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アウトドアヨガで気づく『無自覚な感覚』に影響されている身体


先週(5/12 sun.)の『JINGU STADIUM NIGHT YOGA』は、まだ今も暖かい感覚を残してくれています。


さて感傷的なものは一度置いて、今回は身体の考察屋として、

『屋外で行なうヨガ』だからこそ気づける身体のことについて書いてみたいと思います。


これからの季節、各地でアウトドアヨガが開催されます。


ナイトヨガ、ビーチヨガ、パークヨガ、、、

どれもその時々の、空、風、空気、また他の参加者の人たちとの共感・共振、世界との・宇宙とのつながり、バイブレーション、、、

一瞬として同じものがない『 今ココ 』を感じる素晴らしい体験になるはずです。

この夏、ぜひ参加してみてください。


…なんて、キャッチコピー的な文章を書きましたが、これにも『身体論』的な裏付けがあります。(後で書きます)

※ 寒さや暑さなど、アウトドアならではの状況もありますので、その時間の天候や持ち物などには十分ご注意くださいね。


ほとんどを室内や決まった場所で生活する現代人にとっては、アウトドアヨガは『非日常』な場所です。


いつも『室内やビルや人混みで制限された空間』で生活しているのに、

急にオープンエアに解放されると、自分の感覚に違和感を感じるものです。


まず最も大きな要因としては『視覚』です。

特に空を見上げるポーズをすると、目標物がないので身体感覚が崩れます。

人間は無自覚なうちに身の回りのもので距離を測り、自分自身の位置を確認しているからですね。


アウトドアヨガでは、その感覚を奪われ、視覚以外の『 体性感覚 (骨格筋の位置感覚や平衡感覚など) 』を使わざるを得なくなります。


この『体性感覚』を使うことが、実はとても大事なのです。

人間はこの『体性感覚』を利用して、


無自覚のうちに様々な感覚をキャッチして、
無自覚のうちに生理的な反応を起こして、
無自覚のうちに身体機能の調整をしています。


しかし、どの身体機能(筋肉や神経感覚など)と同様に、使わないと弱くなります。

アウトドアヨガをすることで、人間が本来持っている体性感覚に気づくキッカケを与えてくれるわけです。


アウトドアヨガでは、いつも使っている感覚以外にも、自分自身を、世界を感じる感覚は存在することに気づくことができます。


先ほども書きましたが、『室内やビルや人混みで制限された空間』で生活していると、無自覚のうちに視力を使って身体の調整をしています。

アウトドアヨガをすることで、意外と心は身体のことを分かってなかったことに気づかされるわけです。

気づくことが重要なのです。

そして、いつも使っている感覚以外にも、自分自身を、世界を感じる感覚は存在することに気づくことができます。

音、皮膚感覚、体温、力加減などの視覚以外の体性感覚で、

空、風、空気、また他の参加者の人たちとの共感・共振、世界との・宇宙との繋がり、バイブレーションなど、

視覚以外にも自分自身を確認できることに気づきます。
(無事、冒頭に書いた「後で書きます」を回収しました。笑)


無自覚なうちに視覚に多くの感覚を奪われている現代において、

意図的に、音、皮膚感覚、体温、力加減など、視覚以外にも自分自身を確認できる環境に身を置くことで、

人間が本来持っている体性感覚を取り戻し、そして自分自身をより広い感覚で見つめなおすことができます。



今後の『JINGU STADIUM NIGHT YOGA 2019』の日程

主催のActive IconさんのFacebookページなどで今後の日程をチェックしてみてください。

http://www.active-icon.com
https://m.facebook.com/activeicon

次回は5/20(月)酒見駿介先生です。


アウトドアでのアクティビティが活発になる季節です。

海でも、山でも、アウトドアヨガでも、ご自身の感覚のクリアランスをしていきたいですね。


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大森タケシ🍀 人生100年時代の身体と思考づくり
アスリートでもなく、マッチョでもない、一般人視点って大事だと思うんです。 なかなか運動の第一歩を踏み出せない人に、身体、筋トレ、ヨガ、その他フィットネス界隈のことについて、日々の気づきをシェアすることで、何かしらのヒントやキッカケになれば幸いです。