地の良い曲でした。

楽曲としては、歌詞の1番の部分に4期生5名(天音かなた常闇トワ角巻わため姫森ルーナ桐生ココ)の名前をそれぞれ入れ込んだ、ホロライブ1期生のオリソン「Plasmagic Seasons!」と同じタイプの言葉遊びが特徴的な曲ではあるのですが。

個人的にこの曲で面白かったのは、MVの歌詞を表示する「日本語字幕」と「英語字幕」。

「日本語字幕」にはこの歌の歌詞が入っていて、誰が歌っているかのパート別に色分けしてある上に、上記の言葉遊びの箇所が別のカラーで表記される親切設計に。

ハッピーなエンドになる彼方へ跳ぶよ
永久に続く海を駆け抜ける
はため息よりも勇気を
諦めるなんてないの
ここで歌う

そして「英語字幕」では、単純に日本語歌詞の完全翻訳ではなく、一部は「英語版の歌詞」とも言うべき(意味は大半が同じではありますが)文字列が流れ、こちらでも同じパートで4期生5名の名前が入っているという別種類の言葉遊びが表記されています

We jump as high as we can at a happy end on the horizon
Maybe run across the seas toward all eternity
Be brave don't sigh now at a mental block
Giving up would be lunacy, let's sing now
As coconspirators

おかげで「日本語字幕」だと「はため」が入ってたり、「英語字幕」だと「lunacy(狂気・暴挙)」「coconspirators(共謀者達・一味)」のような、曲の爽やかな印象とはズレがあるような印象の英単語が入っていたりと、ちょっとした強引さを感じる部分は歌詞に出てくるのですが、それもまたこの曲の味というものなのかもしれません。

他にも歌詞自体にホロライブ4期生の各個人がたどった想い出の「軌跡」を綴っている部分があるなど、歌詞についてはかなり見るべき箇所が多い印象です。

その詳細については、天音かなた本人がその難産っぷりを色々と語る制作秘話配信もありましたので、詳しくはそちらをご覧になると、4期生のファンの方はこの曲をより楽しめるかと思います。



Bluerose」

6/25公開になった2曲目のオリソンは、このnoteを書いている頃にちょうどチャンネル登録者数100万人を突破した、ホロライブ0期生星街すいせいの新曲「Bluerose」。

星街すいせいのオリジナルソングにしては珍しい、アイドルソング風の曲です。歌詞も誰かに語り掛けるようなフレーズが多く、そこもまたこれまでの星街すいせいらしからぬ珍しさを感じます。

しかし、「Bluerose」というタイトルには、本来自然界に存在しなかった「青いバラ」の花言葉が科学の進歩により「不可能」が「夢は叶う」に変化したことと、星街すいせい自身のこれまでを重ねているという、いかにも星街すいせいの楽曲らしいテーマ性の強さが見えます。

また、個人的には4月頃に「Hi honey」というフレーズがバズっていた星街すいせいがこの楽曲では歌詞で「ダーリン」と歌っているのにちょっとクスッと来ました。

作詞・作曲はアニメ「弱虫ペダル」3期「弱虫ペダル NEW GENERATION」のオープニングなどを手掛けた夏代孝明氏。

夏代孝明氏の楽曲のカバーは歌っている方がVtuberにも多く、また、にじさんじのChroNoiR葛葉&)関連楽曲のボーカルディレクションにも頻繁に名前が登場する方だったりもするので、Vtuber好きにも有名な方だとは思うのですが、今回の取り合わせは私はちょっと意外でした。

ちなみに夏代孝明氏の楽曲は色々聞きごたえがある曲が多いので、参考までにVtuberがカバーした歌ってみた動画の個人的オススメのリンクを貼っておきます。お時間がある方はこちらもぜひ聞いてみてください。

ニア/covered by 甲斐田晴(にじさんじ)
プラネタリウムの真実 / covered by 甲斐田晴(にじさんじ)
くらげ/ covered by 宗谷いちか(あにまーれ
ジャガーノート/covered by奏手イヅル&アステル・レダ(ホロスターズ)
ユニバース/covered by奏手イヅル&花咲みやび(ホロスターズ)

