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ジャパンカップ(GⅠ) レース考察と期待の穴馬
1.国内最高峰の戦い!
秋の東京競馬クライマックス、ジャパンカップ!
1着賞金5億円は年末のグランプリ有馬記念と並んで国内最高額。
とはいえ、クラシックディスタンスの東京2400mのジャパンカップは実力を発揮しやすい広い府中で行われる且つ国際招待競走。
世界的な格付的において日本国内で最もレベルの高いレースと言って差し支えない楽しみなレース。
ここ5年の勝ち馬にしても昨年のイクイノックスを筆頭に、牡牝の差はあれどアーモンドアイ・コントレイルの三冠馬2頭と生半可な実力では勝てないほどの名馬の競演ということで、コアな競馬ファンにとっては有馬記念以上に楽しみにしている人も多いのではないだろうか。
今年はドウデュースを筆頭にソールオリエンス・ドゥレッツァ・スターズオンアース・チェルヴィニアの牡牝クラシック馬、ジャスティンパレス・ブローザホーンの古馬GⅠ馬、そこにディープインパクト産駒でGⅠ6勝のオーギュストロダン、そのオーギュストロダンをキングジョージ&クイーンエリザベスSで子供扱いしたゴリアットにドイツGⅠ2勝のファンタスティックムーンと近年ではかなり実績が高い外国馬も集まり、レベルの高いレースが繰り広げられそうで週末が待ち切れないにゃ。
2.ジャパンカップ レース考察と期待の穴馬3頭
展開の考察としては、今回逃げ馬が皆無なのがとにかく悩ましい。
過去の成績を見て番手追走レベルで先行した経験を拾っても、シンエンペラー・スターズオンアース・ドゥレッツァ・チェルヴィニア・プラダリア、外国馬ならオーギュストロダンあたりのお馬さんの中で内枠且つスタート五分以上に出たお馬さんが押し出されての先頭になりそう。
ただ、この中でもチェルヴィニアはここ2戦差して連勝だけに敢えて先団に付ける可能性はあまり高くなさそう。
となると、去年のジャパンカップ・有馬記念で前に出して好走したスターズオンアース、菊花賞の再現でドゥレッツァの逃げになるかというとスターズの川田騎手が逃げの手に打つかというとイメージわかず、ドゥレッツァの鞍上は名手ビュイックに決まったけど、こちらもどう出るかは読みづらいところ。
いっそのこと、人気薄プラダリアが一か八かで前にくるか、、、
と、初手から予想が難しい相手関係。
言えるのは奇策を取る馬がいない限り向こう正面中ほどまではスロー濃厚、そこから残り1200mから1000m、大体3コーナー手前くらいから動きが激しくなって、直線だけの瞬発力勝負というよりロングスパート合戦に陥る可能性が相当にありそうな気がするにゃ。
そうなった場合、爆発的な瞬発力がウリのドウデュースには聊か不利か。
去年の有馬は捲って勝ったじゃんという意見がありそうだけど、あれは小回り中山でかなり手前から加速してきたように見えるけれど残り800mあたりから本格的な加速開始で、しかもピッチ走法が生かせる小回りのコーナーだったから最大限に効果があったけど、このパターンだと位置取り次第でジャスティンパレスあたりが一番恵まれそう。
後は、普通に長くいい脚を使うという意味でスターズオンアースあたりも前目で4コーナー出て粘りこんだりするだろうか、、、
なかなか難しいけど、頑張って穴っぽい馬を挙げていきたいにゃ。
想定オッズはネットケイバさんを参考にしているにゃ。
(1)スターズオンアース(想定オッズ4番人気 11.4倍)
今回のジャパンカップ、一つの指標となりそうなのが「ドウデュース」相手に先着した経験or接戦した経験の有無といったところ。
その目線で行くと浮かび上がってくるのがスターズオンアース。
前走のドバイシーマクラシックこそ8着と大きく負けたものの、それまでは国内で12戦して全て3着以内。
去年のジャパンカップでは大外17番枠の上、休み明けで+12㎏で出てきたにもかかわらず4番手追走からの3着。勝ったイクイノックスは別として、リバティアイランドと0.1秒差、4着ドウデュースに0.1秒先着したもの。
続く有馬記念ではドウデュースのまくりに屈してのタイム差なし2着とはいえ、このレースは本当に大外枠16番から思い切って先行して最後まで脚を長く伸ばしたうえ、残り100mくらいでドウデュースが前に出た後、差し返そうとグイっと伸びたりして、ドウデュースに引けを取らないパフォーマンスを見せたにも関わらず、今回ドウデュースが2倍台、スターズオンアースが11倍付くなら、馬券としてはスターズオンアースを上に取りたいと感じているにゃ。
前走海外とは言えレースのダメージは残るような間隔ではないし、このお馬さん自身は休み明けを苦にするところはないので、まずはこの馬を買えるかどうかを考えていきたいにゃ。
(2)シンエンペラー(想定オッズ7番人気 14.7倍)
2頭目は凱旋門賞帰りのシンエンペラー。
ダービー3着後に兄の影を追って凱旋門賞に果敢に挑戦するも本番では良いところを見せれず12着敗退。そこから中6週でのジャパンカップ参戦。
状態面に不安を感じるところだけれど、最終追切に関しては肯定的な意見が目立っていて、国内に戻ってどこまでやれるかというところ。
勝利こそ京都2歳Sから遠ざかっているものの、その後見せているパフォーマンスはGⅠ4戦と弥生賞に出走して2着2回・3着2回・5着1回と高いレベルで安定しているし、9月の英チャンピオンSでも3着好走。これを考えると重馬場だ合った凱旋門賞は度外視扱いで良いのかなと感じるにゃ。
同じコースで行われたダービーに関してもやや出遅れたあと中団まで押し上げていき、向こう正面では静かにして、最後600mを出走馬中2位タイの上がり33.4秒で差し込んできたので、コース自体は適応できるはず。
今回、逃げ馬不在なので、スタートさえ決められれば前目のポジションを確保して末脚を発揮して馬券内好走してくる確率は結構高いと思うにゃ。
(3)ドゥレッツァ(想定オッズ8番人気 19.3倍)
3頭目の穴馬候補はドゥレッツァ!
