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Products|SAARI フィンランドの自然を想うテキスタイル
フィンランド・ヘルシンキ在住のデザイナー、吉澤 葵さんがデザインした、初夏にぴったりの涼やかなテキスタイル「SAARI(サーリ)」が新入荷しました。今回は、SAARIにまつわるエピソードを葵さんのお話を交えてお届けします。
インスピレーションのはじまり
「SAARI」とはフィンランド語で「小さな島」のこと。SAARIのインスピレーションは、葵さんが去年の冬の終わり頃、春のはじまりに見た地平線の景色からきています。
「手漕ぎボートに乗って、スタジオがあるヘルシンキ南部にあるハラッカ島へ行く途中に見た景色です。日の出の光で、海と空がとても美しい色に染まっていました。その状況をテキスタイルで表現したいと思いました。(葵さん)」
フィンランド湾に浮かぶ小さな島、ハラッカ。元々は化学研究所だった施設をヘルシンキ市が地元のクリエイター達のアトリエとして開放したアーティストハウスがあり、芸術の島としても知られています。自然豊かなハラッカ島での日々の瞬間が、インスピレーションの源になっているのですね。
自然の色の移ろいを映し出す
流れるようなカラーグラデーションが目を惹くSAARIのデザイン。自然が生み出す色の移ろいが繊細に表現されています。
「初めは小さな紙を色のついた水にディップして染めて、アイデアを作りました。そのあと、大きめの紙に水彩絵の具を使って筆でグラデーションの絵を描きました。何度も何度もその絵を描いていくうちに、このデザインが生まれました。」
リネン特有のざっくりとした風合いと織りの凹凸がSAARIのデザインと重なり合い、揺れる水面や澄んだ空気を、見て、触って、感じられるテキスタイルに仕上がりました。
フィンランドの情景を暮らしの中に
サイズは、ブランケットやバスタオルにおすすめな95x180cmと、フェイスタオルやキッチンタオルにちょうど良い48x70cmの2展開。カラーは、rose-blueとwhite-blueがあります。一枚のアートを飾るように、タペストリーとして壁に掛けたり、間仕切りとして使うのも素敵ですね。
「大きいサイズと小さいサイズのタオルがありますが、同じデザインでも雰囲気が全く違うと思います。家じゅうに地平線が広がっていくように、日々の暮らしのさまざまな場で使ってほしいと思っています。」
表参道店では今、SAARIをはじめ、SADE、JOKIなど、葵さんがデザインしたテキスタイルをクローズアップして展示しています。
フィンランドの自然が生み出す、輝く瞬間を切り取ったデザインが魅力の葵さんのテキスタイル。これからはじまる夏の暮らしに、フィンランドの景色を取り入れてみませんか。