「人はなぜ寂しいと感じるのか?どうして誰かといたいのか?」
もともと幼少期よりドライな子供であった。
環境がそうさせたのか?
もともとそうなのか?
物欲もなく、ただ人を観察していた。
そして、その人たちの見たい仮面を被っていた。
寂しい、この思いは私にもあった。
でも、長い時間人といると吐き気がした。
一人になりたい。
この茶番はなんなのか?
そんな私も二度結婚した。
1度目は離婚という形になるが、それはそれでいい。
同類は続かない。
あまりにも似ていた。
2度目はタイプが違う。
私はこの人を理解できないが(なぜ私といるのか不明という意味で)、良き人である。
いろいろあったが、穏やかに暮らせる人である。
過去に好きになった人がいる。
自分がこうなってしまうのかと思うほどに。
だが、それは自分を知ることに必要であったのだ。
そして、一人は孤独ではないことを知る。
たぶん、地球上でヒトが私だけになっても平気だろう。
いつ消えても構わない。
だが、必要としてくれる人がいるようだ。
私のまわりにいる良き人たちをもう少し見ていたいと思う。
良き人たちを守りたいとも思っている。
良き人たちには、幸せでいてもらいたいと思う。
良き人たちが不幸になってはならない。
良き人とは、善という意味ではない。
自分の今を懸命に生きている人のことである。