「55歳おばさんの少しだけ長い独り言」
先月55歳になった。
若い頃、55歳なんて想像もつかなかったし、おばさんになるのも嫌だった。
でも、今その年齢になったが、意外なことが。
おばさんを楽しんでいる(笑)
若い頃は、こうでないとも強く、ガツガツしていた。
いつも肩肘張って頑張って、クタクタだった。
若さだけはあるけど、経験もお金もなく、将来も不安。
見た目も気になるし、評価も気になる。
そのから何十年もたち、今はものすごく楽だ。
若さもなくなり、しわも増え、白髪との戦いはあるが、それはそれとして認めている。
坂道登れば息切れがして、たまに平らなところで転びそうになったり、疲れ方が若い頃と違う。
筋肉痛は翌々日に来るし、脂っこいものを食べれば翌日に内臓からお叱りを受ける。
名前が出てこなかったり、会話があれこれそれになるし、若い頃には楽々できたことが少しずつ厳しくなってくる。
でも、今が一番幸せだ。
人に対してこうでないと、自分に対してこうでないとという気持ちが薄れ寛容になる。
シワは年輪だ。
たくさんの経験をしてきたものが刻まれている。
生きてきた証。
できなくなることも多くなるけど、それもこんなことができなくなるのかと新しい発見。
歳を重ねるのが正直楽しい。
どんどんクリアになり、おばさんって楽しいと心から思う。
そして、主人は一つ下の54歳であるが、たぶんこの人もおじさんを楽しんでいるようだ。
おっさんと自分で言って笑っている。
おばあちゃんと言われるのが何歳からかはわからないが、おばあちゃんになるのも楽しみだ。
おばさんも悪くない。
これもどう捉えるかだと思う。
単に捉え方の問題だと思う。
おばさんは楽しい。
20歳の私に教えてあげたい。
歳を重ねるのも悪くないよ、と。
55歳おばさんの少し長い独り言でした。