サブ銀行に便利!楽天銀行 vs auじぶん銀行のサービスを徹底比較
更新日時:2024年8月7日
ネット銀行の代表格である「楽天銀行」。2023年3月末時点で口座数・預金残高ともにトップを誇っています。
また「auじぶん銀行」は、何かと今一つなサービスの多いau経済圏にあって、サービス向上に努めている印象があります。
この記事ではそんな「楽天銀行」と「auじぶん銀行」のサービスを徹底比較してみました。
結論は
〈お得に〉〈便利に〉お金を使うなら楽天銀行
〈預金金利重視〉ならauじぶん銀行
です。
それぞれの銀行のメリットは、以下の図のようになります。
いきなりですが...、「楽天」も「auじぶん」もメインの銀行には厳しい
ネット銀行が認知され、各種引き落とし・振込にネット銀行が利用できるケースは非常に増えました。
しかし依然としてネット銀行が使えない手続きはあります。
例えば、
会社の給与振込先 (特定の銀行に限定)
家賃の引き落とし口座 (メガバンク限定のことも)
幼稚園や学校の引き落とし (ゆうちょ銀行・地銀限定のことも)
といったケースです。
メインの銀行としては「ゆうちょ銀行」「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」を利用し、足りないサービスをネット銀行で補うのが、現状としてはベターです。
また昨今は、給与を複数の銀行に分けて振り込みOKの会社も増えました。「メイン銀行」「サブ銀行」を併用するハードルはかなり下がったと思います。
楽天銀行 vs auじぶん銀行 モデルケースで比較
ネット銀行の場合、預金残高や証券口座との連携によって、受けられるサービスに差が出てきます。
そこで、今回は以下のようなモデルケースで、受けられるサービスを比較してみました。
普通預金残高が300万円
銀行口座と併せて証券口座も開設(楽天銀行-楽天証券、auじぶん銀行-auカブコム証券)も開設している
実際に受けられるサービスは、以下の図のようになります。
ATM利用手数料・振込手数料の回数からみると、auじぶん銀行は非常に魅力的です。とはいえ、楽天銀行の「月3回」でも十分、という方もいらっしゃることでしょう。
auじぶん銀行で、個人的に感じる大きなデメリットは、振込金額制限(10万円)です。セキュリティ対策とのことで、コールセンターに電話すれば制限を解除できますが、かなり不便だと感じています。振込手数料無料回数が多いのに、金額に制限があるので、非常に使い勝手を損ねています。
消去法的な選択になりますが
ATMから入金しないなら楽天銀行
高額の振込をしないならauじぶん銀行
という選び方でも後悔は少なそうです。
auじぶん銀行の大きなメリットは「0.1%の普通預金特典金利に金額の上限がない」ということです。あまり使う予定のないお金を高い金利で預けておくなら「auじぶん銀行」が便利です。
楽天銀行 vs auじぶん銀行 優遇制度比較
次に、楽天銀行の優遇制度「ハッピープログラム」と、auじぶん銀行「じぶんプラス」を比較していきます。
ATM入出金手数料の無料回数
ATMの利用回数については
楽天銀行は「入金+出金の合計回数」
auじぶん銀行は「入金」と「出金」は別カウント
という違いがあります。
それでは実際に、ATMの無料利用回数を比較してみましょう。
いずれの総資産残高の場合も、auじぶん銀行の方がATMの無料利用回数が多いです。
振込手数料の無料回数
auじぶん銀行の利点が特に目立つのが「振込手数料」の無料回数です。
全ての総資産残高において、auじぶん銀行の回数が多いです。特にauじぶん銀行の「15回」は非常に大きいです。
証券会社との連携
「経済圏」サービスで囲い込むのに大事なのは、サービス同士の「連携」です。
楽天銀行・auじぶん銀行どちらも、以下の連携サービスがあります。
普通預金の優遇金利がある
銀行・証券の自動入出金が可能
「auマネーコネクト」は「楽天銀行マネーブリッジ」と全く遜色ないサービスといえます。
かなり差がある「デビット」サービス
デビットカードでみると、「楽天銀行デビットカード」は、還元率が優秀です。
また、楽天銀行デビットカード(JCB)は「ANA Pay」「ファミペイ」のチャージに対応、ポイント付与もされます。(2023.12.16時点)。
加えて、楽天カード(クレジット)ではポイント付与率が0.2%となってしまう各種公共料金についても、メリットがあります。楽天銀行デビットカードは、各種公共料金でも1%還元されます。
個人的には「楽天カード」「楽天銀行デビットカード」の2枚使いがオススメです。
楽天銀行デビットカードのデメリットは、ガソリンスタンドなど利用できない店舗が一部ある点です。「楽天カード」「楽天銀行デビットカード」の2枚使いは、この弱点もカバーできます。
まとめ:「使うなら楽天」「貯めるならauじぶん」
この記事の結論は
〈お得に〉〈便利に〉お金を使うなら楽天銀行
〈預金金利重視〉ならauじぶん銀行
です。
が、「楽天銀行」「auじぶん銀行」どちらかを選ぶ必要はなくて、ケースによって両方の銀行を使い分けるのも、全然ありだと思います。私も両方の銀行を併用しています。
「楽天銀行」「auじぶん銀行」を検討されている方にとって、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。