あと、完全に余談になるのですが、夏代孝明氏の一昨年からのソロプロジェクト名が「夏と彗星」という名前なのも、ちょっと面白い偶然だなと今回noteをまとめていて思いました。

そして、この「Bluerose」に話を戻すと。

デジタルリリースに際して、デビュー曲「comet」のデジタルリリースという話題と、3カ月連続デジタルシングルリリースという2つの大きな話題がくっついていたことも、個人的には非常に嬉しい話題でした。

これまでホロライブ在籍前のオリソン2曲「comet」「天球、彗星は夜を跨いで」はデジタルリリースがされていませんでしたが、今回そのうちの1曲「comet」のデジタルリリース化が行われたことで、もう1曲「天球、彗星は夜を跨いで」についても今後の展開ではデジタルリリースが期待できるのかもしれません。

さて、次々と続くホロライブのオリジナルソングのラッシュ。次はどんな曲が、いつ発表されることになるのでしょう。

とりあえず星街すいせいに関してはデジタルリリースがある以上、直近で何らかのオリソンが発表されることがほぼ間違いない上に、他にもいろんなメンバーからオリソンが発表されそうな雰囲気も、今のホロライブにはありますが……。

なんにしても、とても楽しみです。


<6/29追記>
キセキ結び」MVは公開から3日で100万再生突破、この記録はホロJPのオリソンでは最速記録となりました。

またオリソン関連で言うと、大神ミオの6/27配信「【重大告知】なんと、ついに・・・?!?!【朗報】」では新衣装告知以外に「オリソン企画」とかいう謎のイベント予告もあり。

さらには別記事にしました、ホロスターズで全体曲となるオリソン「Just Follow Stars」の6/28公開や、6/17の桐生ココ生誕祭にお披露目されたファンメイドの桐生ココオリソン「Weather Hackers☆」のMVが6/28に公開など、ホロライブのオリソンラッシュについてはまだまだ止まる気配がありません。

そして星街すいせいに至っては、オリソンでもカバー曲でもない新しい方向へ発進。アイドルマスターシリーズ等で有名なサウンドデザイナー「イノタク」ことTAKU INOUE氏のメジャーデビュー曲のボーカルになるという驚きの発表がありました。

ホロライブの音楽活動の勢いはいったいどこまで行くのでしょうか。

今後も、アニメやゲームとのタイアップを勝ち取ったユニット楽曲の発表や、7月、8月は誕生日やデビュー記念等のメンバー関連イベントも数々控えているホロライブ。この勢いは当面の間つづきそうです。

<7/1追記>

6/30、ホロライブ4期生、角巻わためも前述の「キセキ結び」と同様のコンセプトになるオリジナル楽曲「キミだけのメロディ」を公開しました。

作詞・作曲等は「Hifumi,inc.」のクリエーターの方々によるもののようで、そのメンバーには「干物妹!うまるちゃん」や「ユーリ!!! on ICE」など、有名なアニメOP・ED等を手掛けた方々がちらほら見受けられるのですが。

そんなクリエイターの方々が手掛けたこの楽曲、なんと日本語歌詞、そして英語字幕へメンバー名を落とし込む言葉遊びが「キセキ結び」と全く同じ。

それは まるで 夜空ののようで…
此処からまた始めよう
この思いを 遥か彼方
永遠に 響け
In the dark, I'm only a lunar eclipse, unseen by all
But I’ll start over, whatever fiasco comes my way
I sing my heart out as loud as I can at a
Towa
rd eternity

同期のメンバーが、意図しての事かどうかはさておき、同じコンセプトの曲をそれぞれ作り、旅立つ仲間へ送る。

ちょっと面白い状況だなと思います。

こちらもとても感情豊かで綺麗な曲なので、ぜひ聞いて欲しいところです。



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