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30代後半からの、IT業界挑戦記 ㉔ 何をしたいのか

以前、リーダーに任命される事になった事を書いたが、正式には4月からの任となるとの事。まだそれまで時間があるので、改めて自分はこれからどうしていきたいのかを考えていた。

今回は、SESで働き始めて3か月たった節目でもあるので、改めて自分にとってやりたい事と、それに対して見合った仕事が出来ているかを振り返る事にする。

まず、現時点で譲れない絶対条件は以下。
※固定費みたいなもん。これが無ければ生活の基盤が崩れ去る。

・年収300万以上
 ⇒最低限の生活費(将来的な出費も含め)

・急な早退発生時に対応可能な事
 ⇒子供が小学生になるまでは必須

・残業がある程度で収まる事
 ⇒月20時間程度なら可とする。
  自分の努力次第で短縮できるなら尚◎

この条件に合致するのが現在勤めている会社である。
SESで働く最大のメリットが、ワークライフバランスが整う事だと思う。
配属先にもよるが、よくも悪くも負わされる責任がないので、基本的には指示された事をこなしていれば残業をする必要がない。まあ時々客先の顧客からの要望対応の為に残業が発生する事もあるが。

なので、最低限必要なラインは現状でも満たせている。
IT業界でこの条件を満たす求人はまだまだ沢山あったのではないかとも思うのだが、転職活動期にはIT業界に絞らず幅広く求人を見ていた為、IT業界に対する視野が狭く、通してくれた所に来たというのが正直な所。

次に、可能であれば満たしたい条件。
※変動費みたいなもん。これがあれば生活が充実する。

・開発にしっかり関われる事
 ⇒現状未達。開発どころか資料まとめてるだけでスキルは身に付かない。
  この環境でやるのであれば、指示がなくともテストした結果を元に勝手 
  にコードを読んで、解析して、修正案を考えることが必要。
  正直指示がないのにやるのは博打。

・人として扱われる事
 ⇒現状未達。こちらから挨拶しない限りいない存在として扱われる。
  指示をくれる方は気にかけてくれるが、それ以外は空気。

・通勤時間が30分圏内
 ⇒達成。ただし、朝は道が混む為、50分くらいかかる。帰りは早い。

できればこれらは全て達成したい所。
上の意向なのかは知らないが、現状周囲と人として関わることができない。
日常会話は皆無であり、配属先グループの会議にすら参加させてもらえない。「開発Gみんなで話し合いましょう」って言ってどっか消えていったけど、私は開発G所属のはずなのに一人ぽつんと残される。これが一番の課題点。結構キツいよ、これ。また、開発に関しては、動作確認テストで一応は関わっていることになるのだろうが、本当にテストしてるだけなので、ほぼ関われていないといってもいいのではないか。

多分これらはSESという働き方の闇の一つかと。関わる案件が変わればまた違うのだろうか。とはいえ、業界について調べていけばいくほど現状の賃金は最低値であり、まだまだ上がある事が分かる。また、収入を伸ばしたいのであれば現職にとどまり続けるのは悪手でしかない。生活はかなり安定しているので、あとは人としての関わりさえできれば何も文句はないのだが…。

とりあえずここまで自分なりに頑張ってみたはいいものの、環境が改善される気配はない。気づかなければ幸せだったのだろうが、他派遣には現状のチーム体制についての意見を求めていた事を知ってしまい、私には何もそのことを知らされていない。滅茶苦茶軽視されてる。

未経験派遣とは言え、せめて何か聞くくらいはしようよ。ねえ。
それで思考を巡らせた結果、どうも私の所属している開発グループのリーダーは派遣を軽視というか、ある一定以上は踏み込んでこられたくないと思っている節がある。

同じ企業から派遣されている職員で、外部との折衝をする役割を担っている方がいるのだが、顧客からの要望についてあれこれ意見を出していたのに対し、そのリーダーは「それはあなたの考える範疇じゃないので」と答えていた。私に対してだけならば私を軽視されているだけで済むのだが、他の方に対してもそんな態度であるならば話は別である。

意見を求める時に私が省かれていた事を知ってから、嫌悪感というか無力感というか、完全に一緒に働く人としてではなく、ただの家政婦みたいな存在として認識されていると感じるようになってしまった。

うーん。これは非常にまずい。
まあそのリーダーも実は開発経験が無いという事を風の噂で知り、きっと今苦労してて、そこまで気が回るような状態じゃないっていうのが実情なんじゃないかなと思う。だってリーダー頭頂部めっちゃ薄くなってきてるし。地肌見えてるもん。若いのにかわいそうに。

そうと分かれば、正直貢献しようと頑張ったところでそこまで考えなくていいって言われるだけなので、指示された事だけやる。で、その間に堂々とお勉強させていただこう。んで資格取れるだけ取らせていただいてから悠々と環境を変えさせていただく。本当は今すぐにでも動きたい所だが、実はもう子供が生まれてくるまで半年切っている為、最低限の生活が担保されている状況から動くのは賢明ではない。育休もがっつり取る予定。前述した通り、はっきり言って冷遇されていると思うので、それならかえって何も気を使わなくて済む。

であれば、動き出すのは育休明け。ちょっと長めにとってカジュアル面談とか受けてみるのもありか。それまでに、何でもいいからポートフォリオ持っておきたい。

あと、基本情報技術者のリベンジ。これは欠かせない。
次に挑む場に進むために、正直今のままじゃ履歴書で落とされるだろう。
ただでさえ年齢という枷がある以上、少しでも武器になる物は持っておかねば。また、Xデーまでには時間があるので、進む方向性は明確にしておかないと、またこんなはずじゃなかったって言って詰む危険性がある。できればキャリアの都合上、次の転職で最後にしたい。

恐らくそう簡単には見つからないと思うので、並行して案件の変更も打診する。もしここで良い案件に巡り合えるのであれば現職のまま経験を積んでいきたい。何なら腰を据えて対峙して、リーダーとしての活動に精力を注ぐ事も有りだと思う。てか多分これが一番現実的な道ではある。

まとめると、9月までにやる事はこんな感じ。
・営業担当に訴えかけ、案件の変更を依頼する。
・転職も視野にいれ、資格取得を進める。
・自分の進む方向性を確立する。
 ⇒IT系の職種を改めて調べ上げ、興味のある分野を定める。
  興味が出た分野には軽く触り、適正を見る。
  スムーズにできた物が適性のある物と判断し、そこに道を絞る。

以上。

人として扱ってさえ貰えるなら、今の場所から動かなくてもいいんだけどなあ。せめて日常会話を一言二言かわす相手が近くにいればと思うが、目の前に柱、左隣は他部署、さらに右隣は空席どころかテーブルとイスが消え去った。もはや隣人と天気の話すらする事も叶わない。なら、もう環境を変えられるように動くしかないじゃない。

妥協できるラインに到達できるのはいつになるやら…。
でも、限界まで足掻く。それしか今はできない。


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