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重度知的障害/ 自閉症/ 知的ボーダーの別れ道

私の住んでいる区では、幼稚園を卒園する年に進学相談があります。

普通級
普通級+通級
支援級
支援学校

発達に何かしら気がかりなところがあるお子さんが、上記のどこに行くのが良いか判定を受けます。
判定方法は発達検査と医師の診断です。

地域で異なると思いますが、私の区では

DQ 70前後の知的ボーダーラインは支援級
それ以下は支援学校
を勧められます。

私の知り合いで、この就学相談で支援級判定が出たお子さんが2人いました。

A君は小さい頃はパニックが多く、お母さんが心配をして支援学校に入学。
私自身も何でA君が支援学校?!
と思いましたが、とりあえず手厚い支援学校で様子を見たいとのことでした。

B君はお母さんがゴリ押しをして、無理矢理区立小の普通級に進学。校長に何度も直談判したそうです。

支援学校に入学時では落ち着きつつあったA君。知的軽度の子達もいましたが、明らかにレベルが違いました。
3年生に上がる前に支援学校側からの勧めで、区立小の支援級に転校しました。

B君は暫く普通級でお母さんの付き添いが必須となり、お母さん自身が先生方とのやり取りで苦労をしていました。
高学年になった頃はお母さんの付き添いは無くなったものの、B君自身も友達関係と勉強で苦労をしていました。

実はこの2人の子達は同じ小学校の支援級、普通級に通学となったのです。

普通級が難しくなったB君は学校側から支援級に移ることを勧められます。

しかし長年普通級に通っていたB君。
クラスの友達から
「支援級に行ったら2度と口をきかない」
と言われたらしく、それがトラウマになってしまったようでした。

私は恐らくB君のお母さん自身のプライドもあって、その後も普通級に留まったのではないかと思います。B君が支援級に移動になればA君と同じクラスになるからです。

中学生になり今現在A君は区立中学の支援級。

B君はやはりトラウマから抜け出せず、区立中学の普通級に進学しています。
勉強には全く追い付いていけず、友達は1人もいないと寂しそうにお母さんが言っていました。

スタート地点で同じだった2人がどうしてこんなに違う方向に進んでしまったのだろうと思います。

先日B君のお母さんと偶然会って、高校進学の話になりました。A君、B君共に高校は支援学校に進むと思います。

支援学校も高校になると、息子が通っている知的障害の支援学校の他に、就学や就職に特化した支援学校があります。
こちらの支援学校は受験があります。

B君はここまで来て、高校から支援学校に入学する気になれるのかどうか。
B君のお母さんもプライドを捨てられるのかどうか。

少し心配ですね。
皆さんはどう思いますでしょうか  f(^_^)

この記事に関して、後日いちこ的な気持ちを改めて記事に書かせていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました m(._.)m


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