重度知的障害/ 自閉症/ 発達障害を知るきっかけ
まだ息子が生まれる前、遥か昔に、初めてアスペルガーの人を知りました。
それまで発達障害も自閉症も良く知らなかった私です。恥ずかしながら自閉症は、暗くて内にこもる人だと思っていました。
その人はオーストラリアのバンド、
ザ · ヴァインズのボーカル、
クレイグ · ニコルズです。
私は中学生の時から洋楽が好きで、その後タワーレコードでバイトをしていたので、当時人気のあったバンドは大体知っていました。
ヴァインズは4thシングルで全米No.1を獲得して大ブレイクしていました。
それだけ売れていたので、そんじょそこらでヴァインズのPVが流れていました。
ボーカル、イケメンなんだけどいつも白目を剥いてピクピクさせて歌っているなぁ。
舌をピロピロ出したり。
なんだ？
第一印象はそんな感じでした。
ちなみに失礼なのですが、名前がクレイグでクレイジーな感じだったので
「クレさん」
と内輪で呼んでいました。
その後クレさんは初来日の際にトラブルを起こします。
ライブの最中に
「お前らどうせ英語が分からないんだろ！」
と観客に向かって言ってしまったのです。
失礼な奴だな！
２度と日本に来るな！
とその時は思いました。
その後何かの雑誌でクレさんのレコーディングの様子を見たことがありました。
スタジオではなくオーストラリアの自宅の
１室でした。
部屋の様子は
サザエさんもびっくりするような
なぜか昭和レトロ感
ちゃぶ台(に見えた)と低いタンス
さすがに畳ではなかったと思いますが、地べたにあぐらをかいて、なんとちゃぶ台にテープレコーダーを置いて録音をしていました。
( *ﾟAﾟ)
ますますクレさんのことが分からなくなりました。その後彼はアスペルガー症候群と診断されたのです。
それから私は特にヴァインズのファンではなかったのですが、なんとなくクレさんのことが気になり、アスペルガー症候群について色々と調べました。
日本で暴言を吐いたのは、異国で更に英語圏ではなかったため、相当ストレスを感じていたようでした。
思っていたことをダイレクトに言ってしまうので、メンバー内でも常に喧嘩が絶えなかったそうです。
ちゃぶ台にテープレコーダーも変化を苦手とする同一性保持の特性で、小さい頃から部屋の模様替えをしてないようでした。
きっと音楽を始めた頃から部屋でテープレコーダーを使って録音していたのだと思います。
発達障害って大変なんだな、
と初めて知りました。
その後私はヴァインズをフジロックで観る機会がありました。クレさんの調子でライブの良し悪しが変わると言われていたヴァインズ。フジロックでは最高でした！ (*^^*)
ただクレさんは初来日時で学んだのか
「Thank you」
以外は口にしませんでしたが (^_^;)
クレさん元気かしら？
後で調べてみます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました m(._.)m
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