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マウント行為はやっている側の弱さの表れ

マウントを取られて不快な思いをされたことがある方も多いと思います。

上から目線でわかったようなことを言い、こちらの劣っている部分を強調したり嫌味を言ったりして貶めてくる感じが不快!

もーなんなの!嫌になる!

マウント行為自体、仕掛けてくる時点で既に当人が負けを認めていると言えるかもしれません。
その時点でマウントで持ち出した内容については勝っているのかもしれませんが本質的には負けているといえそうです。

勝ちや負けなどのように二元的に分けようとしたり
何かの判断基準のもと決めつける土俵に引きずり込もうとしているのが何よりの証拠と言えそうです。

自分の方が圧倒的に勝っていれば嫉妬の感情を感じることもなければ、わざわざ土俵に上げて勝ちに行く必要もないためです。

そんなマウントを取る人の心理を掘り下げてみたいと思います。

1.不安である
マウントを取る方は、自己評価が低い傾向にあるようです。
自分自身を誇れていないと言うことです。
それもそのはず、マウント行為一つとっても他人を見下すような行為をやっておきながら自分は誇らしいと感じられるはずもないからです。
自分が劣等感を持っていると、他に自分が勝てそうなところでマウントを取ってしまうようです。
普段は負けているからこそ、勝てる時には勝ちに行きたいんですよね。

2.自己防衛の手段である
自分の弱さや脆さを隠すために、攻撃的な態度を取ったり、他者を支配しようとすることがあります。
その行為はしばしば自分よりも優れた人が現れたと感じられる時に発動することが多いようです。
自分よりも上に行くなよ?
そんなことしてくれたらこっちの立場はなくなるし、
無能さや脆弱性が明るみになってしまう。怖い、恐怖心、それだけは避けたい。
脅威に感じられるからこそ、強い態度で出てくる側面があるわけですね。

3.承認欲求
他者からの承認や賞賛を強く求めるために、自分を誇示しようとする行為がマウントにつながることがあります。
これは、他者からの評価を必要としているために生じる行動です。
ではなぜそんなに他人から認められたいのか。認められる必要があるのか。
それは自分で自分を認められないからなんですよね。
認める=愛する
ですから、真の意味で自分を愛せていないとも言えるかもしれません。

マウントを取る人はその態度から表向き強そうに感じてしまうものですが、
内面には弱さを抱えているようです。

例えば何かを努力して極めた人が、
初学者の方に対して
『お前ちょー下手だな』
みたいな態度ってとらないですよね。
スポーツでも経済的に成功した人でも。

もし自分よりも下位のレベルの方を見たとしても見下そうみたいな発想にはならないんですよね。

この人の成長のために自分がどう関われるかみたいな視点を持って接することが多いと思います。

圧倒的に自分の方が強かったらわざわざマウントを取る必要はない訳ですね。

そんなことわざわざ誇示しなくても、レベルが高いかどうかは行動を見ればわかると思います。

さらに一つのことを取り上げて自分の方が上だと決めつけている点にも問題を感じます。

人間みんな価値観や考え方、持っている要素や方向性が異なる。
なのになぜそうしたことを考慮せず
一つの側面だけを見て自分の方が上だと言い切れるのかという話なんですよね。



・・・ちなみにマウントを取る人が絶対にしてこないマウントがあります。

それは、
『自分の方が精神のレベルが上だ』
というマウントです。

精神のレベルが高い人はそもそもマウントをしませんし、する必要がないからです。

マウントを取る方との勝負は精神的なレベルで競うのがよさそうです。

そもそも、この世に良いとか悪いなどの善悪、上とか下とかの優劣というものは本質的には存在していないんですよね。

上とか下とか意識しているその時点で弱さの表れと言えるのかもしれません。

強い人はレベルとかもうどうでも良いのです。
どう貢献していけるか?
という視点でしか見ていない。

強さとは相手を力で打ち負かしたりねじ伏せたりする概念とは異なります。

強さとは精神的なレベル、人間性のレベルのことです。

自分は強いと言えるなら、きっとその行動も普段から周りにいい影響を及ぼしていることでしょう。
他人を害することを強さとは言わない。

こんな観点からマウントを取られても気する必要もなく、課題的にも相手の反応の問題だと言うことがお分かりいただけると思います。

自分としては他者を理解しながら現実的に対処していくのが良いと思われます。

ちなみに私のように、最もらしいことを並べて立てて正論を突きつけ、相手を追い詰めることを
ロジカルハラスメント
と言うのだそうです。

ロジハラマウントをしているのはまさに私のほうですね笑

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