![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115685304/rectangle_large_type_2_d9d683998ce790c49cfdfe9fcf541132.png?width=1200)
残暑の辺りで読んだVtuber関連の気になったWeb記事と雑感あれこれ(2023年8月頃)
日頃noteをフォローして下さってる方向け、Vtuber関連のWebメディア記事をまとめて紹介する、このnote企画。
今回は8月あたり(8/4~9/8)に見かけたWeb記事で、気になった話題のものなどをまとめてご紹介します。今回もいつも通り宣伝要素のみの物販販促系、イベント告知のようなWeb記事などはスルーし、ニュース系記事は内容が重複しているものを省いています。
ちなみに前回の記事はコチラになります。
先月も同じことを書きましたが、夏休みは物販とイベント告知記事が本当に大量になりますね。その反面、なのかどうかはわかりませんが、今年の8月は文章量の多い読み物やレポート的なVtuber関連記事が印象としては若干少なかったように思います。ちょっとした記事は逆に増えた感じですが。
またWebメディア毎のVtuber関連記事の取り上げ方にも最近は変化があるような気がします。
ひょっとするとコロナ関連の取り扱いの変化に伴う影響や、Vtuber事務所側のPR戦略の変化なんかも関係あるのかもしれませんが、各WebメディアさんごとにVtuberの話題自体の取り扱い率や、特定の事務所記事を取り上げる率、物販とイベント宣伝の記事比率、記事文字数などが増えるor減るという変化があったり。
中にはUp-Stationのように、サイト自体が無くなってしまったWebメディアさんも今年の夏は出てきていて、そういう部分にも時の移り変わりを少し感じます。
にじさんじ関連
まずは、8月にもっとも記事数を見かけたにじさんじ関連の記事から。
ライバーコラム・インタビュー
最初にご紹介するのはRealSoundで連載中のにじさんじライバーコラム。
8月は先月に続いてルイス・キャミー、グウェル・オス・ガール、不破湊と2019年10~11月デビューのメンバーが掲載に。(白雪巴は過去に記事化済)
三者三様に活躍の場が違う面々のコラム化は読んでいて面白かったです。
animateTimesのおすすめ配信紹介コラムではローレン・イロアスと剣持刀也の記事が。特にローレンはもうすぐ3Dお披露目も行われますし、最近は色々な場面での活躍が目立っている印象がありますね。
またanimateTimesではこんなインタビュー記事も。
叶の1st single発売に関するインタビューなのですが、文字数も多く、収録楽曲が全曲ラブソングということもあって自身の恋愛観などについても語っています。
配信関係の記事
続いては、各ライバーの配信内容に関連するWeb記事をまとめて。
8月は特にMoguLive掲載のにじさんじ配信をとりあげた記事が多かったですね。実際、今夏の配信の話題性という点では今年のにじさんじは非常にいろんな種類の話題があったなと思います。
JPでは田角陸社長をあしらったANYCOLOR社お中元のカレーが、ライバーによるデモやカレーパン制作といった配信のネタにもなってましたが、その一方で海の向こうのENではVOX AKUMAが配信上で現在も続くアメリカ俳優のガチのストライキの支援活動を行っていたりするのも興味深かったですね。
その他
たまには「こんなWeb記事もあるよ」的な感じでご紹介を。
上記5記事はAllAboutNewsに掲載のにじさんじライバーに関するアンケート結果記事です。
文章量が多い訳ではないですし、アンケート結果の上位者も大体どの記事も似てはいるんですが細部は微妙に異なるので内容が気になる方はどうぞ。
ちなみにこの5記事は、全て同日に公開されている記事です。
あと、直近ではANYCOLOR社がサステナビリティに関する取り組み内容として、2022年度のいくつかの情報を公式ホームページに公開していました。
特に「当社所属ライバーに対する攻撃的行為及び誹謗中傷行為への対応」で上がっている以下の数字がなかなか気になりました。
名誉毀損及びプライバシー権侵害 113件 (訴訟提起件数を含む。)
「荒らし」行為等の業務妨害 3件 (訴訟提起件数を含む。)
脅迫・ストーカー、その他 1件
もちろん「この数字の1件1件全てが本当に誹謗中傷と呼ばれるに値するものだったのか」などの詳しい内容は、この公開情報だけでは当然分かりようもありませんが、それにしたってものすごい量です。