去年は未勝利から破竹の5連勝で菊花賞を奪取し、さらなる飛躍が期待された今年だったけれど、今のところ去年の勢いはなくどうしたのやら、というのが、今年の三戦の馬柱を見た印象だけれど、敗因を振り返れば、今回仕上がっていれば十分戦えると考えているにゃ。
今年の初戦、金鯱賞は現状の国内中距離最強格のプログノーシスより1kg重い59㎏を背負って、道中スムーズさを欠いての2着。かなり無駄の多いレースで4馬身差0.8秒差は額面通りに受けないほうが良いと考えるのが猫のスタンス。
天皇賞春はレース後に陣営から発表されたとおり熱中症であれば度外視可能。そして、海外に参戦した英チャンピオンSも61㎏を背負って5着。
このレース、勝ち馬が最強格と言ってよいシティオブトロイなら善戦と言ってよい部類。
去年の菊花賞が鮮やかなルメールマジックで先頭に立ったところをいったん交わされたところから盛り返す変幻自在なレースの印象も強いけど、個人的には2勝クラスで初の古馬対戦だったホンコンJCTで見せた強烈な末脚32.7秒!の方を評価。
ドスロー濃厚な今年、ラスト1000m57秒台の加速ラップだったこのレースを差し切った乾坤一擲の末脚が出せれば面白いと考えているにゃ。
3.まとめと予告
誰が逃げるかなかなか読めないけれど、こういう時は元々の能力通り決まることが多いと感じているので、そのあたりを見極めて挑んでいきたいにゃ。
ちなみに、2強の取捨選択で言えば猫はドウデュース派
考察ではやや懐疑的な書き方をしたけど、天皇賞秋のパフォーマンスが出せれば普通に勝ち負けに絡むことは濃厚。
どちらかと言うとチェルヴィニアの方がこの相手関係で上位に来るかどうか考えると不確実性が高いかと。確かに3歳牝馬で斤量有利、オークスの勝ち時計がダービーより速いと、セールスポイントはあるものの、今年の出走馬のレベルが高い中どこまでやれるか、、、と、考えた時に今の想定オッズ3倍切るか切らないかの信頼度まではないと猫は考えるにゃ。
もちろん馬券から外すまでではないけど。
そして穴馬には挙げなかったけど、ジャスティンパレスは馬券から外せない。恐らく残り5とか6ハロンあたりからのロングスパートなら今回のメンツで1番得意なはずで、距離延長が有利になるのはこのお馬さん。
天皇賞秋も渋滞した内側を最後こじ開けるように伸びてきていたので、スムーズなら2着はあったはず。この400m距離延長で真価を発揮出来れば逆転まであるかも。
皆さん少しずつ気付いきたようで、想定オッズが月曜日頃は10倍超えてたのが7倍台まで下がってしまったので穴馬には入れなかったけど、かなり高く評価してるにゃ。
外国馬ならゴリアット。
2走前のパフォーマンスが圧巻で、今回、出走するオーギュストロダンにつけた差を考えれば力上位は明らかで、あとは適性の有無だけ。
あったら圧勝、なければ惨敗と先週のマイルCSに出てたチャリンと同じ扱い。
単勝25倍で買えるなら単勝は握りしめておきたいにゃ。
最後にオーギュストロダンはこのオッズなら上位では買わない方針。ゴリアットとの比較で妙味なさ過ぎという単純な理由。
GⅠを6勝しているけど、何回か日本馬と同じレースに出ていて比較できるので、細かいことは割愛するけど、シャフリヤールと同レベルと猫は判断してるにゃ。
だから、適性があれば上位争いの一角だけど、その辺りが判断できない中、このオッズだと手が伸びないなと感じてるにゃ。
日曜日当日にはいつものとおり予想指数を午前中にアップするので参考にしてほしいにゃ。
この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。
みんなで楽しみに週末を待とうにゃ。