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ラテラルシンキング(水平思考)とは?

どうも、ラテおじです。
カフェラテが好きで、ラテラルシンキング(水平思考)を広めたいおじさんです。
新規事業の企画や立ち上げに関わる仕事をしています。

詳しくはプロフィールをご覧ください。

さて、今回はラテおじの由来にもなっている「ラテラルシンキング」について、少し紹介したいと思います。

ラテラルシンキングとは?

ラテラルシンキング(Lateral Thinking)は、直訳すると「横方向の思考」で、「水平思考」とも呼ばれます。

これは、ロジカルシンキング(論理的思考・垂直思考)とは異なり、既存の枠にとらわれず、新しい視点やアイデアを生み出すための発想法です。

ロジカルシンキングについては、ご存じの方も多いかと思いますし、noteでも多くの方が紹介していますので、今回は触れるだけにしておきます。

ロジカルシンキングは「AならばB、なぜならCだから」のように、「物事を筋道立てて整理し、因果関係を明確にして合理的に考える思考法」です。

これに対して、ラテラルシンキングは「その筋道という“枠”を超えて、自由な発想で考える思考法」という感じです。

ラテラルシンキングが重要な理由

物事を論理的に考えて答えを出すという点でロジカルシンキングは非常に重要で、まずはロジカルシンキングをしっかりと身につけることが重要です。

一方で、それと同じくらいラテラルシンキングも重要です。

なぜかというと、変化が激しく価値観が多様化した現代においてはセオリー通りの考え方では答えがでない、解決できないことがたくさんあるからです。

  • 同じやり方では解決できない問題が増えている
    → 時代が変化し、これまでの成功法則が通用しないケースが増え、新しい視点で考える必要がある。

  • 競争が激化する中で独自性が求められる
    → 他と同じやり方では差別化が難しく、独創的なアイデアが求められる。

これに加えて、AIが登場したことにより、ラテラルシンキングの重要性が高まっています。

なぜなら、AIはロジカルシンキングを圧倒的なスピード、量、質でこなすため、多くの人間は単純な論理的思考では太刀打ちできないと言われているからです。

そのため、人間が価値を発揮するためには、AIが苦手とする「常識を疑い、新しい発想を生み出す力」が不可欠になっています。

具体的なラテラルシンキングの方法

ラテラルシンキングを実践するにはいくつか方法がありますが、今回は3つの方法を紹介します。

  1. 前提を疑う – 当たり前と思っていることを「本当にそうか?」と問い直す。

  2. 視点を変える – 逆の立場、異なる業界、子どもの視点で考える。

  3. ランダムな要素を取り入れる、組み合わせる – 無関係なものを組み合わせて新しい発想を生む。

それぞれ詳しく説明します。

1.前提を疑う

私たちは日常的に、多くのことを「当たり前」として受け入れています。しかし、その前提が本当に正しいのかを疑うことで、新しい視点や発想が生まれます。ラテラルシンキングにおいて「前提を疑う」は、固定観念を打破し、創造的な解決策を導き出す重要なステップです。

なぜ前提を疑うことが重要なのでしょうか?

それは、「こうすべき」と無意識に考えている「前提」という「枠」を取っ払うことで新しい可能性に気づくことができ、

多くの人が当たり前だと思い、それ以上深く考えていない「そもそも〜」という「部分」を掘り下げることにより、本質にたどり着くことができるからです。

2.視点を変える

私たちは普段、無意識のうちに「自分の立場」から物事を見ています。しかし、新しい発想を生み出すには、立場や状況を変えて考える ことが重要です。逆の立場や異なる業界の視点、さらには子どものような自由な発想を取り入れることで、新たな解決策やアイデアが生まれます。

例えば、子どもの視点で見てみる、素人の視点で見てみるなど、緊急事態が起きた想定で考えるなど、立場や状況を変えることで新しいことに気づくことができます。

3.ランダムな要素を取り入れる、組み合わせる

最後は無関係なものを組み合わせて新しいアイデアを生み出すという方法です。これは、「複合連結型発想法」とも呼ばれ、あのソフトバンク創業者の孫正義氏がやっていた発想法としても有名です。

実はこの方法が一番簡単で結構効果的な方法です。

先に紹介した「前提を疑う」「視点を変える」というのは、効果的ではありますが、やってみようとすると結構難しいです。

なぜなら「固定観念」「常識」「習慣」といったものは長年その人を縛ってきたものなので、頭でわかっていても、なかなかその「枠」を取っ払うことが難しいからです。

一方、この「ランダム要素」については、文字通り無関係の要素を入れるだけだからです。

例えば、コーヒーメーカーが新商品を出そうとしている企画会議の場合、「コーヒー」にランダム要素を取り入れるだけです。

「ブラシ」「トマト」「砂漠」「馬」・・・

コーヒー+ブラシ=コーヒーブラシ

企画案1:コーヒー豆専用クリーニングブラシ
コーヒーミルやドリッパーの細かい部分を掃除するための専用ブラシ。コーヒーの粉が詰まりやすい場所も簡単に掃除できる。

コーヒー+砂漠=砂漠コーヒー

企画案2:砂漠でも楽しめるコーヒー
砂漠用ポータブルコーヒーメーカー

水が貴重な砂漠でも最小限の水で美味しく淹れられるコーヒーマシン。フィルター不要で、蒸留技術を活用して水分を効率よく使う設計となっている。

みたいな感じです。

このランダム発想法でだいじなことは「ランダム要素」について深く考えないことです。

常識(セオリー)の枠から抜け出して自由に発想することがポイントなので、ランダム要素について考え出してしまうと「いつもの発想の癖」が出てしまって、結局お決まりのアイデアになってしまうからです。

まとめ

ラテラルシンキングは、今ある常識にとらわれず、新しいアイデアを生み出すための重要なスキルです。これを鍛えることで、ビジネスでも日常生活でも、より柔軟な思考ができるようになります。

日々の生活の中で「別の視点はないか?」と意識することから始めてみましょう!

ラテラルシンキングを楽しみながら鍛える方法

もしゲーム感覚でラテラルシンキングを鍛えたいなら、「うみがめのスープ」というカードゲームがおすすめです。

限られた情報から推理し、発想を広げることで、柔軟な思考力を鍛えることができます。興味がある方は、ぜひチェックしてみてください!


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