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30代後半からの、IT業界挑戦記 ⑩ 自己プロデュース

「村助さんは仕事早いですから、大丈夫です。」

心の中でガッツポーズをしていた。
この1か月間、徹底的に自分に課していた縛りを貫いてきた事が、着実に私の評価として根付いてきている。この言葉を聞く為に、ここまでどんなに簡単な仕事でも手を抜かずに本気を出して取り組んできたのだ。

こちらの記録で残しているのだが、未経験無資格という事もあり、本当に簡単な仕事しか任されていない状況からのスタートだった。(だった、と言うにはまだたったの1か月しか経っていないので早すぎる気もするが)

そんなこともあり、ただ仕事をしていても自分の為にならないと考え、自らに、依頼された作業は何としてでも3時間以内には必ず終わらせるという縛りを課してきた。そして、今回依頼された内容が単純作業ではあるのだが中々のボリュームがある物だった。それを確実に1週間以内に仕上げてほしい、という事なのだが、そこで冒頭の台詞を頂いたという訳だ。

向こうとしては大した思いを込めて言った物ではないのかもしれないが、私にとってはとてつもなく大きな言葉である。何故なら、右も左もわからない業界に突撃してきて、初めて明確に評価して頂いているという事がわかる言葉だったのだから。それも、自分がこれをする!と決めた事に対しての評価なのだ。

何やかんや言いながらこれで本当にいいのだろうか、37歳という年齢という事もあり、お荷物を押し付けられたと思われていないだろうか、などと考えびくびくしながら仕事をしていた中、この言葉だ。モチベーションが上がらないわけがない。

ただ、ここで浮かれてしまっては確実にミスを引き起こす。
そうすれば、仕事は早いが雑にやるから毎回チェックが必要で、余計な手間を増やすおっさんという評価に早変わりしてしまう。それだけは避けたい。

気を抜かずに、今まで継続してきたダブルチェックも忘れずに行い、早い上に丁寧な仕事をする、という評価に繋げていきたい。

また、仕事が早いだけでなく、吸収力も違うという事を刻み込む為に、一回の説明で完璧に理解できるように全力で集中して話を聞く事も忘れてはならない。

何というか…こうして言葉にして書いてみると、仕事早くて正確で、一発で仕事覚えて何でもかんでも吸収して…嘘くさい人間だなこいつ
まあでもそんな人間になろうと努力するのは悪い事じゃないだろ。
そうなれるかどうかは別として、さ。

だから、私は努力する。
誰かに言われたからじゃなく、自分がそうなりたいから。
そしていずれは、業務の中心となって仕事が出来る自分になれるように。

という事で、来月。基本情報技術者試験受験してきます(12/22)。


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