社会的不安がある時こそ、ヨガマインドを持ちたい。

昨日、日曜日の朝は某フィットネスクラブでヨガのレッスンをしています。

そのクラスは毎回同じシークエンス（ポーズの順番）を行ないます。

毎回同じ動きをする理由は、動きが同じをしている中での自分自身の変化に気づくためです。

とはいえ、参加者にお任せするだけではせっかくクラスに来て頂いている意味がないので、
大森からヒントや気づきになるようなテーマをご提案しクラスを行ないます。

そして、その時のテーマはこのnoteのタイトルである『社会的に不安がある時こそ、ヨガマインドを持ちたい』でした。

3.11の時に実感した、ヨガやフィットネスの大切さ

2011年3月11日。

当時もフィットネス業界にいて、ヨガのグループレッスンを担当していました。

今回と同じように自粛ムードの中（意味は違いますが）、『フィットネスクラブ』という"生活必需品"でもない事業が世間にどれだけ受け入れられるかは議論になっていました。

その中で短縮営業という形で営業を再開した時に、昨日のクラスと同じレッスンを担当しました。

そこでの体験は、大森が今後もずっとこの仕事をしていこうと決心した、とても重要なものでした。

ヨガで涙が出たのは初めてでした

たまに「ヨガのクラスで涙が止まらなくなった」という体験をする方がいるとかいないとか(笑)は、ヨガ業界あるあるなんですが、

たしかにエモーショナルなクラスをされる先生のクラスではそういうこともあるかも知れません。

それだけ深く心に響くのもヨガのひとつです。

ですが、大森のヨガはフィジカルな面にアプローチすることが多く、そしてそれを分かりやすくするためにロジカルな表現をする傾向があります。

結果（良いか悪いは別にして）あまり感情的にならないクラスになるのが大森のクラスの特徴です。（そういうのがお好きな方は是非お越しください♪笑）

ですが、時にテクニカルな話をしている場合じゃない時もあります。

大きな出来事が起こったときほど、本質的なテーマになります。

たとえば、生きている意味。

シンプルにそれを感じながら、心におきながら、ただただヨガのポーズに身を任せる。

ヨガができること。

身体が動くこと。

生きていること。

ただただ感謝しかなくなるわけです。

そうすると人間って、涙が知らずに溢れてくるんですね。

そう仕向けたわけではありません。（そんなテクニックは持っていません）

しかし、自然とそうなった。

それはとても貴重な体験でした。

ヨガの意味は調和

YOGAは、サンスクリット語で調和を意味します。

ポーズの練習においては、そのポーズを通じて身体と心の調和を目指します。

しかしその意味を拡張すると、

自分自身という個の存在と社会という大きな存在との調和と解釈できます。

（もっと広げれば、自分自身という個と、地球や宇宙といった大きな存在との調和とも言えます）

本当に大切なものは、なんなのか？

自分自身と大きな存在との調和を感じていると、自然に、

この社会の中での自分とは一体なんなのか？
自分にとって大切なものは、本当はなんなのか？

そんな思いが自分の内側からじわじわ湧いてくる感覚が得られる気がします。

余計なものに心をとらわれない。

そのモノやコトは本当に大切なのか？

ただ浅い心に流されているだけじゃないのか？

本当に大切なものを見失っていないか？

ただでさえ日々の生活に忙殺されて気づけないのに、社会的不安が巻き込まれてしまっては、
判断力や認知力がは働かなくなってもしょうがないでしょう。

それを責めるものでは断じてありません。

自分自身もそんな状況だからこそ、こんなnoteを書いているのは否定しません。

ただ、そんな時だからこそ、ヨガマインドを持ちたいのです。

調和が得られるのであればヨガでなくても構いません

別にヨガでなくても良いです。

自分自身と向き合う時間を作りましょう。
自分自身と向き合う場所を作りましょう。

座って瞑想ができる方は、むしろそれこそマインドフルネスの正道。

ランニングでも良いですね。

シンプルな運動は良い意味で認知力を使わないので、マインドフルネスに自分自身に集中できます。

自分がどう在りたいかは自分が決める。だからまず自分自身と向き合いたい

社会は大きく変化するときは、自分自身への影響は避けられません。

それは当然のことで、元々どんな状態であれ調和していた片方が変化したのなら、
もう片方も変化を避けられるわけはありません。

それが自然です。

その時に、自分がどう在りたいか。

今、まさにそれが問われているのだと思います。

（大森も自分自身に問うています）

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この投稿が少しでも誰かの心と身体の平静にお役に立てれば幸いです。

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長文ご覧頂きありがとうございました。

大森 剛/OMORI TAKESHI
http://www.largeforest.com