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ワイヤレステザー撮影

みなさん、お疲れ様です。
Laskey@Photographerです。

お客さんと撮影したデータをその場で
共有しながら撮影するのにテザー撮影
と言うのがあります。

カメラから、撮影したデータをPCの
モニターなんかに写して、もうちょっと
こう。なんてやり取りするのに便利な
方法です。

モデルさんが自分のポージング等を
確認しながら微修正するのにも有効

この撮影手法は従来から職業カメラマ
ンにはスタンダードな撮影方法なんです
が、主にカメラとPCをケーブルで接続
して行われています。
ケーブルを使うメリットはエラーが少な
く、画像の転送速度も速い点が挙げら
れますが、反面、物撮りならともかく、人物撮影などではケーブルがある
せいで、カメラマンの動きが制限された
り、居る人がケーブルをうっかり引っ掛
けて、抜けてしまう。とか、機材が落
下する可能性がデメリットでした。
ところが、昨今はカメラにWi-Fiが搭載
されるようになったので、ワイヤレス
で、画像をポンポン飛ばせるように
なって、実に便利。

ですが、これには受信し、表示する為
のソフトウェアが受信端末側に必要に
なります。
自分が使っているカメラはNikon Z9
と、Sony α7ⅣにFujifilm X-H2です。
受信側のiPadに入れているソフトは
シャッタースニッチと言う、サブスク
で有料のソフト。
年間で3,000円くらい。

シャッタースニッチ

ただ、このアプリ、NikonとSonyは
カメラとiPadが直接繋がれば画像の
受信に問題はないのですが、Fujifilm
はWi-Fiを飛ばす為の別売り縦グリップ
14万円か、ルーターなどのアクセス
ポイント経由じゃないと繋がらないん
です。無料Wi-FiかポケットWi-Fiが
必要ってこと、iPhoneを経由しても
いいけど、面倒です。

どうせなら、3機種とも同じように
簡単、ダイレクトに繋ぎたい。と思う
じゃないですか。

今更ながらのフラッシュエア

そこで、思いついたのが、フラッシュエ
ア。コレは既にオワコン物なんですけど
Fujifilmもそのうち、同様のWi-Fiを搭
載するだろうから、繋ぎです。
これはSDカードで、記録媒体ですが
Wi-Fiをカードから飛ばしてくれる機能
がある。と言う物で、Wi-Fi非搭載の
カメラでも、Wi-Fi付きカメラと同じ
機能を付与してくれるもの。
64GBで2万円ちょっとしますけど、
画像を確認するだけなら、縦グリップ
買ったり、キャプチャーワン使うより
は安く済みます。

で、実際やってみると、問題無く接続
出来て、画像も割とテンポ良く飛ぶの
で、実用に耐えます。
バッテリーの減りは早くなるかもだか
ら、そこは注意ですね。

受信側の手間としては

1.カメラを変えたら、受信端末の
 Wi-Fiの接続先を変更する。
2.シャッタースニッチで、新しい受信
 フォルダを作成する。

の2つですが、慣れたら数分で出来る
作業です。
カメラ毎にフォルダも分かれることに
なるから、管理も便利。
前にも書いたけど、画像はあくまでも
確認用だから、Jpegの小さいデータを
飛ばすように設定します。
それと、新しいバージョンのカードは
大丈夫みたいですけど、カメラでカー
ドを初期化しない方がいいみたい。
Wi-Fiが飛ばなくなることがあるとか。
データを全て選択して消去して、新規
撮影で使う。って感じ。
大画面で見ても問題無く確認出来ます。
どっちかと言うと、モニターの性能が
悪いと解像やピントが怪しく見える
くらい。留意点はそんなところ。

昨今はカメラにリグを付けて外付け
モニター付けたり、やたらゴテゴテの
機材を使う傾向がありますが、動画
撮影ならともかく、スチールはシンプ
ルで、実用性高いのが確実。
機材トラブルのリスクが減るし、準備
も簡単でスマートです。
何より、トラブルや忘れ物をした時に
、この機材が無いと上手く撮れ無い。
と言う心理状態を作り出してしまうのは
本末転倒。

道具に使われ無いようにする。ってのは
いつも心がけたいものです。
最低の機材でも、しっかり撮れて、あと
は付属品くらいの気持ちで撮ると快適

Model LUNAちゃん

と言うことで、今日も便利を楽しみな
がら撮影しましょう♪


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