道に倒れて煉獄さんの名を呼び続けた事はありますか?
「己の弱さや不甲斐なさに
どれだけ打ちのめされようと
心を燃やせ
歯を食いしばって前を向け」
吾峠呼世晴『鬼滅の刃』集英社
煉獄さん…
燃えたよ
真っ白に…
真っ白い灰になったよ……
合格圏にたどり着いた証
それがはなまるだ
はなまるをもらってから
急に勉強するのが怖くなった
はなまるをもらえなかったら
どうしようと思っていた
勉強に身が入らなくなり
予備校に行くのが
ひどく億劫になった
………疲れた
もう頑張れない…
バーンアウトになりやすい人は
キャパ以上の結果を求められて育ったという
要因があるらしい
私そのものですね
ちなみに志望大はお茶大だった
お茶大の合格圏に入れたところで事きれて
私の編入試験は終わった
学内の掲示板に
編入の指定校推薦一覧が貼り出されていた
そのなかから
どこでもいいから入れる大学を探した
一応入りたいゼミがある大学を選んだが
お茶大とは難易度も知名度も
天と地ほどの差のある大学だった
よれよれの頭で書いた
志望理由書を提出して
終わった…
「本当にそこに行くの?」とか
「そこでいいの?」と編入仲間に聞かれた
もうそこでいいの…
今思えば失礼な事を言われたものだ
お茶大か指定校か
そんな極端な選択しかできなかったのは
脳が疲弊して
判断能力が落ちていたんだろう
燻って燃えずに終わる事なく
大きな炎を燃やして灰になった事は
私の誇りだ
よくやったと褒めてやりたい
きっと煉獄さんも「胸を張っていきろ」と
言ってくれると思う