1社経験からの転職(要は「最初の転職」)
最初に言いますが、まず私の話ではありません。弊社の採用関連です。
ただ、私事として、BCGに転職して良かったことをよく聞かれるのですが、必ず1番にこう答えるようにしています。
「BCGを卒業していく方を見ると、色々なキャリアの選択や生き方があるし、別に何を選ぼうと、何とか生きていける気がするように思えた」
BCGの平均在籍年数は知りませんが、入れ替りは激しいです。入社するとイントラで流れてくるのですが、卒業していく方の行き先が多様で、決めずに卒業される方も多かったですし、卒業後しばらくして新しく何かをされていたり…というのを見たり聞いたりしていると、当時、住商1社経験からの転職でBCGだった私には衝撃的、かつ、上記のように気が楽になったのを覚えています。
(まあ、数年後に自分も何も決めずに卒業してしまいましたが笑)
これはBCG在籍者が優秀だったから、というのもあるかもしれませんが、私自身はそうではなかったと思いますし、何よりもマインドセットというのか、考え方次第のような気がします。
別に大企業だけ…、や、給与や綺麗なキャリアを追う…だけが生き方ではないし、何かしら我慢や犠牲にするものはあったとしても、命を奪われるわけではない。なんだかんだ自分の大事にしたいものを優先することで、楽しく生きられるならそれで良いし、もしそれが難しい、とか異なるのであれば、ピボットすれば良いだけかなと。
もちろん、上記のように捉えたのも私の考え方ですし、価値観な気もしています。人によっては、なんでもない普通のこと、かもしれないし、逆に、全く理解できないものかもしれません。
私自身、その少し前までは住商でずっと生きていく、住商で自分の描くキャリアや未来を実現する、と信じて疑わない人間だったので、斯様に考えが変わったことは自身にはインパクトあることでしたし、だからこそBCGで良かった経験の一つであり、いつも1番に挙げております。
なお、BCG(もしくは転職自体?)のおかげで斯様に変わっただけで、大企業など一つの企業に属しているとなかなか難しいと思いますし、別にそれも其々の価値観なので悪くないと思います。
言いたかったのは、それくらい1社経験で、その会社の文化に浸かっていると、良くも悪くも、見えないことは多いかなと。
(何度も言いますが、別に悪いこと、というのは見方次第で、否定しているわけではありません。転職が全てだとは思わないので。)
つらつらと謎に書いてきましたが、今回話したかったのは採用のことです。(しつこい笑) そろそろ本題に入ります。
直近、1社経験かつ大手、の方から内定の受諾を頂きました。つまり彼にとっては最初の転職、です。
上記でつらつらと書いたのは、当方にとって、それくらい最初の転職というのは大きいことだと思いますし、なかなか考え方は変えられないし、疑問に思うことがあっても、飛び出す勇気は相当だと思います。
当方の場合はそれがBCGでしたが、言い方は悪いかもしれませんが、当時の考え方として、BCGだからそれが許せたというか、住商からの転職を考えた時、当時の私は所謂戦略系ファームしか受けておりません。(つまりブランド志向というか、名前はかなり気になりましたし、上司にも伝えやすかった。)
私と、その方の置かれた現状とも違うのでしょうけど、とはいえ、新卒からお世話になった大手からの転職はそれほど難しく、勇気を伴うものだと思います。
もちろん、我々としては対大手、や対1社経験の方々への口説きパターンは持っておりますし、嘘偽りなく自分の本音として、お伝えしております。とはいえ、決めるのはその人自身ですし、家族までいらっしゃると、その説得/交渉等、さらに困難を伴うものでしょう。
なお、当然のことですが、入社頂いたのちに、1社経験や大手ということを優遇することは勿論ありません。ただ、10年以上勤めたその1社を離れて、我々を選んで下さった思いや、我々と共に創っていくことへの期待、ワクワクには絶対に、全力で応えねばと思いますし、更に身が引き締まりました。
引継ぎや有休で、まだその方が入社するまでは少し間は空きますが、それまでの時間での準備もそうですし、彼の希望も踏まえながら色々と機会を考えていければと考えております。
なお、もう1名、同じく大手1社かつ15年経験、しかも現職はピカピカの企業かつ報酬/経験が得られるところにいらっしゃる方を、絶賛口説いているところです笑。複数回面談を重ね、だいぶこちらの思いも伝えられたのですが、それでも、決定にはまだ至れておりません。決してその方のことを否定するわけではなく、それくらい難易度の高いものですし、弊社、私としてはその方の持つ不安や悩みを可能な限り取り除き、最終決断への一押しに繋げたいと思っております。
長くなりましたが、最初の転職、というのはそれくらい大きいものと私自身考えています。ただ、それ如何に拘わらず、今のメンバー全員に思っていることとして、LASINVAを選んでくれているわけですし、その期待に添えられるよう、良い場にしていきたい、その場を共に創っていければと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!