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「あまり糸を消費している編み物からの気づき」
ここ最近、あまり糸での編み物ばかりをしている。
なので、あまり糸ではないもので編んでいるものが中途半端な状態。
そっちも編まないとと思いつつ、なぜかあまり糸から離れられずに編んでいた。
もう少しで編み終わるひざ掛け?ショール?
何かは不明なものを編んでいたら夫がずっとそれを見ながら、「玄関マット」と言っていた。
、、、。確かに、玄関マットに見えなくはないが。
ずっと玄関マットのワードを聞いていたら、本当に玄関マットが編みたくなる。
あまり糸だな。
どうする?、、、
5本引合せで編んでみたら面白いかも。
と思ったら、やらずにはいられない。
15分位前から糸をかき集めて編み始める。
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色もバラバラ、黒もある。
どんな感じかなと思いながら編んでいたら、めちゃくちゃ楽しい。
編み図もなく、大体で編んでいる。
急に解放された気がした。
ここ2年、編む編む編む。とにかく基礎を、そして応用を。
楽しくなくなっていた。
あまり糸を何本かで引き合わせると、編んでみないとどういう出方をするかがわからない。
模様の出方も不明。
模様が見えない時もある。
そんなことを繰り返していて気づいた。
好きに編みたい。
もともと編み図をみながら編んでも途中で変えたり、本と同じものを編むときも色や毛糸を変えたり。
そんなことを思ってたらまた夫が、先に編んでいた玄関マットと呟いていたものを見て、こんな着物の帯あるよね、と。
頭が回転しだす。
あ、最近、着物を全然着ていない。
練習もしていない。
過去に着付けを習っている。
でも、着ていない。なぜなら、訪問着なので遊びができない。
着物って結構決まりごとが多い。
だから遠ざかる。
そして夫の一言。帯。
小紋、紬、浴衣なら。
帯とか小物とかで遊べる。
気軽だし、格の問題もない。
自分が型にハマっていたことに気付かされた。
作ることは自由。
そして着物は好きだ。
でも面倒くさいことがいろいろある。
面倒くさいことはプロに任せて、遊べるところを自分でやったらいいなあ。
着るのも楽だし。
糸を消費するための編み物だったのに、すごく大事なことに気づく。
そこから、遠ざかってた着物。
好きだからマンツーマンで習っていたんだった。
いろいろと広がりそうだ。
何も考えてなかったと思うが、つぶやいた夫に感謝である。
気づきはちょっとしたところに転がっている。
違う視点から、編み物も着物も楽しめそうだ。