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これ、もっと増やしてほしいな!

先日、ちょっと足を伸ばして神奈川県の公園に遊びに行った。
夏休みも始まり、親子連れがちらほら。
大きな公園にも関わらず、入場料も駐車場も無料はありがたい。

「1日あるから2つくらいの公園に行ってみようか」と夫と相談し、いくつかの候補から適当に決定。
両方ともすべて無料でとってもお財布に優しい。
公園にいけば嫌でも歩きまわるので、健康にもよい。
緑あふれ、目にも優しい。
緑は精神を落ち着かせるという効果もあるよう
と何かといい事ずくめの公園散策。

ここでちょっと、旅行に行く時に心がけていることを一つ。

それは現地の人となるべく言葉を交わすこと。
コロナが始まってからは、以前より気を遣って長時間話し込むということはしなくなったけれど、一言二言でもそんな交流は旅のキャンバスに新しい色彩を加えてくれる。

2つ目の公園を歩いていると、一人の男性とすれ違ったので軽く挨拶。
「手ぶらなんて身軽でいいなぁ、近所の人なのかな?」
ピクニックが目的の私達とは対照的だ。

夫はお気に入りのボロボロになった大きな鞄を肩から提げ、私は荷物でポンポンになった豚鞄を斜めがけ。腰のあたりでコロコロしていて邪魔だしダサい。
空いた手はコンビニで買ったランチで塞がっている。

そんな歩くにはあまり適していないなりでブラブラと園内を歩きまわり、開けたなかなかよい感じの広場に出た。

よし、ここでランチしよう!
ランチシートを広げ、四隅に重いものを置いて固定。

コンビニ弁当でもここで食べればご馳走だ。

のんびり食べていると、遠くにさっき挨拶した男性が歩いているのが見える。
そのまま夫と話をしていると、2メートルほど離れた所で立ち止まった。

男性はずっと歩き続けているけれどなかなか座れないのだと言う。
あちこちベンチを探しているのだという。
そういえばベンチが少ないこの公園。いやここだけじゃなくて1つ目の公園にもあまりなかったような・・・。

今思うとイギリスはベンチが豊富に設置してあったことに気づく。日本はもともと椅子より床に座っていたからそんな文化的な背景も関係しているのかも。
それでも、お年寄りにとってベンチは絶対に欲しいだろう。その男性も70代くらいだったと思う。お年寄りだけではない、恋人と言えばベンチ。地べたに座って腕を回すなんて絵にならないし、だいたい美しくない。ロマンチックじゃない。実る愛も実らないのでは。

恋人だけじゃない。若者だって、親子連れだって、遊び盛りの子どもだって座りたい。ホッと座って腰掛けて見る景色と歩きながら見る景色だって違う。美術館にはたくさんベンチがあるけれど、ここにも自分だけのフレームに入れたい景色があると思う。

あの男性、おじさんはその後ベンチを見つけることが出来たのかな?
「ベンチが本当に少ないですよねー」などと会話をして去っていったけれど、かわいそうだったな。きっと公園でゆっくりしたかったんだろう。座って休んだり、あちこち歩いたり。こんなにしっかり手入れされた美しい公園。


ところで、その日の夫のランチメニューについてちょっと紹介。
非日常になるといつもと違うもの、ハメを外したくなるのか、夫はイノセントな顔をして陰でギルティーな食べ物を買い込んでいた。それが目的かは不明だが、こういう時はいつも私と籠を別にしたがる。そしてお会計のタイミングも微妙にズレている。

サンドイッチ これは良いとして、ジュース、ポテトチップス、チョコバー。時々これにゼリーが加わる。
胸焼けがしそうだが、これだけ食べても平気な胃。逆にすごい。どんだけ丈夫な胃をしているのだろう?

これらのお品、たまにだからいいけれど、ポテトチップスのサイズが・・・。チョコレート、この猛暑だと秒で溶けるぞ。
この間川沿いでピクニックした時、ドロドロに溶けたチョコレートをベタベタになりながら難儀して食べた事、もう忘れているのね。
「こんな暑い日はチョコレートは冷蔵のコーナーで売って欲しいな」って言っていたけれど・・・、
いやいや、凍らせたとしても食べる頃には液体だから。君も火傷しそうに熱くなった石の上にチョコを置くのもやめたほうがいいよ。

いろいろツッコミどころはあるけれど、一番大事で優先したいのはやはり楽しく過ごせることだ。




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