年金狂詩曲
私は精神障害者年金を受給している
等級は1級
診断名はうつ病だ
リアルでこの話をすると
大抵ややこしくなるので
誰かに話す事はしない
受給してかれこれもう10年になる
今年は異常事態が起きた
これは誰かに知ってもらいたいほど
憤っているので
興味とお時間のある方は
是非読んでいただきたい
審査の更新年だったので
いつもどおり診断書をお願いして
精神保健福祉士からの聞き取り調査も受け
無事提出した
1月末の事だ
いつもなら3〜4ヶ月で審査の結果が出るのだが
待てど暮らせど葉書が来ない…
その頃すでに提出から半年以上経過していた
…おかしい‼︎
そう思ってかかりつけの病院の
精神保健福祉士に電話をした
「レナさんそれはちょっとおかしいです!
年金事務所と、あとは重度もあるから
市役所にも電話してみてください」
どうやら精神保健福祉士以下PSWにも
何の報せもないようだ
年金事務所に電話をしてみると
驚きの事実を告げられた
「今年はコロナの関係で、
審査ができません。
今年中は今の等級での額が振り込まれますが、来年は切れます。
次の審査は来年ですが、いつとは明言できません。」
ーーーーーはぁ?
コロナで大変なんだろうけど
なんで私の年金の受給が切れることに
関係あるの?
そんな大事な事を今まで報せなかったのは
何故…?
動揺をすっかり隠せないまま
市役所に電話した
先方は年金事務所に確認して
折り返し電話をくれた
重度医療給付は
11月末日で切れることになった
重度医療給付とは
障害年金1級の者は医療費が還付される仕組みの事だ
12月から月額18,000円の医療費を
貯金から捻出していく事になる
これは結構キツい事だ
なぜなら私は働けないから…
決まった事とはいえ
納得しきれないまま時間は流れていった
医療費が還付されるうちに
治療に時間がかかるであろう
歯科を受診したりしていた
11月になり
来年の審査がいつ頃になるか聞こうと
また年金事務所に電話をした
3ヶ月あればなにかしら話は進むだろう
そう思ってだった
電話口で3ヶ月前に聞いたことを告げ
審査はいつになるか決まったのかと聞いた
「まだ審査の時期は決まってません。
でも、診断書を出したんなら
受給停止にはなりません。」
ゆるふわな口調でそう告げられた
「そんな大事な事なのに、どうして葉書1枚よこしてくれないんですか?」
穏やかだが確かに憤りを覚えた声だったと思う。
「はあ………。」
ゆるふわ事務員は
それ以上何も言わなかった
私は不機嫌になり黙って電話を切った
こんなに
年金事務所に何度も電話したことは
今までない
毎回ひどく疲れるやりとりをした気がする…
12月に入り
やっと審査の遅れと受給停止にはならないという葉書が届いた
年金事務所に言いたい
・大事な事はすぐに葉書を出せ
・コロコロ決定事項が変わるなら
「今の時点では〜〜です」と言え
受給者の不安を煽るな
徒労だった…
疑問を持って電話しなければよかったのだろうか?