Recipe|Close to Nature〈01.新じゃがで作るディルポテト〉
自然を身近に感じるライフスタイルを発信するMitsou(みつ)さんが、日常をフィンランドライクにするちょっとしたアイデア&料理をシェアするこちらのコラム。二日目はフィンランド料理に無くてはならないハーブ、ディルを使ったレシピの登場です。
昨日のコラムでご紹介したディル。フィンランドの人々がこよなく愛する、北欧を代表するハーブです。
今日はそのディルを使ったレシピをご紹介します。びっくりするほど簡単なのに、普段食べ慣れた日本の味とはひと味違う、まさに北欧の味。フィンランドの現地の人々も大好きなじゃがいもとディルの組み合わせ、ディルポテトです。
春先になると出回る新じゃが。日本ではそろそろ、お店に新じゃがが並びはじめる頃ですね。新じゃがは薄い皮が特徴の冬植えのじゃがいもです。通常のじゃがいもは地上部の茎や葉が枯れるまで完熟させる皮が厚めの貯蔵に向くタイプなのに対して、新じゃがは貯蔵向きではない代わりに、皮まで食べられるのが特徴です。ビタミンCが豊富に含まれていて、皮ごと食べられるので栄養を無駄なく摂ることができます。
フィンランドでも、春の訪れと共に新じゃがが食卓にあがります。そんな時、人々が新じゃがの美味しさをシンプルに味わうのがこのレシピ。ディルの爽やかでほろ甘苦い風味と、新じゃがの旨みや食感がとてもよく合います。
●新じゃがで作るディルポテト
【材料】2人分
新じゃが 4~5個
塩 大さじ2
ディル ひと枝
お好みでガーリックパウダーや黒胡椒(適量)
【作り方】
1:小鍋に重ならない程度に皮のままの新じゃがをいれ、水をかぶるくらい入れます。塩を加え、火にかけます。
2:沸騰したら中に火が通るまで5〜8分ほど煮ます。そのあいだ、ディルを水洗いし適当な大きさにちぎっておきます。
3:中まで火が通ったら一口大に切り、ディルの葉と和えます。茹でるときに加えた塩でほんのり味がついていますが、足りない場合は塩を足したり、お好みでガーリックパウダーや黒胡椒を振るのも美味しいです。
*作る際のポイント*
じゃがいもはお湯から茹でると、中まで火が通りにくく煮崩れしやすいので、水から茹でるのが◎です。ディルはあまり細かくちぎってしまうと見た目がよくないので、すこし大きめにちぎる方が見た目も味もいいです。新じゃがも皮を剥かずにそのまま味わうことで、栄養もしっかり摂れるだけでなく時短にも。
シンプルでさまざまな広がりのあるディルポテト。ぜひディルと新じゃがが手に入ったら試してみてくださいね。
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