ライバーや対策チームの大変さも、この数字から見えるような気がします。
ホロライブ関連
続いてはホロライブ関連の記事を。
8月のWeb上でのホロライブの話題は、前月から続くホロライブサマー関連が7月に集中的に話題になった反動か、物販以外のWebメディア記事は割と短い文章量の記事が目についた月でした。
オリジナル楽曲関連記事
こちらは相変わらず元気なホロライブのタレントによるオリジナルソングのセールス展開関連の記事。上はMori Calliopeのメジャー2nd EP『JIGOKU 6』のPR記事ですが楽曲解説が非常に丁寧な記事なので紹介しています。
下は一見すると宝鐘マリンの新しいオリジナルソング「美少女無罪♡パイレーツ」を紹介している風の記事なのですが、中身の半分くらいは生誕LIVE2023の紹介、というちょっと変わった印象のファミ通.comの記事。
余談ですがつい先程同曲は公開から約39日で1000万回再生達成というVTuber歴代最速記録を更新した話題がRealSoundで報じられてもいました。
なんだかんだ相変わらず凄い話ですね。
タレントコラム・インタビュー
8月に見つけたホロライブ関連のコラム・インタビュー系の記事は、このところ毎月更新されているredbull.com掲載の獅白ぼたんの1記事のみ。
記事では結構懐かしいホラーゲームを3作品紹介しています。
配信関係の記事
続いて、配信に関連する記事を。
ホロ関係の話題は主にねとらぼ掲載の記事を中心に、各メンバーの通常配信の話が8月は多かったのですが、その一方で、7月にはあったBlue JourneyやHLZNTLといったカバー社の新規ブランド関連の話題が8月は物販や配信日時の宣伝記事以外でほぼ見当たらなかったことは、少々気になってはいます。
EXPO関連のPRや関連記事が多かった2023年春以降は、カバー社の企画を取り扱った長文の記事がWebメディアでは少しずつ減っている感じが個人的にはあります。あるいは、カバー社の上場以降、と言い換えてもいいかもしれません。
まあ、企画の事前に出る予告が抽象的な実写MVのみ、みたいな状況が増えていて、単にメディアとしては情報が少なくて記事にしにくいだけ、とかだったりするのかもしれませんが。
あと、ねとらぼさんはこんな感じのランキング記事も結構不定期に出してますね。ちなみにこちらはユーザーローカルさんのデータを元にしたYouTube登録者数のランキング記事です。
こういうランキング記事は、にじさんじだとアンケート算出な場合が多く、ホロライブは登録者数ベースが多い印象がありますね。
そんな中、最近ちょっと個人的に好きなのがRocketNews24に時折載ってるホロライブ関連のレポート記事。
記事の冒頭で何の脈絡も無く「カバー株式会社の株を120万円買いました」とか書いちゃうライターさんの勢いがなんかすごいです。
さて、そんなカバー社は先日、2024年3月期四半期決算の説明をしていましたが、こちらのminkabuに掲載されたQ&Aを読む限りでは、業績進捗は想定通り、楽曲による認知拡大や、北米でのライブ・EN3期生ADVENTデビューなどでの海外展開の加速をアピールした内容になっています。
質疑応答でも『メタバースの進捗』や『スペイン語圏の展開』といった話題から、『スパム行為対策で数十名単位のモデレーターが3か国語以上で日夜見張っていられる体制を整えている』『「ホロスターズ」だけでなく「ホロライブ」でいかに女性ファンを獲得していくかが、非常に重要』みたいな話も飛び出していて、カバー社やホロライブの最近の動向を知りたい方には、読むとなかなか楽しいQ&Aかもしれません。
ゲーム配信、大会系
にじさんじ甲子園2023
8月のVTuberまわりの話題といえば、やはりにじさんじ甲子園2023の盛り上がりは外せないところかなと思います。今年も大いに盛り上がりました。
Web記事としては「結果はこうなったよ!」的な記事もあったのですが、ここでは一応ネタバレ等を考え、本戦直前の記事から2種類を貼るにとどめておきます。
神域リーグ2023
続いては神域リーグ2023の記事、全てキンマWeb掲載のものになります。
麻雀プロ兼ライター、後藤哲也氏の書いた記事は相変わらず8月も毎回熱くドラマティックでした。
神域リーグ2023は8月でリーグ戦が全て終了。
そして1位以外の2~5位の4チームによるセミファイナル戦で1チームが脱落するところまでが決まり、いよいよ上位4チームによる9月のファイナルへ、という流れが繰り広げられました。
