VM会@代々木上原
VM会。
VMとは某結婚式場の略称である。
筆者の学生時代のバイト先であった。
当時、バイトは原則禁止だったがそんなもの守るわけがない。クソ喰らえだ。高校時代は「バイト絶対禁止。破れば丸坊主。」という謎のルールさえ存在したが丸坊主になる覚悟で毎週末朝から晩まで馬車馬のように働いた。
バイトは高校3年の秋頃から専門学校を卒業するまで約3年半ほど続けた。
バイト先のメンバーは市内にある某国立大学の学生が大半を占めており、筆者はそこに混じり料理出しやら教会業務(音響、照明、ゲスト誘導)やら親族対応をこなしていた。
なかなかの激務で体力や神経をすり減らしていたが苦労を共にした分バイト同士の絆も深かった。
その中でも今も親交がある仲間と久しぶりに東京で飲むことになり、土曜日の仕事終わりにあずさに乗り込み、長野から東京に向かった。
フットワークの軽さに驚かれたが当然である。
ずっーと会うのを楽しみにしていたのだ。
実は何年か前にも会う約束をしたがメンバーの1人が交通事故に遭い流れてしまっていたのだ。
東京住みのメンバーが代々木上原にある店を予約しておいてくれたという。
時間より少し前に到着するとすでに1人が店内の窓際の席に座っていた。
2ヶ月ぶりに会う友人に挨拶をして向かいの席に座る。元気そうだ。
もう1人は遅れるとのことなので先に飲み物やら食べ物を注文。
チョリソー、和風ピカタ(これめちゃくちゃ美味しかった…)、ナスのミートソースグラタンを注文する。どれも美味しくてお酒が進む。
もう1人が約1時間遅れでやっと到着。
全然変わらなくて安心。笑
ひとしきり思い出話に花を咲かせ、近況を報告し合う。楽しい。ほんとに楽しい。
気づけば3時間経過。店を出る。
店を出る時に店主夫婦とおしゃべり。あんたたちのようなまだまだ若い世代が日本を引っ張っていってほしい旨の話をされる。スケールが少々壮大だがそのくらいの心持ちでいたい。いい人達だった。またぜひ訪れたい。次来たら水餃子の秘伝のタレのレシピを教わる約束をして店を後にする。
代々木上原の町を暫し散策する。
飲食店が多いがどこも雰囲気が良い。
2軒目に入り、あっという間に終電の時間が来てしまったので渋々解散。東京組はまだそれでも時間があったので幡ヶ谷駅まで歩く。
歩くのに心地良い気温だった。
幡ヶ谷駅に到着し、そこでお別れ。
楽しい時間はあっという間だ。
大変な思いをすることもあったがバイトをしていて本当に良かった。
かけがえのない仲間に出会うことができたからだ。また絶対に集まりたい。