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重度知的障害/ 自閉症/ 鉄ちゃん
「鉄ちゃん」とは?
人の名前ではありません。
「鉄道マニア」のことです。
息子は今でも電車に乗るのが好きですが、
幼稚園~小学校低学年頃は一番凄まじい
「筋金入りの鉄ちゃん」でした。
自閉症男子に鉄ちゃんは非常に多いです。
好きな物への情熱はスゴイ。
息子は小学校低学年で、おそらく都内の路線名や駅名は全て漢字で頭に入っていました。
プラレールやダイキャストもこんなに…
廃盤品までヤフオクで買わされました。
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いったい総額いくら使ったのか…
そんな息子と当時良く出掛けた場所
埼玉 · 大宮の鉄道博物館です。
偉くドでかい博物館です。
リアル鉄は目的地に辿り着くまでの路線乗り継ぎにもこだわりがあります。
息子は大宮駅が始発、鉄道博物館駅に停まるモノレール、ニューシャトルが異常に好きでした。
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2人で鉄道博物館に行ったある日のことです。
息子は博物館内を既に把握しているので、車両展示室に走ります。
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この展示車両が死角となり、見失ったら迷子確定です。息子の後を小走りでついて行きました。
すると私達親子と平行して走っている親子がいました。目的の車両が同じでした。
息子位の年の男の子
私位の年のお母さんでした。
お母さんは私のように小走りでお子さんを追いかけていました。
なんとなく息子と似ているような…
息子と同じ自閉症のお子さんかな?
と思いました。
次に外の広場へ。
ミニトレインが乗れるところです。
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そこでも私は小走りに息子を追いかけていましたが、なんと先程の親子さんがまたもや平行して走っていました!
今回はお母さんとチラリと目が合いました。
その後疲れ果てた私と息子は、3階か4階にあったフードコートへ。
食後にフードコートのテラスに出てみると
またまた先程の親子さんが!!
「フフッ」
なぜか私とそのお母さんは、子供達を追いかけながら笑っていました。
端から見たら、2組の友達親子がひたすら子供達を追いかけていたように見えたかも知れません。
その親子の息子さんが障害がある子だったかは、はっきりとは分かりませんが
帰りの帰宅道で
「よし!私も頑張るぞ!」
汗を拭きつつ、前向きな気持ちになれた一日でした。
向こうのお母さんもそう思ってくれてたら
いいな (*^^*)
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