学校の第一印象は「きれいな学校!」
特別支援学校高等部の見学の際、校舎に入って最初の感想は、「学校がとてもきれい!」
こんなに清潔感のある学校は初めて見た!と思うほど、掃除が行き届いていました。
学校に清潔感がある理由は、生徒が日々清掃をしているからです。
最初に、この学校の特色である学習コースについて説明します。
1年生は職業の基本を学びます。
2年生になると生徒がコースを選択し、授業を受けます。
コースは、以下の通り。
➀流通・サービス系列
・ビルクリーニング(清掃)コース
・ロジスティクス(物流)コース
➁事務コース
➂家政・福祉系列
・食品コース
・福祉コース
学校が美しい理由は、ビルクリーニング(清掃)コースの生徒たちが授業で、毎日学校を掃除しているから。
ビルクリーニングコースの授業では、清掃のプロの方が授業の中で、効率的な清掃方法についてレクチャーします。生徒は練習として学校を掃除し、清掃のスキルを身につけていくのです。
この学校で学ぶ生徒たちの目標は、卒業後の就労です。 卒業後に働くために、必要なスキルを学校で身につけます。
それぞれのコースで学ぶ内容についてです。
➀流通サービス系のロジスティクス(物流)コースでは、包装、流通加工中心に、食品の入出荷及びメール便作業の基本、企業からの受注作業ができるようにする。
➁事務コースでは、事務作業の基本の習得を目指す。校内外からの委託作業を受ける、また検定を受け資格取得に向けて学ぶ。
➂家政・福祉系列の食品コースでは、厨房での食器洗浄や食材の下処理や調理、カフェでのドリンク作りそして接客についても学ぶ。福祉コースでは、介護業務の基本知識と技能を学ぶ。
学校見学の際、上記のような学校のしくみや学習環境、学習内容を教えていただきました。詳細の説明がありましたが、私にとっては“初めてづくし”という状況。「何となくわかった」というのが説明後の率直な感想でした。
そして、いよいよ授業見学の時間になりました。
次回につづきます。