バビロンの大富豪/著者:ジョージ・S・クレイソン/訳者:大島豊【感想】
■はじめに
様々なところで名著として紹介されいる本作。
やはり、名著と謳われるだけの作品であると言わざるを得ない。
ストーリー仕立てで本作は進行しているため、繁栄の技術と共に、当時のバビロンに思いをはせる事もできる。
多くの人々が望んでいる「繁栄」「富」「幸福」
古代からの技術を、現代にも活用できるという事は、まさに本質をついているという事ではないだろうか。
本書には富をもたらす成功法則が、多数記載されている。
今回はその中でも、今の私自身にも必要だと思われる教えを「3つ」まとめてみた。
1.自分の欲求と必要経費とを混合するべからず
◆必要経費と呼んでいるものは、自分で気を付けていない限り、必ず収入と等しくなるまで大きくなる。
意識をしないと、すぐに財布の中身は空になってしまう。
「給料が上がれば楽になる」とよく耳にするが、収入が上がれば上がった分だけ、必要経費という名の欲求が増していく。
◆コイン一枚でも、金を使う時は、それが100%使う価値があるものでなければならない。
コンビニなどで余計なものを買ってしまう経験は、誰にでも当てはまる事ではないかと思う。
また、ネットショッピングでは、現金のやり取りがなく、気軽に24時間買い物ができてしまう。
決済をする前に、本当に今の自分に必要なのかと、自分自身に問いかける必要がある。
◆一番大切な欲求が叶えられるよう支出の予算を組む
自分自身にとって、何が一番大切なのか?
常に意識し、心掛けていないと、大切なものを逃してしまう。
2.明確な目的に向かって、自己の能力と技量を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし
◆望みなくして達成なし、強く、明確な望みを持つべし
「金持ちになりたい」といった感じのぼんやりした望みではなく、具体的に「100万円ほしい」などと、しっかり、具体的な目的意識をもって、実現に向けて努力する。
◆小さくても明確な望みを実現させる
いきなり「100万円ほしい」と明確な望みを持ったとしても、達成に至るまでには必ず大きな努力が必要になる。
最初は小さく、経験を重ねるにつれて、大きな成果となっていく。
小さくても、成功体験の積み重ねが、後に大きな成功を生み出す。
◆望みは単純で明確でなければならない
望みが多すぎたり、複雑すぎると、当初の望みを見失ってしまう事もありえる。
望み、目的を持ったら「一点突破」
自分が本当に欲しているものは、いったい何なのだろうか。
3.きっかけをチャンスとしてつかめるか
◆優柔不断はNG。チャンスが来た時にそれを活かせない
幸運は躊躇している間に逃げてしまう。
幸運を呼び込むには与えられたチャンスを生かすことが必要。
「幸運の女神は行動する人間にしか微笑まない」
◆チャンスがきたら素早く行動。即行動。
躊躇している暇があったら、即行動。
同じ状況は二度とやってこない。
「幸運の女神は行動する人間にしか微笑まない」
◆チャンスは全員に訪れる
チャンスをどのように捉えるか。
自分には到底無理だと、みすみす逃してしまうのか。
「幸運の女神は行動する人間にしか微笑まない」
■終わりに
自分自身に言い聞かせるつもりで、今回の記事を作成しました。
特に「行動」という項目においては、自分自身の一番の課題であると感じております。
今でこそ、この記事を作成していますが、ここに至るまでに、多くの時間をかけてしまってます。
「幸運の女神は行動する人間にしか微笑まない」
迷ったり、躊躇ってしまった時には、この言葉を思い出し、少しずつでも前に進んでいきたいと思います。
※読了時点(2021/7/29)Kindle Unlimited対象商品
★ここまでご覧いただき、誠にありがとうございます。
読書記録やFF14など、興味の赴くままにアウトプットしております。
他にも様々なことを記載していきたいと思いますので、気になった方は是非スキ・コメント・フォローして頂ければ幸いですm(*_ _)m
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