au経済圏のユーザーも「MIXI M(旧:6gram)」で「PayPay」が活用できる話【2024.6.15更新
ミクシィが提供するプリペイドカードサービス「MIXI M(旧:6gram)」。
MIXI Mの利用による還元はありません。そういった点から地味なキャッシュレス決済ですが、実は〈au PAY〉」から汎用性の高い〈PayPay〉への残高を橋渡しが可能です。
auのサービスをメインに使っているけれど、近所のお店はPayPayしか使えない、なんてことにお悩みのau経済圏ユーザーは、ぜひ参考にしてください。
「au PAY」から「PayPay」までの具体的ルート
具体的には、以下が代表的なルートです。
STEP1: 「au PAY プリペイドカード」を発行する
au PAYはチャージ型のスマホ決済です。
au PAYは他のチャージ型スマホ決済と違い「チャージした残高をQRコード決済・Mastercardプリペイドカード決済で共用できる」といった点で非常に便利です。
au PAYをスマホで登録した段階では、使用できるのは〈QRコード決済〉のみで、Mastercardプリペイドカードは追加で発行が必要です。
プリペイドカードの発行には
au / UQmobile携帯電話またはauひかりのご契約が登録されたau ID
auじぶん銀行口座と紐づけたau ID
いずれかが必要になります。
STEP2 :クレジットカードから「au PAY」へチャージ
続いて「クレジットカード」で「au PAY」ヘチャージします。
au PAYは2024.6.15現在で、多くのクレジットカード(楽天カード、au PAYクレジットカードなど)でチャージによるポイント付与対象外になっています。
メジャーなポイント付与対象カードは「三井住友カードゴールド(NL)」です。Mastercardブランドのみチャージに対応しているので、注意が必要です。
STEP3:au PAYプリペイドカードからMIXI Mへチャージ
MIXI Mへ登録・チャージするカードは3Dセキュアが必須です。au PAYプリペイドカードは2023.1.17より、3Dセキュアに対応しています。
私は3Dセキュアを使ったチャージは試しておらず、MIXI Mへのチャージはau PAY プリペイドカードを「Apple Pay」へ登録・Apple PayでMIXI Mへチャージしました。
STEP4:PayPayへの登録には「MIXI M(VISA)」を選択
私が試した時点では、PayPayとの紐付けには「3Dセキュアに対応した、MIXI M(VISA)」しか登録できませんでした。JCBブランドは試せていません。
au PAYからMIX M経由でPayPayを利用するメリット・デメリット
👍PayPayは利用できる店舗が多い
👍PayPayはお得なキャンペーンが多い
👍au PAYは「支払い200円(税込)毎に1ポイント」なので、200円単位でMIXI Mへチャージすれば、ポイントを取り逃がさない
❌合計の還元率は1.0%なので、一般的な高還元クレカと同程度
❌チャージ操作が2回必要で、手間がかかる
❌MIXI Mは不正利用に対する補償が弱い
特に不正利用に対する補償が弱いとのは私にとって大きく、私はMIXI Mを退会しました。
不正利用の補償について
MIXI Mのホームページでは、このように案内されています。
MIXI Mの補償については「個別に検討」ということのようですね。
一方、「au PAY プリペイドカード」の場合は、このような補償内容になっています。
au PAY プリペイドカードは「原則全額補償」ということで、さすが大手企業、非常に安心できますね。
確かにオトクも大事ですが、万が一の事態で不正利用されてパーになっては元も子もないです。ここは、安心の方を選択しました。
MIXI M(旧:6gram)の具体的な退会の流れ
残高が残っていないこと、取引がないことを確認
問い合わせフォームから「退会希望」の旨連絡
サポート窓口より「処理実施」の連絡が入る(私の場合、3日後)
サポート窓口より「退会処理完了」の連絡が入る(私の場合、10日後)
以上のような流れで、退会手続きは進みました。
残高の使い切りには、Amazonギフト券の購入がオススメです。
「au PAY残高」が余っている方は、使えるルート
今回はau PAY残高を「PayPay」で使うためのMIXI Mルートを紹介しました。
数々の改定を経て、正直なところお得なルートとは言えなくなってしまいました。キャンペーンなどで多く「au PAY残高」が余っていて、近所にPayPayしか使える店がない方には、使える消費ルートかと思います。
一方で、お得な支払い方法を探求したい方にとっては、高還元クレジットカードなどで支払いした方が、簡単で安心、というのが現状です。