【体のケア】元CAは膝痛が多い？

美しく見せるための習慣が、実は体に悪かった。
「スカートの時は両膝をつける」、という習慣の話。

「40代後半になって膝の痛みを抱えている女性ほど『両膝をつける』
　コレを守ってきちゃってるんだよね」。
整形外科で診察を受けた時の先生の一言。
良かれと思っていた、両膝をつけて座ること。これが膝に悪いなんて。
物心ついた時からずーっと、50年近くやってしまったこの習慣が原因？
ここ数年、寒くなるとちょっぴり膝が痛みます。

昨年、久しぶりにスキーをしましたが、やはり膝に負担がかかるため
今年はスキーをお休みすることにしました。残念。

「元CA（客室乗務員）に膝の痛みを抱える人が多い」、というのは
私のまわりの話。実際はどうなのか？わかりません。

私がフライトしていた頃の制服は、膝丈のタイトスカートのみ。
乗務している時、離陸と着陸時に座るジャンプシート（お客様と向い合せになる席）では
着席時に膝をしっかりつけて、膝から下を少々斜めにするという座り方。
座り姿勢を美しく保っていました。
それが良くも悪くも習慣となり、日常生活でも続けていく。
立ち居振る舞いを美しく見せるために
「イスに座ったら、女性は膝をつける」、厳しく躾をされていた家庭では、小さい頃から言われてました。（私もそうでした）

今の私の膝の痛みの原因は、この「膝をつけて座る習慣」だけではないと思います。
これまで大きなケガはしていませんが、全体的に体の使い方が下手だったのでしょう。膝に負担をかけるような体の使い方をしてしまっていた。今は、リハビリ時に教えてもらったストレッチをして、痛みが強くならないようにケアしています。

ビジネスマナー研修で立ち居振る舞いを教えてきましたが
整形外科の先生から「膝痛の原因は、膝をつける座り方も一因」を聞いてから、
「女性は着席時に膝をつける」と伝えることはやめました。
見た目は美しくても、体を痛めてはつらい。

ただし、ミニスカートの時はご用心。
電車の中など、公共の場ではご注意を。