SDカードのデータが消せない?プライバシーを守る方法を紹介
5年前に購入したドライブレコーダー。それに付属していたmicro SDカードが、ある時から書き込みができなくなってしまいました。
実はSDカードには書き換え回数に上限があり、特にドライブレコーダーのような高頻度でのデータ読み書きが必要な装置では、寿命が短くなることがあるのです。
SDカードの寿命があることは知っていたものの、自分の手元で経験するとは思ってもいませんでした。
しかしながら、ここからが問題です。故障したSDカードには、消去できなくなってしまったまま動画データが残っているという状態に陥ってしまったのです。
このまま放っておくわけにもいかず、プライバシーの問題もあるため、中身を消去してから処分することにしました。では、どうやって消去するか? というのが今回のお話です。
結論:ソフト的にはどうにもできず、ニッパーで細かく切断して処分しました
Macでデータ消去を試みるが...、失敗
micro SDカードをMacに接続して、フォーマットしてから捨てよう、初めはそう安易に考えていました。
ところが書き換え回数の上限に達しているため、消去を受け付けてもらえませんでした。
Macに付属の「ディスクユーティリティ」
「ディスクユーティリティ」でSDカードは一見フォーマットできたような挙動をするのですが、その後SDカードの中身を見るとSDカード内のファイルは全く消えていませんでした。
Macの「Finder」
それならということで、Finderから手動でファイルを一つ一つ「ゴミ箱」へ入れてみました。すると、その瞬間は確かにファイルが消えるのですが、SDカードを抜き差しするとファイルは全く消えていませんでした。
SDメモリーカードフォーマッター
メモリーカードの規格を定める団体「SDアソシエーション」は、「SDカードフォーマッター」というフリーソフトを配布しています。もちろんMac版もあります。
が、「SDカードフォーマッター」を使用しても、私のSDカードのデータは消去することができませんでした。
ソフト上では消去のプロセスが進んでいるように見えるんですが、やっぱりファイルは消えていませんでした。
最終手段「物理的に破壊!」
ついに打つ手がなくなった私に残されたのは、micro SDカードを物理的に破壊して、データを取り出せないようにすること。
micro SDカードは、ニッパーを使えば簡単にパキッと細かく切ることができました。これでデータの復元は困難になりました。
しかし、消しても消しても消えないデータに、最初は非常に焦りました。みなさまもSDカードの書き換え回数上限には、お気をつけください。
また、私がSDカードを購入するときは、毎回コスパが良く信頼の元東芝であるKIOXIA製を使用しています。