3.母を子ども扱いする

あと、母のキャラじゃないけど赤ちゃん扱いもしました。
「よかったね~」とあかちゃんと会話するようなトーンで頭を撫でたり。
赤ちゃん口調は2人きりの時だとすんなり受け入れてくれました。

本来、親からされるであろう一連の流れを補うような形で、私が母の母役になったつもりで、体験させてみました。

母のように、話し合いが難しい人には、ノンバーバルが効果的だと思えます。
母が自分の両親を”敵”と認識していたような感じだったので、常に敵が身近に居る感覚です。
私が娘の立場だけでは難しいと思ったので、母役を演じました。

すると、ゆっくり昔の嫌な記憶を思い起こし、自身の中で昇華できるようになってきたようです。
「あのとき、すごく嫌だったけど、今なら理解できる」
「本当はこうしたかった」
と、思い出したくないことを減らすことができたようです。

母は話を最後まで聞かずにキレることが多かったのですが、冷静に相手の言い分に耳を傾けることができました。
仕事上では我慢できていたようですが、プライベートで出かけたときは、店のスタッフに大声でののしることがありました。

クレーム対応という意味では、会話のテクニックでクレーマー対処は難しい領域もあると思います。
しかし、相手が常に臨戦態勢になってしまうのは何だ?を幼少期からの流れを俯瞰視するようなイメージで向き合うと、なんとなく言葉の抑揚がいい感じに乗っかってくるので、相手の力が抜けていきやすいと思います。

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