記事については、個人的な好みで言えば第28試合の朝陽にいな回とリーグラストのルイス・キャミー回、そしてセミファイナルの3記事は特に好きでした。まさしくドラマのある展開だったと思います。
配信ゲームタイトル関連の話題
8月にVtuberの間で注目されたゲームタイトルとしてはチラズアート制作のVtuberがテーマのホラーゲーム「パラソーシャル」を始めとして、ブラウザゲーム「漢字でGO!」、にじさんじ甲子園関連で「パワプロ2022」の栄冠ナイン、何故か再び流行し始めた「Vampire Survivors」そして、フロム・ソフトウェアのシリーズ最新作「アーマード・コア6」あたりが特に大きな話題を呼んでいたように思います。
特に「漢字でGO!」でのVtuber達によるトンデモ誤読は切り抜き動画でも多数ピックアップされていて、皆さんもだいぶ目にしたのではないでしょうか?最近のVtuberのゲーム配信の流行が伝播する早さには、本当に驚くべきものがあります。
そんな中、6月後半頃からVtuber達の間でとにかく大流行していたゲーム「Only UP!」がつい先日ひっそりと販売終了を迎えていたことを皆さんはご存知でしたでしょうか。
販売終了理由が製作者さんが「ゲームから受けた多大なストレスを癒すため」というのは、何とも悲しいものがあります。
それと、Vtuber関連のゲームということで言えば、この夏はホロライブ関連のゲームを始めとした、いろんなゲームの話題がWebメディアで取り上げられた月でした。8月初旬の格闘ゲームの世界的な大会「EVO2023」内で初のトーナメント戦が開かれた同人格闘ゲーム「Idol Showdown」や、『つぐのひ』とのコラボゲーム「美魔女の真実-マリンの秘宝船-」、お盆頃にアップデートされた「HoloCure」といった作品は、特にホロライブ関連の配信以外でもプレイ配信をしていたVtuberが多く見られたのが印象的でした。
一方、にじさんじ関連ではスマホゲーム「にじあつめ」のプレイ配信を結構見たような気がします。私も実際やってみて、かなり難しいと感じたゲームでしたが、非常にクオリティが高くて面白かったです。
一応これからやる人がいた時の為に、とりあえずプレイキャラの「回復」か「滑空」の能力を2レベル上げてプレイすると格段にプレイ難易度が下がり、「体力」か「根性」はどっちか最低1レベル上げないとまあツライ、というアドバイスをこっそりここで書いておきます。
割と時間泥棒なゲームです。
その他にも、WebメディアでVtuberとゲームが関わっているタイプの記事がいくつかあったのでこちらに載せておきます。割と気になった記事です。
その他、Vtuber関連の話題
ななしいんく
ななしいんく関連では音楽関連のインタビュー記事を2つ。
今年のななしいんくはWeb記事の展開から見るとオリジナル楽曲の宣伝に非常に力が入っている印象があります。
龍ヶ崎リンは今回4枚目のシングルですが、シングル発表の度に毎回しっかりした内容のインタビュー記事を読んでる気がします。一方の橙里セイのインタビュー記事は「BIRTHDAY 3D LIVE」と3rdシングルを中心に、これまでの活動や今後の目標等色々な話題に触れた内容でした。
えのぐ
こちらは「TOKYO IDOL FESTIVAL 2023」で開催された企画、「TIFアイドル総選挙」で、全20組のアイドル達が競う中、なんと3位に入賞したVRアイドルえのぐに関する記事。
会場の様子や、記事に取り上げられているポスト(ツイート)の熱量などに色々なものを感じる内容でした。
九条林檎
VEE所属のVtuber、九条林檎関連の記事からはインタビュー記事と、彼女のX(Twitter)に関連したコラムをひとつずつ。
これまでの活動についてや6月に行われたVR音楽劇「HarmonicA」の話題、「なぜ推しに『イベントいけません』と伝えることがよくないのか」など、色々な話題の各所に彼女のクリエイターとしての鋭い視点が感じられる記事だと思います。
七海うらら
こちらは厳密には7月末のちょっと古い記事なのですが、綺麗なインタビュー記事だったのでご紹介。自身のこれまでの活動や8月頭に開催されたワンマンライブに関する思いなどが語られています。
そしてこの4記事はさらに蛇足なのですが、七海うららに関しては、歌手?Vtuber?VSinger?パラレルシンガーって何?と私が今一つ存在を掴めてなかったので、今回紹介するにあたって過去記事を掘り起こしてみたら、何故か日刊スポーツで6~8月にコンスタントに記事化されていたのでまとめて取り上げてみました。
