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40歳になった今、考えていること(人生の振り返りと、これからと)

ここ数か月、頭や心で思っていたことを、今日は文章にしてみよう。

2024年に40歳となった私。
今は、小学生2人の子供と夫と田舎の中古戸建に住み、時短でオフィス仕事をしている。在宅勤務は週2日。残りの3日は出社。土日は休み。

親の不仲(婚姻・同居だが万年の冷戦状態)、妹の家庭内暴力や精神病があり、中・高校生時代は苦労した。妹のことで親は振り回され、途方に暮れている母親、家族の生活費を稼ぐために必死の父親、どちらにも頼れず、妹の家庭内暴力に耐えながら必死に勉強をし、良い子を演じきった。

幸い友達には恵まれたが、自分の壮絶な家庭環境を理解してくれるはずもなく、誰にも打ち明けなかった。

大学卒業と同時に、実家から遠く離れた地に就職。
今考えると、実家から遠ざかりたかったのかなと思う。

私が家を離れたことにイジけた母親は益々妹にかかりっきりになり(妹は成人したがニート同様生活)、母妹は完全な共依存へ。母親を奴隷化する妹、妹を精神的に離さない母親。それを見て見ぬふりをする父親。

自然と、実家との連絡は途絶えた。

私は20代後半で、就職した遠方の地で結婚し、長女を出産。
仕事は続けた。というか、続けるしかなかった。
仕事だけが私の支えだったから。

育児休暇中に、不安障害や鬱病を発症。精神病院にも通ったし、自主入院もした。

そこで、気が付いた。私には仕事が必要だと。

早い段階で断乳し、娘から逃げるようにフルタイム復帰。

その3年後、長男を出産するも、その際は、初めから早期復帰を計画し、同じように、息子から逃げるように仕事復帰。

鬱になるのが怖かった。

それからは、育児に仕事に家事に、回しまくった。
料理。毎日同じような手抜き料理。「栄養?気持ね!」というレベル。
育児。ガミガミ、イライラ。子供の内心を見たことなんてあったのか?
仕事。「自分は出来る!」自負があったのか?狂ったように頑張った。

30代はそうやって、過ぎていった。鬱の波にのまれた時期も、体調不良な時期も、不安障害が再発した時期も、全て機械的に、効率的に乗り越えた。

「私は何をそんなに、生き急いでいたんだろう?」
「どこに向かいたかったのだろう?」

歩く速度、食べる速度、話す速度、どれも超特急
(これは今も出る癖だが・・)。

本当に「この生き方が正しいんだ!」と盲目だった。
人の意見やアドバイスなんて、聞いてもいなかった。

そして、今、40歳。

仕事。安定している。これ以上、上はない。目指したいとも思わない。
育児。それぞれに多少の問題はあるが、大まかOK!
夫。ラブラブではないが、苦ではない。
友人。少数ではあるが、いる。
住居。念願の中古戸建を昨年購入し、在宅が大好きに。
体調。心配な症状はいくつかあるが、解決策を緩く模索中。

今は、たまに、子供たちと工作をしたり、TVゲームをしたり、友人と生け花をしたり、友人とお茶したり、育てている観葉植物やグッピー(魚)のお世話をしたり、読書をしたり、動画を見たり。気が向いたらケーキを作ったり、新しいメニューに挑戦したり。

「なんでもっと、早く、脱力して生きられなかったのだろう?」
「なんでもっと、早く、柔軟に生き始めなかったのだろう?」

当時は当時で、それしか、生きるすべがなかったのだと思う。

でも、それでも、
「もっと育児休暇を大切に過ごせば良かった」。
「もっと長く授乳をしていれば良かった」。
「もっと自分を大切にしていれば良かった」と思ってしまう。

育った環境や、自分の思い込みやらで、偏った生き方しかできなかった私の30年強。これはこれで仕方なかったと、思いやって、認めてあげて、癒してあげよう。

そしてこれからの人生は、肩の力を抜いて、脱力して、受動的に、受け入れて、「出たとこ勝負」で対応していこうと思う。

そんな風に思っている今日この頃。

まずは、ゆっくり歩こう。ゆっくり食べよう。ゆっくり話そう・・笑。

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