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トークイベント『飯』開催

餃子のタレについて考えると、不思議な気持ちになる。醤油、ラー油、酢、胡椒…。誰に教わるでもなく、いつの間にか身についていた自分だけの分量。しかしそれは、今さら変えられないほどに強固なこだわりとなっている。

飯。我々が生きていく上では欠かせない習慣、そして文化。だからこそ、人間の数だけこだわりもある。私の知り合いは猫舌だが冷めたものを提供されるのは嫌いで、喫茶店のコーヒーをわざわざ温め直してもらってから氷を入れたという。

別に詳らかに開陳する必要はないのだが、そういったこだわりの話をするのも聞くのも、大抵楽しい。様々な路上観察者たちの話を聞いてきた『都市のラス・メニーナス』。多くの路上観察者たちも実は、飯へのこだわりが強い人が多かった(まったくこだわりがない、というあり方も含めて)。

それに商店建築や飲食店の貼り紙など、直接的に路上観察と関係しているのもまた、「飯」という文化なのだ。そこで今回は『都市のラス・メニーナス』の番外編的な位置付けで、「飯」だけにテーマを絞ったトークイベントを2/11(日)に企画してみた。トークイベントのタイトルはずばり、『飯』。

飯へのこだわりを語って頂く登壇者は、以下の3名。

四万十川(Web冷え汁主催)

路上観察や飲食店にまつわる記事も多いサイト、Web冷え汁管理人。『都市のラス・メニーナス』には「第6回 何も成し遂げない路上観察」 に登壇、「本物ランチサンプル」の話などをして頂いた。「お新香」「お通し」といった居酒屋文化への鋭い考察に期待。さらに今回のイベントでは、昨年惜しまれつつ閉店したとある有名店の貴重な動画も用意している、とのこと。

つるたちかこ(お冷研究家)

本業は編集とライターだが、「お冷研究」という聞いただけでも「なにそれ?」と惹かれる肩書きを引っ提げて登場。事前に伺ったテーマの中に「ドーミーインの夜鳴きそばもお冷」とあり、私は気を引き締めた。

松澤茂信(マニアなツアー代表)

様々なマニアが集うマニアフェスタ主催でありながら、昨年からはマニアがガイドを務める「マニアなツアー」も立ち上げ活躍中。自身も世界中の珍しいものを食してきたが、一風変わった店や人を取り上げ「メシ通」などに寄稿している。今回のイベントへの意気込みを聞いたところ、「牛丼は10秒で食える、という証拠を叩きつける」と鼻息荒い。

片手袋研究家の私、石井は司会を務めさせて頂くが、隙があれば私の飯へのこだわりもぶち込ませて頂きたいと思っている。事前の打ち合わせで3人の話したいテーマをまとめてみたが、この日にしか聞けない話や見られない動画満載なので、絶対に面白くなると確信した。現地観覧と有料配信があるので、ぜひ参加してください。詳細は以下の通り。

トークイベント『飯』

※日時:2/11(日)19:00~

※会場観覧:1500円。平井オープンボックス(総武線平井駅徒歩3分。平井の本棚2階)にて。予約は katateblog@gmail.com まで(予約なしで当日会場に直接来て頂いても構いません)

※配信観覧:1000円。こちらのアドレスから販売中。

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