結果として彼女って何者?的な謎は、読んでより深まった感もありますが、何にしても今後の活躍が気になる存在だなと思います。
Vtuber関連インタビュー
その他、Vtuber関連のインタビュー記事で面白かったものをいくつか。
特に一番上の、Brave groupのCEO、野口圭登氏のインタビュー記事はちょっとこれまでにない感じのビジネスライクな印象を受けたVtuber企業経営者インタビューでした。
Vtuberデビュー・オーディション関連
こちらはこの夏にデビューしたVtuberに関連した話題をまとめて。
こうやって振り返るといろんな箱に動きがあったなぁと思う夏でした。
それぞれに思う所はありますが、それを書くとやたら長くなるので今回は割愛します。
個人的にはメタい話になりますが、一番最後のREALITY StudiosのVtuber事務所「FIRST STAGE PRODUCTION」から9/16にデビューする龍ヶ浜ゅぇの存在がとにかく驚きで、デビューPVで「10月からバラエティ麻雀番組やります!初回ゲストは土田浩翔プロです!」って発表を見て、麻雀界の重鎮をいきなり呼べる企業勢新人Vtuberってだけでもう意味がわからん存在だな、という感じがしています。
また、中の人の推測話を含め何となく波乱の展開が今後ありそうで、そこに興味も無くはないですが、同時にちょっと恐いものも感じます。
REALITY Studios自体も現行の「RK Music」のKMNZ、VESPERBELLや、HACHI・焔魔るり等がいる「ライブユニオン」の面々の活動の他に、今年に入って「FIRST STAGE PRODUCTION」「すぺしゃりて」「Vebop Project」と立て続けに複数のVtuber事務所が生まれてはVtuberオーディションを始めていて、そこになんか不思議な事が始まってるし、より一層どういう組織なのかわからなくなるなぁ……ぐらいの印象を持っていたのですが、今回の件でだいぶ見る目が変わった感が個人的にはあります。
その他、色々な事務所・団体が最近各所で一斉にオーディションを始めていて、それらの今後の展開も気になるところではあります。
卒業・休止等
続いて、話題になった直近の卒業・休止などの話題を。
ホロスターズENではデビュー直後から話題を呼んだメンバー2名が活動終了、にじさんじでは企画・大会・コラボと大活躍だった舞元啓介が無期限休止、個人勢みけねこはUUUM主催の大会に出演NGが出た翌日に休止発表して1週間で復帰、Re:AcTからはチャンネル登録者上位勢の姫熊りぼん、かしこまりがまさかの活動終了と移籍を発表と、チャンネル登録者10万人以上のVtuberの動向に色々な驚きがありました。
今年は本当に休止や卒業の話題に関しては、事前に予想がつかない出来事が多い年、という感じがします。
Vtuber・Vsingerの話題いろいろ
その他、いろんなVtuber関連のWebメディア記事をまとめて。
この記事の中だと、HIMEHINAが発表した「今までバラエティー路線の動画を多く配信していたことで、音楽を目的にチャンネル登録をした新規ファンが彼女たちのチャンネルの通知をオフにしてしまい、結果、別の動画の関連動画欄に現れにくくなるという不利益が起こっていた状況がある」という話からの「YouTubeチャンネルにおけるバラエティー路線の動画を限定公開にし、再生リストからアクセスできるようにしていく」動きはちょっと意外な印象を受けました。
とりあえずHIMEHINAの運営さんはいったいどうやってその状況を調べることが出来たんでしょうか?
私はなんとなくまだ話がピンと来てなかったりします。
その他、気になった記事
こちら2記事はVtuberって何?って人向けに書かれた、Vtuber解説記事。
案件やプロモーション、投資といったそれぞれの視点からVtuberの良さを解説しています。
こちらはVtuberに関係しそうな記事をまとめてみました。
この中では、企業側が設定したガイドラインに反したゲーム配信で有罪判決が出た話題がなかなか衝撃的な話題だなと思います。
今回のケースは非常に悪質な事例であった為に起こった極端な結果ではあるのですが、同時にある種のゲーム配信周りの著作権に関する意識の成熟を感じさせる事例でもあるような気がします。
さて、なんだかんだで約1ヶ月分をまとめていたら今回は7000字超えの長いnoteになってしまいましたので、この辺で終わります。
まとめてザッと書いている部分がありますので、何か気になる点などあればコメントなどいただけると嬉しいです。